トッテナム、VARに救われる形で勝ち点獲得もリーグ戦5戦未勝利《プレミアリーグ》

2019.11.10 01:57 Sun
Getty Images
トッテナムは9日、プレミアリーグ第12節でシェフィールド・ユナイテッドと対戦し、1-1で引き分けた。
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今季はここまで3勝3分け4敗と黒星が先行しているトッテナム。前節のエバートン戦は、後半アディショナルタイムに同点弾を浴び、リーグ戦4試合未勝利に。それでもこの3日前に行われたチャンピオンズリーグのツルヴェナ・ズヴェズタ戦は4-0で快勝し、リーグ5試合ぶりの勝利に向けて弾みをつけた。そのツルヴェナ戦からのスタメン変更は1人のみとなったトッテナムは、立ち上がりは相手に立て続けにシュートを許す。ダイアーが与えた3分のFKの場面では、一度跳ね返したボールをバシャムに狙われるも、GKガッサニーガが弾き出す。10分にもフレックのシュートがガッサニーガを強襲をしたが、ここはしっかりキャッチで抑えた。
防戦を強いられるトッテナムがゴールに近づいたのは15分。デレ・アリを起点に右のオーリエへ展開すると、その折り返しにケインが飛び込んだが、難しいバウンドに歩幅が合わず、当たり損ねのシュートとなってしまった。

その後も攻めあぐねるトッテナムに対し、ブレイズは27分に左のスティーブンスのクロスにルンドストレームが飛び込む。シュートは上手く合わせられなかったが、アウェイチームが得点の雰囲気を感じさせる。さらに30分には、CKの流れから再びルンドストレームに絶好機。味方のマイナスのパスをダイレクトで狙ったが左ポストを叩いた。
守勢のトッテナムは後半に向けて、エンドンベレを下げてウィンクスを投入。それでも52分にムセにドリブルシュートでゴールを脅かされるなど、流れは引き続きブレイズに。

しかし迎えた58分、アタッキングサードで攻撃を組み立てるトッテナムは、デレ・アリがケインに繋ごうとしたパスがスティーブンスに当たると幸運にもゴール前のソン・フンミンの下へ。これを落ち着いて決めたトッテナムが劣勢の中で先制に成功した。

だが、先制からわずか2分後、相手のセンタリングで左から右へ揺さぶられたトッテナムは、スティーブンスのクロスに対応できず、マクゴールドリックに押し込まれ同点に追いつかれてしまう。しかしここでVARが発動。ビルドアップの際にブレイズの選手のつま先がわずかにオフサイドラインを越えていたとして、ゴールは取り消しとなった。

“真面目過ぎる”判定に天を仰いだブレイズだったが78分、再びトッテナムの左サイドを侵攻し、バルドックがクロスを供給。するとこれにアウト回転がかかっており、ボールは誰にも触れられることなくゴールに吸い込まれた。この場面でもVAR判定が行われたが、無事にゴールは認められた。

後半は2度のVARにより追加時間は6分と長めに取られた中、トッテナムは途中出場のモウラがゴールに迫るが追加点は奪えず試合終了。1-1の引き分けに終わり、リーグ戦5戦未勝利となった。

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