アタランタを史上初のCLに導いたガスペリーニ監督がベルガモ名誉市民に! 受賞式で感涙

2019.09.10 21:33 Tue
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アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督(61)が、ホームタウンであるロンバルディア州ベルガモの名誉市民となった。イタリア『カルチョ・メルカート』が伝えている。
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かつてインテルやパレルモ、ジェノアを指揮してきたガスペリーニ監督は2016年にアタランタの新指揮官に就任。代名詞の[3-4-3]、[3-5-2]のマンツーマン戦術を武器に、就任1年目でチームをヨーロッパリーグ圏内の4位に躍進させると、2年目も安定した戦いで7位フィニッシュに導いた。さらに、昨シーズンはリーグ最多76ゴールを記録した攻撃力を武器に、資金力で大きく上回るミラノ勢、ローマ勢押しのけてチームを3位に躍進させ、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に導いた。
そして、ベルガモの評議会は、「スポーツ面においてアタランタに並外れた価値をもたらし、ベルガモの街全体に光沢と新たな可能性を見出したこと」を高く評価し、全会一致でガスペリーニ監督を名誉市民とする議案を可決した。

9日に行われた名誉市民受賞の記念式典に参加したジョルジオ・ゴーリ市長、アタランタのアントニオ・ペルカッシ会長は、ガスペリーニ監督の偉業に対する称賛の言葉を並べている。
◆ジョルジオ・ゴーリ市長
「ここに来てくれてありがとう。ジャン・ピエロは決して単純な男ではないが、彼が常に献身性と責任感を持ってピッチサイドに立っていることを多くの人たちが理解している」

「この名誉市民という称号はカップと同じような価値を持っていると思う。ベルガモの人々と強い絆を築くことは決して容易なことではないからね。たとえ、ガスペリーニが今後別の場所に旅立ったとしても、彼の本当の家はすでに見つかっている。今日から未来永劫、彼の家はベルガモだよ」

◆アントニオ・ペルカッシ会長
「(解任が懸かった1年目の)ナポリ戦の夜は非常に恐ろしいものだった。ただ、その時に彼は『どうせ負けるなら、若者と一緒に戦って負けたい』と言い切った。(結果勝利して)そこから並外れた冒険が始まったんだ。あと、ゴーリ市長に一言言っておきたいが、私は『ガスペリーニは生涯ベルガモに留まり続ける』といつも言っているよ(笑)」

最後に、ベルガモにやってきてわずか3年で名誉市民に選ばれたガスペリーニ監督は、「単なる称号ではなく。これまでの人生で受け取った中で最高の贈り物」と涙を浮かべながら今回の栄誉に感激しきりの様子だった。

「今日、私はこれまでの人生で受け取った中で最高の贈り物を皆さんから受け取りました。そして、この栄誉に見合うだけの価値を示せるように今後も努力を続けたいと思います」

「そして、自分からこの場所を離れるつもりはありません。もし、今後もこの場所に居続けられるなら、それは私にとって歓迎すべきことです」

「会長にも感謝を伝えさせてください。あなたの存在なしにこのような嬉しい出来事は決して起こらなかったと思います。ベルガモを初めて訪れたとき、あなたは自宅で私に幾つかの言葉を与えてくれました。その中でこのクラブとこの地域の強い結びつきを理解することができました」

「そして、彼はアタランタのプリマヴェーラ出身の8選手が同時にトップチームでプレーする姿を見るのが自分の夢であることを教えてくれました。その話を聞いた瞬間、ここでは他の場所では決してできない仕事ができるということを直感しました」

「私たちはベルガモの人たちに熱狂と喜びを与えたいと思っています。これまでの美しい物語全体を通して、私たちの心を最も動かしたのは、ファンの人たちの目から幸せを読み取ることができたことです」

ガスペリーニ監督とアタランタ、ベルガモの3者による美しい物語は始まったばかり。来週からはクラブ史上初のCL(初戦はアウェイでディナモ・ザグレブ戦)も控えており、最高の瞬間はまだまだ先だ。

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ミランが来季の2番手GKを確保へ、スポルティエッロと3年契約で合意か

ミランがアタランタのイタリア人GKマルコ・スポルティエッロ(30)獲得を決定的なものとしたようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 スポルティエッロはアタランタの下部組織育ち。下位リーグでプロデビューしたのち、2013年に帰還してからはレンタル移籍した期間を含め、10シーズンにわたってアタランタに籍を置いている。 今季は正GKフアン・ムッソを支える2番手としてセリエA7試合に出場しているが、契約は今季終了まで。2023年に入ってからミランとの契約交渉が報じられてきたなか、年俸50万ユーロ(約7000万円)の3年契約で合意に達したようで、近日中に公式発表される可能性もあるとのことだ。 一方、ミランのGK陣に目を移すと、正GKマイク・メニャンが離脱していた半年間に奮闘した元ルーマニア代表GKチプリアン・タタルサヌ(37)が、契約満了に伴い今季限りで退団する模様。来季はスポルティエッロがメニャンを支える立ち位置になりそうだ。 2023.03.17 21:02 Fri
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エース移籍のシュツットガルトがさらなるFW確保! アタランタからマリ代表トゥーレをレンタル

シュツットガルトは23日、アタランタに所属するマリ代表FWエル・ビラル・トゥーレ(22)のレンタル移籍加入を発表した。 コートジボワール出身のトゥーレは2020年1月にスタッド・ランスで欧州キャリアをスタート。2022年9月にはアルメリアへ移った。 185cmのストライカーはラ・リーガで21試合7ゴール2アシストの成績を残し、2023年7月にアタランタへ完全移籍。負傷によりシーズン前半は欠場したが、最終的に公式戦17試合3ゴール1アシストを記録し、チームのヨーロッパリーグ(EL)制覇にも貢献した。 各年代のマリ代表でもプレーし、2020年10月にフル代表デビュー。19試合7ゴール2アシストをマークしている。 昨シーズンのブンデスリーガを2位で終えたシュツットガルトは、公式戦30試合で30ゴールを決めたギニア代表FWセール・ギラシー(28)をドルトムントへ売却。完全移籍での残留が決まったドイツ代表FWデニス・ウンダブ(28)や、同じく新戦力のボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエルメディン・デミロビッチ(26)らとともに、その穴を埋める活躍がマリ代表FWには期待される。 ドイツ入りが決まったトゥーレは、クラブを通じてコメントしている。 「今シーズン、VfBのユニフォームを着られることを嬉しく思う。 VfBは素晴らしいファンがいるビッグクラブだ。ブンデスリーガはもちろん、チャンピオンズリーグ(CL)もとても楽しみにしている。そして、新しいチームメイトと打ち解けることも本当に楽しみにしている」 2024.08.24 14:41 Sat

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