ローマに痛手…MFペッレグリーニが右足の第5中足骨を骨折…
2019.09.30 22:40 Mon
ローマは30日、イタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニが右足第5中足骨の骨折と診断されたことを発表した。
ペッレグリーニは29日に行われたセリエA第6節のレッチェ戦(1-0で勝利)に先発出場。だが、後半半ばに右足の痛みを訴えていた同選手はMFニコロ・ザニオーロとの交代で70分にピッチを後にしていた。
そして、試合翌日の朝にクラブのメディカルスタッフの下で精密検査を受けた結果、右足第5中足骨の骨折が判明した。なお、ペッレグリーニは10月1日に矯正手術を受け、その経過を見てクラブが正式な復帰時期を明らかにする予定だ。
パウロ・フォンセカ新監督の下、セントラルMFとトップ下を主戦場にここまでセリエA全試合に出場していたペッレグリーニは4アシストを記録するなどチームの中心選手として活躍していた。
現時点で詳しい離脱期間は不明だが、少なくとも1カ月以上の離脱になることは濃厚だ。
ペッレグリーニは29日に行われたセリエA第6節のレッチェ戦(1-0で勝利)に先発出場。だが、後半半ばに右足の痛みを訴えていた同選手はMFニコロ・ザニオーロとの交代で70分にピッチを後にしていた。
そして、試合翌日の朝にクラブのメディカルスタッフの下で精密検査を受けた結果、右足第5中足骨の骨折が判明した。なお、ペッレグリーニは10月1日に矯正手術を受け、その経過を見てクラブが正式な復帰時期を明らかにする予定だ。
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