紙吹雪で15分遅れスタートの“スーペル・クラシコ”はボカが勝利も2戦合計でリーベルが決勝へ《コパ・リベルタドーレス》

2019.10.23 19:21 Wed
Getty Images
南米のクラブ王者を決める大会であるコパ・リベルタドーレスの準決勝2ndレグが現地時間22日に行われた。

アルゼンチンの名門クラブである、ボカ・ジュニアーズvsリーベル・プレートの一戦は1-0でボカが勝利。しかし、2戦合計1-2でリーベル・プレートが決勝へ駒を進めた。

ボカの本拠地であるラ・ボンボネーラで行われた一戦。“スーペル・クラシコ”として知られる試合だが、ボカのサポーターが紙吹雪を巻いたために15分遅れで試合はスタートした。
元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスやベンフィカで長年プレーしたアルゼンチン代表MFエドゥアルド・サルビオらを起用したボカは、今夏加入した元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシがベンチスタートとなった。

試合は、1stレグを2-0で落としているボカが立ち上がりからリーベルゴールに迫る。9分にはクロスボールの流れたところを、ボックス内左で待ち構えたラモン・アビラがダイレクトボレー。しかし、これはサイドネットを揺らす。
21分には後方のクロスをボックス内で競り合うと、こぼれ球をサルビオが決めるも、直前の競り合いでハンドがあったとしてノーゴールとなる。

44分にはボカにビッグチャンス。右CKからのボールが流れると、最後はリーベルのDFエンツォ・ペレスがクリアするとボールはゴールへ。しかし、GKフランコ・アルマーニが間一髪セーブし、ゴールとはならない。

前半をゴールレスで終えた試合は、後半もボカのペースで進む。しかし、リーベルの堅い守備の前に決定機を作りながらもスコアを動かせず。一方で、リーベルも攻め手を欠き、遠目からのシュートに終始する。

スコアが動いたのは80分。相手陣内でFKを獲得したボカは、ゴール前に上がったクロスを最後はウルタードが押し込み先制。しかし、その後は得点を奪えず、1-0で勝利したものの、2戦合計2-1でリーベルが決勝に進出した。

なお、もう1試合はグレミオとフラメンゴのカードとなっており、1stレグは1-1のドロー。2ndレグはフラメンゴのホームで現地時間23日に行われる。

ボカ・ジュニアーズ 1-0(AGG:1-2) リーベル・プレート
【ボカ・ジュニアーズ】
ウルタード(後35)

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