ペップの“ダイバー発言”にマネが粋な反応 「PKがもらえるならまたやる」

リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネがマンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督の“ダイバー発言”について粋な返しを見せた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。

グアルディオラ監督は、2日に行われたサウサンプトン戦の試合後会見の場で次節の対戦チームのマネについて、「ときどき」と断りを入れながらもダイバー呼ばわりし牽制を入れた。

これに対して、リバプールのユルゲン・クロップ監督は、「PKに値しなかったかもしれないが、接触はあった。わざと相手の足を飛び越えて倒れたわけじゃない」と反論。すると、グアルディオラ監督は「サディオ・マネがそういう選手だと言うつもりはなかった。おそらく私が間違っていた」と、弁明する事態となっていた。
一連の流れを受けて、マネは自身にかけられたダイバー疑惑に言及。敵将からの牽制にジョークを交えた粋な返しを見せた。

「“ダイブ”がPKになるなら、またやるよ。なぜダメなの? だけど、ユルゲン(・クロップ)が言ったことは正しいよ。僕はダイブをしていない」「(アストン・ビラ戦では)確かに接触はあった。たぶん、あれはPKではなかったと思うし、実際審判は与えなかった。代わりに僕に対してイエローカードを提示したよね。正直なところ、あの判定について何も気にしていないよ」

「ただ、今後もやり続けたいと思っているよ。その結果、PKが与えられればPKだと思うし、PKではないと判断されれば、そういうことさ。ただ、そういった判定によって自分のやり方やプレースタイルが変わることはないよ」

「個人的に審判の注意を喚起する彼(グアルディオラ)は少し賢いと思うけど、僕は普段通りにプレーするだけだよ。彼の発言を気にすることはないよ。そういう駆け引きも含めてフットボールのひとつさ」

「あの発言が僕に影響を与えることはないよ。実際、彼のコメントを見たけど、ポジティブな気持ちになっただけだよ」

グアルディオラ監督の牽制を巧みにいなしたマネだが、10日に迫るプレミアリーグ第12節、2位・シティとの直接対決に向けて高いモチベーションを示している。

「面白い試合になるよ。それはビッグマッチだ。誰もがこの試合の意味を理解しているし、興奮しているね。こういった類の試合はいつでも刺激的なものだし、僕たちは楽しみにしているんだ」

「確かに(優勝に向けた)最大のテストのひとつだと言えるけど、その相手がシティだけだとは言えないよ。アストン・ビラ戦がどんな内容だったかみんなが見たと思うし、レスター・シティ戦も同様にタフな試合だった」

「だから、今シーズン僕たちはすでに幾つかのビッグマッチを戦ったと思うし、シティ戦も同様に大事な試合になるはずさ」

「ポジティブな結果を得ることがとても重要だね。最初の1秒から最後の1秒まで戦う準備はできているよ。とにかく、勝利のために全力を注ぐつもりだ」