異国の地・シンガポールで指揮する吉田達磨監督がW杯&アジア杯予選へ「楽しみにしていた」
2019.08.21 16:23 Wed
シンガポール代表の監督を務める吉田達磨監督が、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼2023アジアカップ中国大会予選に挑む。シンガポール『The New Paper』が意気込みを伝えている。
これまで柏レイソルやアルビレックス新潟といったJリーグクラブで監督を歴任してきた吉田監督は、2019年4月にヴァンフォーレ甲府の監督を退任。その後、5月30日にシンガポール代表監督に就任し、異国の地での指揮をスタートさせた。
6月8日に行われた吉田監督初陣のソロモン諸島代表戦では4-3で勝利したものの、続く11日のミャンマー代表戦では1-2と惜敗したシンガポール代表。7月17日に実施されたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼2023アジアカップ中国大会予選の組み合わせ抽選会で、サウジアラビア代表、ウズベキスタン代表、パレスチナ代表、イエメン代表と同居するグループBに入った。
監督就任後初の公式戦に吉田監督は「1カ月前に抽選が行われてからずっと、この予選の開幕を楽しみにしていました」と胸を躍らせた。そんなシンガポール代表は、9月にイエメン(5日)とパレスチナ(10日)とのホーム2連戦を迎える。
5カ国が8グループに分かれて行われる今回の予選では、各グループの首位と、2位のうちの上位4カ国の合計12カ国が2020年9月から行われるカタール・ワールドカップ アジア最終予選に進む。また同時に2023年に行われる中国のアジアカップへの出場権を獲得することとなる。
そんな今回の予選に向けて吉田監督は、「ワールドカップだけでなく、アジアカップでも次のステージに進むためにも、ホームでの試合は特に重要となります。ホームアドバンテージを大事にすることが必要です」と言及。そして「それはスタンドからの強力なサポートがなければ達成できません。我々のグループはとてもチャレンジングなグループです。ホームの激しい雰囲気が重要な違いを生み、間違いなく我々のチームに勢いを与えてくれると思います」と国民のサポートを願った。
まもなく迎えるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼2023アジアカップ中国大会予選では、吉田監督のみならず、西野朗氏がタイ代表監督、元日本代表MF本田圭佑がカンボジア代表の実質的指揮官としてこの予選に臨む。日本代表のみならず、異国の地で戦う日本人たちにも注目だ。
これまで柏レイソルやアルビレックス新潟といったJリーグクラブで監督を歴任してきた吉田監督は、2019年4月にヴァンフォーレ甲府の監督を退任。その後、5月30日にシンガポール代表監督に就任し、異国の地での指揮をスタートさせた。
6月8日に行われた吉田監督初陣のソロモン諸島代表戦では4-3で勝利したものの、続く11日のミャンマー代表戦では1-2と惜敗したシンガポール代表。7月17日に実施されたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼2023アジアカップ中国大会予選の組み合わせ抽選会で、サウジアラビア代表、ウズベキスタン代表、パレスチナ代表、イエメン代表と同居するグループBに入った。
5カ国が8グループに分かれて行われる今回の予選では、各グループの首位と、2位のうちの上位4カ国の合計12カ国が2020年9月から行われるカタール・ワールドカップ アジア最終予選に進む。また同時に2023年に行われる中国のアジアカップへの出場権を獲得することとなる。
シンガポールは現在、FIFAランキング162位。W杯本大会に出場したことはなく、2014年に唯一アジア最終予選に出場したのが最高成績。アジアカップでは1984年大会に出場して以降、本大会には出場していない。サッカー後進国のシンガポールにとっては、グループリーグで上位2位に入るのも至難の道だ。
そんな今回の予選に向けて吉田監督は、「ワールドカップだけでなく、アジアカップでも次のステージに進むためにも、ホームでの試合は特に重要となります。ホームアドバンテージを大事にすることが必要です」と言及。そして「それはスタンドからの強力なサポートがなければ達成できません。我々のグループはとてもチャレンジングなグループです。ホームの激しい雰囲気が重要な違いを生み、間違いなく我々のチームに勢いを与えてくれると思います」と国民のサポートを願った。
まもなく迎えるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼2023アジアカップ中国大会予選では、吉田監督のみならず、西野朗氏がタイ代表監督、元日本代表MF本田圭佑がカンボジア代表の実質的指揮官としてこの予選に臨む。日本代表のみならず、異国の地で戦う日本人たちにも注目だ。
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横浜FCが柏のFW森海渡を完全移籍で獲得、2023シーズンは徳島でプレーし37試合13得点「熱く共に戦いましょう」
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