スモーリング、ローマで覚醒の兆し見せるも来夏ユナイテッド復帰が既定路線か

2019.10.29 18:15 Tue
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドからローマにレンタル移籍中の元イングランド代表DFクリス・スモーリング(29)は、現時点では来夏のユナイテッド復帰が既定路線となっているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。
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今夏、ユナイテッドからレンタル料300万ユーロ(約3億6000万円)の1年間のレンタル移籍でローマへ加入したスモーリング。ユナイテッドがDF史上最高額でイングランド代表DFハリー・マグワイアを獲得し、イングランド人DFアクセル・トゥアンゼベがレンタルから復帰した影響でチーム内での序列が下がり、出場機会を求めて移籍を決断した格好となった。そのスモーリングは今シーズン、ここまで公式戦6試合に出場し好パフォーマンスを披露している。イギリス『squawka』が伝えるところによると、9月29日に行われたセリエA第6節レッチェ戦では、100パーセントの空中戦勝率(7/7)、タックル成功率(2/2)に加え、チーム最多のボールリカバリー(10)、シュートブロック(2)、インターセプト(2)を記録するなどマン・オブ・ザ・マッチのパフォーマンスでウノゼロの勝利に貢献していた。
新たなDFリーダーとして存在感を示しているスモーリングは、以前に「クラブも幸せになれるんだったら、イタリアでの将来を真剣に考える必要がある」とコメントしており、ローマでの長期滞在を希望している。

そのため、今夏の契約に買い取りオプションが付けられていないこともあり、先日には完全移籍での買い取りを望むローマ主導の下、両クラブ間での交渉が行われたとの報道が出ていた。しかし、『スカイ・スポーツ』は現時点でスモーリングに関していかなる話し合いも行われていないと主張している。
また、イギリス『ミラー』が伝えるところによれば、ユナイテッドは“守備の国”で覚醒の兆しを見せているスモーリングのパフォーマンスを注視しており、純粋な戦力としての復帰の可能性やより高額な売却益を見込んで来夏まで交渉を先送りにしたい考えがあるようだ。

なお、ユナイテッドとスモーリングの現行契約は2022年夏までとなっており、ローマで覚醒の兆しを見せているスモーリングだが、今後の去就に関しては自身のパフォーマンスや今後のクラブの成績次第といったところか。


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