【ラ・リーガ第13節プレビュー】熱狂のセビージャ・ダービー開催! 乾が白い巨人に挑む
2019.11.08 19:00 Fri
先週末に行われた第12節では首位のバルセロナが伏兵レバンテに金星を献上すると、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーの首都2強もそれぞれベティス、セビージャのアンダルシア勢と引き分け、暫定首位浮上のチャンスがあった3位のグラナダも敗れたため、上位陣総崩れの波乱の一節となった。
ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)が行われ、週明けには今年最後のインターナショナルマッチウィークに突入する今節では、アンダルシア熱狂のセビージャ・ダービーが開催される。
ここまで15位と厳しい序盤戦を過ごすベティスだが、前節サンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリー相手にゴールレスドローに持ち込むなど、直近1勝1分けと復調気配を漂わせる。その流れの中、ホーム開催となる今季最初のダービーでは目下得点ランキング2位タイの7ゴールを挙げるFWロレンや新戦力FWフェキルらアタッカー陣の活躍に期待したい。
一方、5位に付けるセビージャは前節アトレティコに1-1で引き分けてラ・リーガで2戦連続ドローも、7日に行われたELデュドランジュ戦をFWムニルのハットトリックの活躍などで5-2の大勝。2節を残してグループステージ突破を決めるなど、国内での停滞感を払しょくして敵地に乗り込む。同試合では積極的なターンオーバーを行っており、万全の状態で戦えそうだ。リーグワーストタイの21失点と守備面の粗が目立つホームチームに対しては、FWルーク・デ・ヨング、FWチチャリート、FWオカンポスなどキャラクターが異なるアタッカー陣の組み合わせ次第で大量ゴールも期待できそうだ。
セビージャ・ダービーと共に注目が集まるのは、MF乾貴士を擁する14位のエイバルと、2位のレアル・マドリーが対峙する一戦。開幕から大きく出遅れたエイバルだが、現在今季2度目の連勝中と復調傾向を見せる。その中で乾は前々節のビジャレアル戦で勝利に繋がる貢献を果たすも、直近のレガネス戦は攻撃面でクオリティーを欠きチームの勝利を素直に祝えない複雑な一戦となった。そのため、同試合での先発起用の可能性は五分五分と言ったところだが、レガネス戦のモヤモヤを振り払うアグレッシブな働きを期待したい。
また、首位のバルセロナは今節、クラブOBのオスカル・ガルシアを新指揮官に迎えた18位のセルタを相手に公式戦3試合ぶりの白星を目指す。前節、後半のわずか8分間で3失点を喫する拙い試合運びで格下レバンテ相手に今季3敗目を喫したバルセロナは、カンプ・ノウ開催となったCLスラビア・プラハ戦でも精彩を欠くパフォーマンスで0-0のドローに終わった。この2戦を通じて改めてFWメッシへの極度の依存、中盤の支配力の低下を露呈しており、今回のセルタ戦では周囲の批判を払しょくする、内容の伴った勝利が求められる。
バルセロナ同様にここ数試合低調なパフォーマンスが続く4位のアトレティコは、19位に低迷するエスパニョールを相手に公式戦4試合ぶりの白星を目指す。直近のCLレバークーゼン戦では0-2の状況から相手の退場によってFWモラタが一矢報いる公式戦5試合連続ゴールを決めたが、相変わらずの得点力不足、要所で耐え切れない守備と多くの課題が出ている。ラ・リーガでは連敗中も直近のELで6-0の大勝を飾っている油断できない相手に対して、前述の課題を克服して勝ち切ることはできるか。
最後に、前節のバジャドリー戦で5試合ぶりのスタメン出場を飾ったものの、見せ場なく0-3の敗戦を喫したマジョルカのFW久保建英は、今回の代表ウィークではA代表ではなくU-22日本代表に招集。いよいよ、東京五輪に向けてチームが本格始動を見せる中、難敵ビジャレアル相手に目に見える結果を残し、スッキリした気持ちで代表に合流したいところだ。
《ラ・リーガ第13節》
▽11/8(金)
《29:00》
レアル・ソシエダ vs レガネス
▽11/9(土)
《21:00》
アラベス vs バジャドリー
《24:00》
バレンシア vs グラナダ
《26:30》
エイバル vs レアル・マドリー
《29:00》
バルセロナ vs セルタ
▽11/10(日)
《20:00》
マジョルカ vs ビジャレアル
《22:00》
アスレティック・ビルバオ vs レバンテ
《24:00》
アトレティコ・マドリー vs エスパニョール
《26:30》
ヘタフェ vs オサスナ
《29:00》
ベティス vs セビージャ
ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)が行われ、週明けには今年最後のインターナショナルマッチウィークに突入する今節では、アンダルシア熱狂のセビージャ・ダービーが開催される。
ここまで15位と厳しい序盤戦を過ごすベティスだが、前節サンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリー相手にゴールレスドローに持ち込むなど、直近1勝1分けと復調気配を漂わせる。その流れの中、ホーム開催となる今季最初のダービーでは目下得点ランキング2位タイの7ゴールを挙げるFWロレンや新戦力FWフェキルらアタッカー陣の活躍に期待したい。
セビージャ・ダービーと共に注目が集まるのは、MF乾貴士を擁する14位のエイバルと、2位のレアル・マドリーが対峙する一戦。開幕から大きく出遅れたエイバルだが、現在今季2度目の連勝中と復調傾向を見せる。その中で乾は前々節のビジャレアル戦で勝利に繋がる貢献を果たすも、直近のレガネス戦は攻撃面でクオリティーを欠きチームの勝利を素直に祝えない複雑な一戦となった。そのため、同試合での先発起用の可能性は五分五分と言ったところだが、レガネス戦のモヤモヤを振り払うアグレッシブな働きを期待したい。
一方、前節決定力を欠きベティスとホームでゴールレスドローとなったレアル・マドリーだが、直近のCLガラタサライ戦では18歳の新星FWロドリゴの移籍後初のハットトリックなど、今季最多の6ゴールを挙げて圧勝。決勝トーナメント進出に大きな一歩を進めると共に、公式戦4試合連続クリーンシートと守備面での安定感も出てきている。ただ、昨年の同時期に行われたイプルーアでの前回対戦では屈辱的な0-3の惨敗を喫しており、油断せずに戦いたい。
また、首位のバルセロナは今節、クラブOBのオスカル・ガルシアを新指揮官に迎えた18位のセルタを相手に公式戦3試合ぶりの白星を目指す。前節、後半のわずか8分間で3失点を喫する拙い試合運びで格下レバンテ相手に今季3敗目を喫したバルセロナは、カンプ・ノウ開催となったCLスラビア・プラハ戦でも精彩を欠くパフォーマンスで0-0のドローに終わった。この2戦を通じて改めてFWメッシへの極度の依存、中盤の支配力の低下を露呈しており、今回のセルタ戦では周囲の批判を払しょくする、内容の伴った勝利が求められる。
バルセロナ同様にここ数試合低調なパフォーマンスが続く4位のアトレティコは、19位に低迷するエスパニョールを相手に公式戦4試合ぶりの白星を目指す。直近のCLレバークーゼン戦では0-2の状況から相手の退場によってFWモラタが一矢報いる公式戦5試合連続ゴールを決めたが、相変わらずの得点力不足、要所で耐え切れない守備と多くの課題が出ている。ラ・リーガでは連敗中も直近のELで6-0の大勝を飾っている油断できない相手に対して、前述の課題を克服して勝ち切ることはできるか。
最後に、前節のバジャドリー戦で5試合ぶりのスタメン出場を飾ったものの、見せ場なく0-3の敗戦を喫したマジョルカのFW久保建英は、今回の代表ウィークではA代表ではなくU-22日本代表に招集。いよいよ、東京五輪に向けてチームが本格始動を見せる中、難敵ビジャレアル相手に目に見える結果を残し、スッキリした気持ちで代表に合流したいところだ。
《ラ・リーガ第13節》
▽11/8(金)
《29:00》
レアル・ソシエダ vs レガネス
▽11/9(土)
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アラベス vs バジャドリー
《24:00》
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▽11/10(日)
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