北アイルランド代表CBマコーリーが39歳で現役引退…WBAで活躍したリーグ屈指のエアバトラー

2019.09.30 17:00 Mon
Getty Images
北アイルランド代表DFガレス・マコーリー(39)が30日、自身の公式SNSを通じて現役引退を発表した。
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昨シーズン限りでレンジャーズとの契約が終了しフリーとなっていたマコーリーは30日、自身の公式『ツイッター(@G23mcauley)』を通じて、23年のプロキャリアに終止符を打ったことを明かした。「多くの人たちから今後のプランについて聞かれていたから、今こそ現役引退を決断したことを公にするのに適切な時期だと考えたんだ」
「個人的に23年目となった昨シーズンがプレーヤーとして戦う最後のシーズンになると考えていたし、今がスパイクを脱ぐ適切なタイミングだと思っているよ」

「初めてボールを蹴ったときからいつでも試合を愛していた。同時に勝ちたいという欲求も持ち続けてきたよ。自分のキャリアを通じて実現してきたすべてのことを誇りに思う。そして、北アイルランド、イングランド、スコットランドで素晴らしい対戦相手とプレーできたことを誇りに思うよ。同時に自分の国を代表してプレーしてきた14年間についてもね」
「リンフィールドからスタートしたキャリアの中でWBAではプレミアリーグでプレーする野望も実現できた。最後の移籍では、子供の頃に好きだったレンジャーズと契約するという特別な瞬間も味わうことができた」

「あの青いユニフォームを着ることは僕にとって世界を意味する。だけど、北アイルランドの緑のユニフォームを着ることは僕のプライドを溢れるほどに満たしてくれた」

「あのユニフォームを着て80試合に出場し9ゴールを決めることができた。いつでもプレーを楽しむことができたし、多くの人からのサポートに対して永遠に感謝し続けると思う」

「今は妻のフラン、息子のボビー、娘のアレクシスと一緒に長年経験できなかった幾つかのことを楽しみたいと思っているよ」

母国北アイルランドのリンフィールドでプロデビューしたマコーリーは、これまでリンカーンやレスター・シティ、イプスウィッチなどでのプレーを経て、2011年にWBAに加入。

2011-12シーズンにプレミアリーグデビューを果たすと、191cmの長身と屈強なフィジカル、闘争心を武器にリーグ屈指のエアバトラーとして長年同クラブの最終ラインを支えてきた。2016-17シーズンにはキャリアハイの6ゴールを記録するなど、在籍7年間でリーグ戦203試合15ゴールの数字を残していた。

その後、WBAのチャンピオンシップ(イングランド2部)降格に伴い、昨夏にはスティーブン・ジェラード監督率いるスコットランドの名門レンジャーズに移籍し、昨季はリーグ戦7試合に出場していた。

2005年にデビューを飾った北アイルランド代表では、通算80試合に出場し9ゴールを記録。自身初の大舞台となったユーロ2016ではグループステージのウクライナ代表戦で、チームを国際主要大会初勝利に導く決勝点を記録。その一方で、ラウンド16のウェールズ代表戦では敗退に繋がる不運なオウンゴールも献上していた。

また、今年初めには北アイルランド代表での功績が認められ、大英帝国勲章を授与されていた。

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