王者シティやアーセナル、吉田セインツが快勝! スパーズが4部相手に屈辱敗退…《EFLカップ》

2019.09.25 06:17 Wed
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EFLカップ(カラバオカップ)3回戦の8試合が24日に行われた。
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今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)参戦組の初戦となる3回戦。大会2連覇中の王者マンチェスター・シティは敵地でチャンピオンシップ(イングランド2部)のプレストン・ノースエンドと対戦し、3-0で快勝した。
直近のリーグ戦でワトフォードに8-0の記録的大勝を収めたシティは、その試合からシルバ、ベルナルド・シウバの2選手を除く先発9人を変更。17歳DFハーウッド=ベリスをトップデビューさせたほか、GKブラーボ、アンヘリーニョ、エリック・ガルシア、フォーデン、カンセロが今季初先発を飾った。

戦前の予想通り、敵地でも立ち上がりから相手を押し込み続けるシティは幾つかの決定機を作った後の20分、ハーフウェイライン付近でE・ガルシアの縦パスを受けたスターリングが見事なドリブル突破でボックス内まで運んで右足シュート。DFに当たってコースが変わったこのシュートがゴールネットを揺らす。幸先良く先制に成功したシティはさらに攻勢を強めると、31分にはシルバ、スターリングと中央で繋ぎ最後はボックス左に抜け出したガブリエウ・ジェズスの冷静なフィニッシュで追加点。前半終了間際の42分にはシルバの折り返しが相手DFのオウンゴールを誘い、前半のうちに試合を決めた。
迎えた後半は完全に省エネモードに入ったシティは危なげなく試合をコントロール。反撃に打って出る相手の攻撃もE・ガルシアを中心とした若手急造最終ラインがきっちり跳ね返していく。その後、アンヘリーニョ、シルバ、スターリングと主力を下げてベルナベらをピッチに送り込んだアウェイチームはこのまま3-0で試合をクローズ。3連覇に向けた今季EFLカップ初戦を快勝で飾った。

◆スパーズが4部相手に屈辱の敗退…
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一方、コルチェスターvsトッテナムは、0-0のスコアで90分間の戦いが終了。だが、PK戦を4-3で制したリーグ2(イングランド4部)所属のコルチェスターが今大会最大のジャイアントキリングを達成した。

直近の公式戦2戦未勝利と苦戦が続くトッテナムはのコルチェスター戦に向けてGKガッサニーガを除く先発10人を変更。今夏のプレシーズンに躍動したDFタンガンガ、FWパロットをトップデビューさせたほか、スキップやダイアーなど控えメンバーを起用した。

ダイアー、タンガンガ、ダビンソン・サンチェスを最終ラインに配した[3-4-2-1]の布陣で臨んだトッテナムは相手陣内でハーフコートゲームを展開。立ち上がりにパロット、デレ・アリと続けて際どいシュートを放ってゴールを予感させるが、その後はボックス内に多くの人数を割く相手の人海戦術に苦戦。前半は相手にシュートを1本も打たせなかったものの、自分たちの枠内シュートもルーカス・モウラの直接FKの1本のみと完全に攻めあぐねた。

迎えた後半は右サイドのウォーカー=ピータースを起点にポスト直撃のシュートなど決定機を作るも決め切れない。すると、この展開に業を煮やしたポチェッティーノ監督は66分にトップデビューの若手2人を下げてエリクセン、ソン・フンミンを同時投入。さらに、ラメラまでピッチを送り込んで攻勢を強めるが、最後まで相手の堅守を打ち破ることができず、まさかのゴールレスで90分の戦いを終えることに。そして、PK戦では1人目のエリクセン、5人目のルーカスが痛恨の失敗となり、4部相手に屈辱の敗退。公式戦3戦未勝利のチームは泥沼の状況に陥っている。

◆アーセナルは新星&復帰組躍動
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アーセナルvsノッティンガム・フォレストでは、ホームのアーセナルが5-0の大勝を飾った。

前節、アストン・ビラ相手に数的不利を撥ね返す劇的逆転勝利を手にしたアーセナルはチャンピオンシップのN・フォレスト相手にELフランクフルト戦に近いメンバー構成を採用。その中で新戦力のDFティアニー、FWマルティネッリが先発デビューを飾り、長期離脱明けのホールディングもスタメンでの戦列復帰を果たした。

前述のトッテナムと異なり、この試合のアーセナルは4回戦進出という最低限のノルマ達成共に大きな収穫を得ることに。立ち上がりからハーフコートゲームを展開した中、31分には右サイドでサイドチェンジを受けたチャンバースの見事なダイレクトでの折り返しをマルティネッリがダイビングヘッドで合わせ、新戦力の移籍後初ゴールで先制に成功。

1点リードで折り返した後半は相手GKの好守もありなかなか追加点を奪えずにいたが、71分には直前に投入されたばかりのダニ・セバージョスの右CKを長期離脱から復帰したホールディングが見事なヘディングシュートで合わせ、自身の復帰を祝う。さらに、ティアニーに代わって投入されたベジェリンがこちらも長期離脱明けを祝うアシストでジョー・ウィロックの3点目を演出。さらに、84分と92分にはいずれもチャンバースのお膳立てからネルソン、マルティネッリにゴールが生まれ、若手と復帰組の活躍によって5-0の大勝を飾った。

◆吉田は大勝に貢献
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また、日本代表DF吉田麻也を擁するサウサンプトンはリーグ1(イングランド3部)のポーツマスと対戦し、4-0の快勝を収めた。吉田はフル出場でクリーンシートに貢献している。24日に行われた3回戦結果と日程の一覧は以下の通り。

◆EFLカップ(カラバオカップ)3回戦

▽9/24(火)
プレストン(2) 0-3 マンチェスター・シティ(1)
コルチェスター(4) 0-0(PK:4-3) トッテナム(1)
アーセナル(1) 5-0 ノッティンガム・フォレスト(2)
ポーツマス(3) 0-4 サウサンプトン(1)

ルートン・タウン(2) 0-4 レスター・シティ(1)
ワトフォード(1) 2-1 スウォンジー(2)
シェフィールド・ウェンズデイ(2) 0-2 エバートン(1)
クローリー・タウン(4) 1-1(PK:5-4) ストーク・シティ(2)

▽9/25(水)
MKドンズ(3) vs リバプール(1)
マンチェスター・ユナイテッド(1) vs ロッチデール(3)
チェルシー(1) vs グリムズビー・タウン(4)
ブライトン(1) vs アストン・ビラ(1)

シェフィールド・ユナイテッド(1) vs サンダーランド(3)
バートン(3) vs ボーンマス(1)
オックスフォード(3) vs ウェストハム(1)
ウォルバーハンプトン(1) vs レディング(2)

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【プレミアリーグ第12節プレビュー】新生ユナイテッド初陣に、不調のシティがスパーズ戦

インターナショナルマッチウィーク前に行われた第11節では首位のリバプールが上位陣で唯一勝ち点3を取り切った一方、マンチェスター・シティが、ノッティンガム・フォレストが敗戦。チェルシーとアーセナルの上位対決がドローに終わり、首位チームが独り勝ちという形で中断期間に入った。 今年最後のインターナショナルマッチウィークが終了し、ここから年末年始の超過密日程に突入するなか、今節ではマンチェスターの両雄に大きな注目が集まるところだ。 13位のマンチェスター・ユナイテッドはファン・ニステルローイ暫定体制のラストマッチとなった前節のレスター・シティ戦に3-0で完勝し、公式戦3勝1分けの4戦無敗でルベン・アモリム新監督へバトンを渡す形となった。そして、新指揮官の初陣では、前節トッテナムを破って待望のリーグ初勝利を挙げた17位のイプスウィッチ・タウンとのアウェイゲームに臨む。 今シーズンのスポルティングCPでは開幕から公式戦17勝1分けと圧倒的な戦績を残したポルトガル人指揮官の手腕に注目集まる今回の一戦では、近年ユナイテッドが重用する[4-2-3-1]の継続か、自身が志向する[3-4-2-1]への変更か。システムや選手起用を中心に大きな期待感とともに、指揮官の一挙手一投足や新たなモチベーションを得たチームの躍動を見守りたいところだ。 その赤い悪魔の宿敵でプレミア4連覇中の王者マンチェスター・シティは、グアルディオラ体制初の公式戦4連敗という苦境のなか、次節にはリバプールとの大一番を控える状況で10位のトッテナムという難敵相手にバウンスバックの白星を目指す。 前節のブライトン戦は1点リードで折り返した後半に圧倒されると、らしくない連続失点でホームチームに逆転勝利を許して1-2の逆転負けとなった。多くの離脱者、勤続疲労に加え、少し自信を失っているように見える点も気がかりだ。ただ、今週に入ってグアルディオラ監督の2年の契約延長という朗報が舞い込み、度重なる財務違反に関するピッチ外の雑音は別として空気が変わった印象もあり、連敗のきっかけを作った因縁の相手を叩いて再浮上といきたい。 対するトッテナムはイプスウィッチ相手の逆転負けによって公式戦連敗中。前々節のアストン・ビラ戦での会心の逆転勝利で流れを掴みたいなか、格下相手の痛い取りこぼしとなった。度重なる負傷者に加え、先日には人種差別発言でMFベンタンクールに7試合の出場停止処分が科され、過密日程において大きなダメージを受けた。上位戦線に踏みとどまる上で勝ち点必須となる苦手のアウェイゲームでは総力戦で臨みたい。 絶好調のリバプールは週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦、次節にシティ戦とビッグマッチ連戦を控えるなか、最下位のサウサンプトンと対戦する。前節はアストン・ビラとの強豪対決を、FWヌニェス、FWサラーの高速カウンター2発で制し、改めてその強さを証明した。守護神アリソンやFWジョタに加え、DFアレクサンダー=アーノルドが不在となるが、現状のセインツ相手に後れを取る可能性は低い。後方から繋いでくる相手を得意のカウンターで仕留めたい。 対するセインツでは日本代表でゴールを挙げたDF菅原由勢の活躍に期待。直近は2試合連続ベンチスタートとなり、代表戦の疲労を考慮すればベンチスタートの可能性もあるが、右サイドでFWルイス・ディアスやFWガクポといった強力な選手に対応しつつ、持ち味の攻撃センスでチャンスを演出したい。 4位のアーセナルは同勝ち点で並ぶ5位のノッティンガム・フォレストとの上位対決でリーグ5戦ぶりの白星を目指す。チェルシーとのロンドン・ダービーではFWマルティネッリのゴールで先制したが、緩い守備からすぐさま同点に追いつかれての1-1のドローとなった。MFウーデゴールの復帰は朗報だが、4試合3ゴールと得点力不足が顕著な攻撃の改善が急務だ。フォレストは直近のニューカッスル戦で1-3の敗戦を喫したが、リーグ2位の堅守と相手の長所を消すことに長けた曲者だけにチームとしての真価が試される。 3位のチェルシーは指揮官マレスカの古巣である15位のレスター・シティ相手に3試合ぶりの白星を狙う。ユナイテッド、アーセナルとの連戦では自分たちらしさを見せたものの、MFパーマーとFWジャクソンの両エースがうまく封じ込められたことで、アタッキングサードでのプレーに課題も見受けられた。ただ、対戦相手のレスターは直近のユナイテッド戦を含め守備面に大きな問題を抱えており、早い時間帯に1点を取れれば、大量得点での快勝という展開も十分に考えられる。 MF三笘薫の所属する6位のブライトン&ホーヴ・アルビオンは、王者撃破の勢いにのって12位のボーンマス相手に連勝を狙う。シティ戦では途中出場で流れを変えたFWジョアン・ペドロらとともに攻撃の核として傑出したパフォーマンスを見せた左ウイングは、日本代表で2試合に出場したもののプレータイムはコントロールされており、コンディションに問題がなければスタメン起用の可能性は高い。球際にタイトに来る相手に対して、持ち味の打開力で攻撃の突破口となりたい。 18位のクリスタル・パレスは9位のアストン・ビラ相手にリーグ3戦ぶりの白星を狙う。度重なる負傷者に加え、前節フルアム戦で退場したMF鎌田大地が3試合出場停止の1試合目で不在となり、厳しい戦いが想定されるが、2-1で勝利したEFLカップの再現を狙いたいところだ。 《プレミアリーグ第12節》 ▽11/23(土) 《21:30》 レスター・シティ vs チェルシー 《24:00》 ボーンマス vs ブライトン アーセナル vs ノッティンガム・フォレスト アストン・ビラ vs クリスタル・パレス エバートン vs ブレントフォード フルアム vs ウォルバーハンプトン 《26:30》 マンチェスター・シティ vs トッテナム ▽11/24(日) 《23:00》 サウサンプトン vs リバプール 《25:30》 イプスウィッチ vs マンチェスター・ユナイテッド ▽11/25(月) 《29:00》 ニューカッスル vs ウェストハム 2024.11.23 12:36 Sat

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