快勝の柏が首位堅持、3位・横浜FCの結果次第で明日にもJ1復帰へ! 岐阜の21位以下が確定…《J2》

2019.11.09 16:54 Sat
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明治安田生命J2リーグ第40節の2試合が9日に行われた。

三協フロンテア柏スタジアムで行われた柏レイソルvs鹿児島ユナイテッドFCは、ホームの柏が3-0で勝利した。

前節、大宮アルディージャとの上位対決に敗れJ1復帰がお預けとなった柏(1位/勝ち点75)が、残留を争う鹿児島(20位/勝ち点37)をホームで迎え撃った一戦。
試合はホームチームが開始早々にスコアを動かす。7分、相手陣内でのオルンガのボール奪取からショートカウンター発動。ボックス右に抜け出したクリスティアーノにボールを預けゴール前に走り込んだヒシャルジソンがクロスのこぼれ球をボレーで流し込み、待望の移籍後初ゴールとした。

幸先良くリードを手にした柏はそのまま相手を押し込むと、20分には左CKの場面でキッカーのクリスティアーノからの鋭いクロスがニアの相手DFに当たってファーに流れると、これを江坂が頭で合わせた。
その後も試合の主導権をがっちりと掴む柏は、前がかりなアウェイチームに対してオルンガ、クリスティアーノを起点とした鋭いカウンターが機能。幾度も3点目に迫るが、GKアン・ジュンスの好守もあって試合を決める得点とはならず。それでも、数少ないピンチもGK中村を中心にきっちり凌ぐ。

すると、後半に入った63分には左CKの場面でキッカーのクリスティアーノが入れた速いクロスに反応したボックス中央のオルンガが強烈なヘディングで合わせ、待望の3点目とした。

このゴールによって勝利を決定的なモノとした柏はリーグ最少失点を誇る守備陣がきっちりクリーンシートで試合をクローズ。前節、大宮戦の敗戦を払しょくする快勝を収め、2010シーズン以来2度目のJ2優勝に王手をかけた。なお、明日行われる試合で3位の横浜FC(勝ち点70)が引き分け以下に終わった場合、今節でのJ1復帰が決定する。

デンカビッグスワンスタジアムで行われたアルビレックス新潟vsFC岐阜は、ホームの新潟が2-0で勝利した。この結果、敗れた岐阜の21位以下が確定した。

前節、栃木SC相手の敗戦でJ1参入プレーオフ進出の可能性が潰えた新潟(11位/勝ち点55)と、徳島ヴォルティス相手の0-7の惨敗でJ2残留に向けて崖っぷちの岐阜(22位/勝ち点30)による一戦。

勝ち点3以外で2節を残して21位以下が確定する可能性が高い最下位の岐阜は、立ち上がりから馬場を起点に積極的な入りを見せる。

しかし、7分にはボックス手前右で渡邉新が入れたクロスをファーの堀米がダイレクトで折り返したボールをゴール前の本間が押し込み、ホームの新潟がファーストチャンスをゴールに結びつけた。

今節も守備の甘さを露呈した岐阜はすぐさま反撃を試みるが、全体を押し上げる動きが少なく攻撃に厚みを加えられず。逆に、相手にボールを握られてしまい、再三2点目に迫る決定機を許す。それでも、秋山や戸嶋、渡邉新らの決定機を久々の出場となったGKビクトルがビッグセーブで阻止。後半の反攻へ望みを繋げた。

しかし、試合は後半もホームの新潟が押し込む展開となると、48分には2カ月連続J2月間MVPに輝いたレオナルドに決定機もGKビクトルの好守に遭う。しかし、その後も押し込んだ中で64分には自陣からのロングボールのこぼれ球を拾ったレオナルドの落としから渡邉新が右足のシュートを放つと、これがゴールネットを揺らした。

前半に続く早い時間帯の失点でより厳しくなった岐阜は前田を諦めてジュニオール・バホスを投入。バホスの果敢な仕掛けを武器に徐々にシュートシーンを増やしていくアウェイチームだが、川西や馬場、村田らが決定機を決め切ることができない。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、4戦連続無得点で3連敗となった岐阜は2節を残して21位以下が確定。J3の上位争い次第でクラブ史上初のJ3降格が決定することなった。

◆明治安田生命J2リーグ第40節

▽11月9日(土)
アルビレックス新潟 2-0 FC岐阜
柏レイソル 3-0 鹿児島ユナイテッドFC

▽11月10日(日)
《14:00》
ツエーゲン金沢 vs ファジアーノ岡山
FC町田ゼルビア vs レノファ山口FC
水戸ホーリーホック vs 愛媛FC
栃木SC vs 大宮アルディージャ
ヴァンフォーレ甲府 vs アビスパ福岡
モンテディオ山形 vs V・ファーレン長崎
徳島ヴォルティス vs 横浜FC
《15:00》
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《16:00》
FC琉球 vs 京都サンガF.C.

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