ランパード監督、川崎Fに黒星も「選手達のパフォーマンスに満足」 復帰組3選手についても言及《Jリーグワールドチャレンジ》

2019.07.20 00:15 Sat
©超ワールドサッカー
明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019、川崎フロンターレvsチェルシーが19日に行われ、1-0で川崎Fが勝利した。
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試合後、チェルシーを率いるフランク・ランパード監督が会見に出席。就任3戦目で初黒星を喫したが、選手達のプレーに満足感を示した。また、昨シーズンはレンタル移籍し他クラブでプレーしていたDFクルト・ズマ、FWケネディ、MFメイソン・マウントについて言及した。
◆フランク・ランパード監督(チェルシー)
――試合の結果は大喜びするような内容ではなかったが、今日のパフォーマンスから何を学んだか、どう役に立つのか。また、DFクルト・ズマ、DFダビド・ルイスのCBコンビを先発に起用したが、シーズン開幕にはこの2人がどこまで監督のプランに入っているか
「プレシーズンに入って10日しか経っていないし、3日前に日本に来たばかりだ。肉体的な部分で難しいということは分かっていた。そのため、この中で今日の選手達のパフォーマンスには満足している。湿度の高い中で、フィットネスを整え、しっかりと戦ってくれたと思う」

「プレシーズンというのはどうしても、調子が上がるのに時間がかかるものだ。もちろん細い目で見れば、修正すべきところはあると思うが、自分としては大きな目で見たい。全体像で見れば、良い試合だったと思う」

「(ズマに関して)ズマはとても良い選手だ。人柄も良い。このチェルシーに居て欲しいと思っている。ただ、チェルシーというのは選手間の競争が激しい。戦ってポジションを勝ち取って、彼も私も満足して、このクラブでのプレーを続けて欲しいと思う」
――試合の中で良い発見は? また得点に関してどのようなことに課題を感じたか
「特に何か新しいことを発見したかというのは、今は言えないと思うが、色々なトレーニングやミニゲーム、試合を通じて、個人の選手で頻繁で新しい点については見つけている。今日、分かったことと言えば、この湿度の中で頑張って試合をするという態度があるということが分かった」

「あとは、まだプレシーズンなので、細いことを行ったらキリがない。球際での動きやゴールが出来なかったことは、まだそこまで整っていない、実際のプレーが出来ていないだけだと思う。そこまでシャープではないという状態だが、選手達がシーズンが始まるまでに早く追いついてしっかりとプレーできることに自信を持っている」

――今日の試合でGKケパ・アリサバラガ、FWタミー・エイブラハムが欠場したが、同じ理由か。また、FWケネディとの契約はどういう状況か。また、外国籍の選手は1人多い状況だと思うが、外さなくてはいけない選手の中にケネディが入っているか
「2人が体調を崩したのは関係なく、エイブラハムは扁桃炎、ケパはお腹の調子が悪く、欠場となった。バルセロナ戦には間に合うと思う」

「ケネディについてだが、今、我々は補強禁止のため、1人1人の選手を評価していかなくてはならない。そして、ケネディは今の調子でトレーニングをして、今のような試合にしっかりと臨む態度を持っていれば、彼はこのチームに残っていると思う」

「ただ、チームのメンバーは、やはりポジション争いが激しい。ケネディに関わらず、全ての選手がプレミアリーグのメンバーとして、チャンピオンズリーグのメンバーとして残るのかは、決定していない。今後、時が来たら答えが出ると思う」

――MFメイソン・マウントのパフォーマンスについて
「メイソンは、非常に良い選手で、今回のような良いパフォーマンスは昨年、ローンでプレーした時にもあって、ずっと継続している状況だ。先週の金曜日に日本に来たが、エネルギッシュにやってくれている。彼はファーストチームの一員で、時間とともにクオリティは上がっていくと思う。というのも、周囲の質が良い。引っ張られるような形でさらに成長してくれると思う」

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