みんな知ってたけど…ルーカス・ピアソン「チェルシーでの僕の時間は終わっている」

2019.09.11 15:23 Wed
Getty Images
今夏、チェルシーから通算7度目の武者修行に出たブラジル人FWルーカス・ピアソン(25)が自身の今後について語った。ポルトガル『A Bola』が伝えている。
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ピアソンは2011年夏にサン・パウロからチェルシーに加入。多くのビッグクラブから関心が寄せられていた当時、加入初年度にチェルシーユースの年間最優秀選手に選ばれ、印象的なシーズンを過ごした。しかし、その後はマラガやフィテッセ、フランクフルト、フルアムなど毎シーズンのようにレンタル移籍を繰り返し、昨シーズン前半はチェルシーに身を置くも、出場機会を与えられず今年1月にキエーボに移籍。そして、今月2日には通算7度目のレンタル移籍でポルトガルのリオ・アヴェに加入した。
チェルシーは完全に構想外の選手に対しても、よほどのことがない限りフリーでの放出を望まず、レンタル移籍で出す際には後に移籍金を得るため契約延長にサインさせてから放出する手段を講じている。

そして、ピアソンもリオ・アヴェへの2年間のレンタル移籍に際してチェルシーと2022年までの契約延長を行っていた。
だが、再三に渡るレンタル移籍について「うんざり」と語る、かつての“カカの後継者”は、今度こそチェルシーから完全移籍で旅立つことを考えている。

「チェルシーでの僕の時間はすでに終わっている。僕はもう25歳だ。2011年のチェルシー加入以降、ヨーロッパのほぼ全域にレンタルで出されている。あちこちでプレーすることにうんざりしているよ」

「自分にはホームと感じることができる環境が必要なんだ。7月に同じ場所、同じ家に戻ってくるという意味を知りたいよ」

「ただ、チェルシーを責めることはできない。僕は現状のすべてを受け入れているからね」

一部で“人身売買”とも揶揄されるチェルシーのレンタル移籍の仕組みに関して国際サッカー連盟(FIFA)などの介入が必要なことは明白だが、ピアソンにも完全移籍で自身を受け入れてくれるクラブを見つけるための研鑽が求められるところだ。

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