未だ不発のアザール、批判受け入れるも巻き返しに意欲! 「バウンスバックにはゴールかアシストが必要」

レアル・マドリー加入以降、思うような活躍を見せられていないベルギー代表MFエデン・アザールが、現在のコンディションや自身に対する批判について率直に語った。スペイン『マルカ』がクラブ・ブルージュ戦の前日会見のコメントを伝えた。今夏、7年間在籍したチェルシーに別れを告げ、念願のマドリー移籍を果たしたアザール。しかし、ここまでは公式戦4試合でゴールはおろかアシストも記録できておらず、推定1億ユーロ(約117億7000万円)+ボーナスという高額な移籍金に見合った活躍を見せられていない。その中で10月1日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)グループA第2節のクラブ・ブルージュ戦に向けた公式会見に出席した同選手は、ここまで周囲からの期待に応えられていない事実を認めながらも今後の巻き返しに自信を示している。
「状態はいいよ。多くの人たちが僕により多くのものを期待していることは理解している。僕自身同じ気持ちだからね」

「改善の余地があることを理解しているし、僕は自分こそ最も厳しい批評家であると思っているんだ。ただ、僕たちは毎日努力を続けることで成長していくものだろう」「ケガの影響で少し出遅れたかもしれないけど、今は100パーセントの準備ができているよ。そして、次の試合に向けてベストを尽くしたい」

その一方で、プレシーズンの時期から指摘されていたオーバーウエイトに関する質問に関しては明言を避けている。

「自分が十分に強いと感じているし、個別トレーニングは計画してこなかったよ。ベストを尽くす必要があることを理解しているし、すべての面で問題はないと思っている。正直、100パーセントの準備ができていると思うよ」

「さっきもも言ったように、もうケガしていないし、あとはゴールを決めて決定的な仕事をするだけだと思っている。ゴールを決めたり、うまくプレーできれば、すべてのことは簡単に運ぶはずさ」

「とにかく、バウンスバックにはゴールかアシストが必要だね」

また、スペインではイングランドに比べて自チームに対して批判的なファンが多いことで知られているが、アザールはその厳しいファンに対して自身の価値をプレーで証明したいと考えている。

「最初のプレゼンテーションで言ったように僕はまだギャラクティコ(スーパースター)じゃない。ここでは実力を証明しなければならない立場にあると思っている。多くの人たちは過去にこのクラブで7番を付けていた選手たちのことをよく知っていると思う。だから、僕自身も世界一の選手になれることを証明する必要があるんだ。自分の力に疑いはないし、自分自身を信じているんだ」