元チェルシーのルーカス・ピアソンが10年ぶりに母国復帰!

2022.03.12 14:49 Sat
Getty Images
ボタフォゴは10日、ブラジル人MFルーカス・ピアソン(28)をブラガからレンタルで獲得したことを発表した。契約は2023年6月30日までとなる。

幼少期を過ごしたサンパウロ時代に逸材と称され、2012年1月にチェルシー移籍を果たしたピアソン。加入初年度にチェルシーユースの年間最優秀選手に選ばれるなど、その将来が期待されたが、蓋を開けてみればレンタル移籍の連続で、結局トップチームでは3試合しか出場することができなかった。

2019年夏には通算7度目のレンタル移籍でリオ・アヴェに加入。そして、その1年半後の2021年1月に同クラブで指導を受けたカルロス・カルヴァリャル監督が率いるブラガへ完全移籍。チェルシー加入から9年半の苦節を経てようやく解放されたピアソンは、「単なるビジネスだった」と吐き捨てた。
ブラガでは加入から半シーズンでリーグ戦20試合に出場し4ゴール4アシストを記録。しかし、今季から序列を落とすと、リーグ戦では昨年末の第16節以降ベンチ外が続いている状況だった。

かつては元日本代表MF本田圭佑も所属したボタフォゴは、昨シーズンのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエBで優勝し、1年でセリエAに復帰。2022シーズンは4月9日に開幕する。また、すでにスタートしている州リーグのカンピオナート・カリオカでは、現在6勝1分け3敗で3位に位置している。
ピアソンは「ブラジルのサッカーレベルがヨーロッパより低いとは思わない。ここにはたくさんの才能があり、ブラジルの全国選手権は非常にタフな大会だ。ボタフォゴの歴史やかつての偉大な選手、そして熱狂的なファンを背負って、チームを勝利に導くことを約束するよ」と意気込みを語っている。

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