【J1ピックアッププレビュー】崖っぷちのルヴァン王者、中3日の広島を迎撃《川崎Fvs広島》
2019.11.01 22:25 Fri
10月26日に行われたYBCルヴァンカップ決勝で、北海道コンサドーレ札幌をPK戦の末に破り、悲願の初優勝を手にした6位・川崎フロンターレ(勝ち点48)。歓喜から束の間、戦いの舞台はすぐさまリーグ戦へ。11月2日に行われる明治安田生命J1リーグ第30節で、本拠地・等々力陸上競技場に4位・サンフレッチェ広島(勝ち点51)を迎撃。優勝の可能性もわずかに残す両者によるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権争いの生き残りを懸けた直接対決だ。
◆ルヴァン王者に訪れた試練~川崎フロンターレ~
死闘を制してカップ王者に輝いた川崎Fだが、すぐさま試練が訪れる。前節のガンバ大阪戦では、一度、逆転したなかで追いつかれて2-2のドロー。残り5試合を残して、首位の鹿島アントラーズ(勝ち点59/今節消化済み)との勝ち点差は「11」、ACL出場圏内の3位・横浜F・マリノス(勝ち点55)との勝ち点差は「7」に。3連覇はおろか、ACL出場も厳しい状況に置かれている。
さらに台所事情も苦しい。MF家長昭博とDF車屋紳太郎が累積警告、DF谷口彰悟がルヴァンカップ決勝での退場により今節出場停止に。DF馬渡和彰、MF守田英正の負傷も発表された。特に気がかりなのは最終ライン。DF奈良竜樹の復帰が濃厚な中、鬼木達監督がどのようなメンバーをピッチに送り込むか注目だ。今の川崎Fに出来ることは5試合を全勝するのみ。カップ戦を制した勢いそのままに、わずかな可能性を残す逆転優勝とACL出場に向けて突き進めるか。
◆5戦無敗で加速なるか~サンフレッチェ広島~
対する広島も正念場を迎える。前節の清水エスパルス戦を2-1で勝利して連勝を飾ったものの、浦和の決勝進出により前倒しで開催された10月29日の試合では、相手オウンゴールで追いつく1-1とラッキーな形でドローに。現在、首位との勝ち点差は「8」、3位との勝ち点差は「4」。残り4試合でのトップ3フィニッシュへポイントロスが許されない状況だ。
中3日での一戦に加え、古巣戦のMFハイネルが累積警告により出場停止という懸念材料も。また、これまで堅守を武器としながら、直近5試合で8失点という数字は気になるところ。疲労を抱えているとはいえ、どれだけ守備の強度を保てるかが川崎F戦でのテーマとなる。次戦には首位・鹿島との直接対決も控えているだけに、カップ戦王者を叩いて5戦無敗のまま勢いに乗りたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
GK:新井章太
DF:マギーニョ、奈良竜樹、山村和也、登里享平
MF:田中碧、大島僚太
MF:脇坂泰斗、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
出場停止:車屋紳太郎、谷口彰悟、家長昭博
苦しい台所事情を強いられる中、奈良が4月23日のACL・蔚山現代戦以来の復帰が濃厚。シーズンの大半をケガで過ごしたファイターがチームの窮地を救えるか注目だ。トップ下にはMF中村憲剛、1トップにはFW小林悠と途中出場でルヴァンカップ優勝に貢献した二人が先発することを予想する。
◆サンフレッチェ広島[3-4-2-1]
GK:大迫敬介
DF:野上結貴、荒木隼人、佐々木翔
MF:エミル・サロモンソン、青山敏弘、稲垣祥、柏好文
MF:川辺駿、森島司
FW:ドウグラス・ヴィエイラ
監督:城福浩
出場停止:ハイネル
出場停止となったハイネルの位置には、エミル・サロモンソンが入る見込み。5カ月ぶりとなる先発で右サイドを制圧できるか。最前線は前回対戦で1ゴールを記録したFWドウグラス・ヴィエイラが務める。万全ではない相手最終ラインの隙をつけるか。
【注目選手】
◆MF中村憲剛(川崎フロンターレ)
◆MF森島司(サンフレッチェ広島)
◆川崎Fは同カードでのホーム戦で連敗なし
6位・川崎Fと4位・広島による勝ち点「3」差の上位対決。等々力陸上競技場での同カードでは直近4試合2勝2敗と互角だ。前回の川崎Fホームでの一戦では、0-1で広島が勝利。しかし、同シチュエーションでのこれまでの19試合で川崎Fは連敗を喫したことがなく、黒星の次には必ず勝利している。
データ通り、川崎Fがきっちりと勝利を収めるか。それとも広島がアウェイで初の連勝を飾るか。川崎Fvs広島。両者の試合は2日の15時5分にキックオフを迎える。
◆ルヴァン王者に訪れた試練~川崎フロンターレ~
死闘を制してカップ王者に輝いた川崎Fだが、すぐさま試練が訪れる。前節のガンバ大阪戦では、一度、逆転したなかで追いつかれて2-2のドロー。残り5試合を残して、首位の鹿島アントラーズ(勝ち点59/今節消化済み)との勝ち点差は「11」、ACL出場圏内の3位・横浜F・マリノス(勝ち点55)との勝ち点差は「7」に。3連覇はおろか、ACL出場も厳しい状況に置かれている。
さらに台所事情も苦しい。MF家長昭博とDF車屋紳太郎が累積警告、DF谷口彰悟がルヴァンカップ決勝での退場により今節出場停止に。DF馬渡和彰、MF守田英正の負傷も発表された。特に気がかりなのは最終ライン。DF奈良竜樹の復帰が濃厚な中、鬼木達監督がどのようなメンバーをピッチに送り込むか注目だ。今の川崎Fに出来ることは5試合を全勝するのみ。カップ戦を制した勢いそのままに、わずかな可能性を残す逆転優勝とACL出場に向けて突き進めるか。
◆5戦無敗で加速なるか~サンフレッチェ広島~
対する広島も正念場を迎える。前節の清水エスパルス戦を2-1で勝利して連勝を飾ったものの、浦和の決勝進出により前倒しで開催された10月29日の試合では、相手オウンゴールで追いつく1-1とラッキーな形でドローに。現在、首位との勝ち点差は「8」、3位との勝ち点差は「4」。残り4試合でのトップ3フィニッシュへポイントロスが許されない状況だ。
中3日での一戦に加え、古巣戦のMFハイネルが累積警告により出場停止という懸念材料も。また、これまで堅守を武器としながら、直近5試合で8失点という数字は気になるところ。疲労を抱えているとはいえ、どれだけ守備の強度を保てるかが川崎F戦でのテーマとなる。次戦には首位・鹿島との直接対決も控えているだけに、カップ戦王者を叩いて5戦無敗のまま勢いに乗りたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains, LTD.
GK:新井章太
DF:マギーニョ、奈良竜樹、山村和也、登里享平
MF:田中碧、大島僚太
MF:脇坂泰斗、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
出場停止:車屋紳太郎、谷口彰悟、家長昭博
苦しい台所事情を強いられる中、奈良が4月23日のACL・蔚山現代戦以来の復帰が濃厚。シーズンの大半をケガで過ごしたファイターがチームの窮地を救えるか注目だ。トップ下にはMF中村憲剛、1トップにはFW小林悠と途中出場でルヴァンカップ優勝に貢献した二人が先発することを予想する。
◆サンフレッチェ広島[3-4-2-1]
(C)CWS Brains, LTD.
GK:大迫敬介
DF:野上結貴、荒木隼人、佐々木翔
MF:エミル・サロモンソン、青山敏弘、稲垣祥、柏好文
MF:川辺駿、森島司
FW:ドウグラス・ヴィエイラ
監督:城福浩
出場停止:ハイネル
出場停止となったハイネルの位置には、エミル・サロモンソンが入る見込み。5カ月ぶりとなる先発で右サイドを制圧できるか。最前線は前回対戦で1ゴールを記録したFWドウグラス・ヴィエイラが務める。万全ではない相手最終ラインの隙をつけるか。
【注目選手】
◆MF中村憲剛(川崎フロンターレ)
(C)CWS Brains, LTD
川崎Fのキープレーヤーは中村だ。ルヴァンカップ決勝では途中出場し、右CKから土壇場同点ゴールのきっかけを作ったバンディエラ。悲願の初優勝を成し遂げて迎えた10月31日には39歳になった。それから初めて迎える一戦。勝利に導く活躍で30代最後の年を良いスタートで迎え、目標達成へ望みを繋げられるか。◆MF森島司(サンフレッチェ広島)
(C)J.LEAGUE
対する広島の注目選手はMF森島司だ。プロ4年目を迎えた若き司令塔は今シーズン、ついに台頭。優れた攻撃性能を発揮し、ここまで公式戦28試合4ゴール13アシスト。広島に欠かせない選手へと一気に上り詰めた。前回対戦では3ゴール全てに絡む大活躍。今節も王者・川崎Fの脅威となれるか。同じ東京五輪世代のMF田中碧とのマッチアップにも注目が集まる。◆川崎Fは同カードでのホーム戦で連敗なし
6位・川崎Fと4位・広島による勝ち点「3」差の上位対決。等々力陸上競技場での同カードでは直近4試合2勝2敗と互角だ。前回の川崎Fホームでの一戦では、0-1で広島が勝利。しかし、同シチュエーションでのこれまでの19試合で川崎Fは連敗を喫したことがなく、黒星の次には必ず勝利している。
データ通り、川崎Fがきっちりと勝利を収めるか。それとも広島がアウェイで初の連勝を飾るか。川崎Fvs広島。両者の試合は2日の15時5分にキックオフを迎える。
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