【J1ピックアッププレビュー】逆襲の第2章へ…大槻レッズ、9戦無敗中の王者に挑む《川崎Fvs浦和》
2019.06.01 10:00 Sat
明治安田生命J1リーグ第14節が5月31日から6月1日にかけて開催。6月1日、2位・川崎フロンターレ(勝ち点26)が、11位・浦和レッズ(勝ち点17)を等々力陸上競技場に迎える。
◆相手に惑わされず首位追走へ~川崎フロンターレ~
絶好調。王者の強さも戻りつつある。前節の大分トリニータとの上位対決でも、危なげない堅実な戦いぶりでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)敗退を払しょくする1-0での勝利。「(鬼木達監督)スキを見せずにスキを突く」内容で、9戦負けなしと共に2位浮上を決めた。序盤に悩まされたFWレアンドロ・ダミアンら新戦力のフィット、負傷者続出の中で生まれた新戦力の台頭、そしてその負傷者も続々と復帰。チーム状況はかなり良い。
浦和は監督交代を決断。読めない点も多く、強い気持ちを持って戦いに臨んでくるだけに難しい試合が予想される。浦和には昨シーズン、途中に移行されたオズワルド・オリヴェイラ体制に初白星を献上した上に、ダブルを喫した苦い思い出もある。そういったモノに惑わされず、10試合無敗で、勝ち点4差の首位・FC東京(勝ち点26)を追走できるか。
◆激震の監督交代、逆襲の一歩となるか~浦和レッズ~
浦和は充実した陣容によって見通しの明るい状態で開幕を迎えたはずだった。しかし、ACLこそグループリーグ突破を決めた一方で、13年ぶりの奪還が第一目標だったリーグ戦では、上位争いに加わることもできず、前節のサンフレッチェ広島戦を0-4で大敗して4連敗。11位に転落。この緊急事態に2日後、オリヴェイラ監督の解任と、昨シーズンにも暫定監督を務めた大槻毅氏の再就任という劇薬を投じた。
昨シーズン、暫定監督を務めた際は、公式戦6試合4勝2分け。失っていた勝利の感覚を取り戻させた業績があるだけに期待は大きい。初戦の相手は勢いに乗る2位・川崎F。開幕前のゼロックス杯では敗れており、現在の立場や状況を踏まえても、苦戦は必至だ。しかし、今のチームに失うものはなく、逆に勝利すれば自信を取り戻す絶好機とも言える。“組長”大槻毅監督の第2章。そのスタートは逆襲への一歩となるか。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:マギーニョ、ジェジエウ、谷口彰悟、登里享平
MF:守田英正、大島僚太
MF:家長昭博、脇坂泰斗、長谷川竜也
FW:レアンドロ・ダミアン
監督:鬼木達
負傷者も復帰中で入れ替わる可能性もあるが、前節と同様のメンバーを予想。前節に移籍後初ゴールを決めたDFマギーニョは2試合連続で先発出場か。
◆浦和レッズ[3-5-2]
DF:鈴木大輔、マウリシオ、槙野智章
MF:森脇良太、青木拓矢、山中亮輔、エヴェルトン、長澤和輝
FW:武藤雄樹、興梠慎三
監督:大槻毅
大槻監督就任後の練習は全日非公開。布陣、メンバーも全く読めない。第12節に負傷から復帰したFWファブリシオは、昨シーズンの川崎F戦で1ゴール。5月28日に行われた上武大学との練習試合で復帰後初のフル出場と共に4ゴールと調子を上げている。
【注目選手】
MF守田英正(川崎フロンターレ)
FW興梠慎三(浦和レッズ)
◆9戦無敗と4連敗…浦和を救うデータは?
首位追走を目指す川崎Fと、再起を目指す浦和。リーグ戦での状況は、前者は9戦無敗中、後者は4連敗と対照的だ。この状況からも川崎Fに分があることは間違いない。ただ、川崎は今シーズン、ホームでの7試合で挙げた勝利はわずか「2」(4分け1敗)。一方、浦和はアウェイで4勝1分け1敗だ。最低限、連敗をストップさせたいだけに浦和にとっては前向きなデータと言えそうだ。
川崎Fの10戦無敗か、浦和の5試合ぶり白星か。1日、19時にキックオフを迎える。
◆相手に惑わされず首位追走へ~川崎フロンターレ~
絶好調。王者の強さも戻りつつある。前節の大分トリニータとの上位対決でも、危なげない堅実な戦いぶりでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)敗退を払しょくする1-0での勝利。「(鬼木達監督)スキを見せずにスキを突く」内容で、9戦負けなしと共に2位浮上を決めた。序盤に悩まされたFWレアンドロ・ダミアンら新戦力のフィット、負傷者続出の中で生まれた新戦力の台頭、そしてその負傷者も続々と復帰。チーム状況はかなり良い。
浦和は監督交代を決断。読めない点も多く、強い気持ちを持って戦いに臨んでくるだけに難しい試合が予想される。浦和には昨シーズン、途中に移行されたオズワルド・オリヴェイラ体制に初白星を献上した上に、ダブルを喫した苦い思い出もある。そういったモノに惑わされず、10試合無敗で、勝ち点4差の首位・FC東京(勝ち点26)を追走できるか。
◆激震の監督交代、逆襲の一歩となるか~浦和レッズ~
浦和は充実した陣容によって見通しの明るい状態で開幕を迎えたはずだった。しかし、ACLこそグループリーグ突破を決めた一方で、13年ぶりの奪還が第一目標だったリーグ戦では、上位争いに加わることもできず、前節のサンフレッチェ広島戦を0-4で大敗して4連敗。11位に転落。この緊急事態に2日後、オリヴェイラ監督の解任と、昨シーズンにも暫定監督を務めた大槻毅氏の再就任という劇薬を投じた。
昨シーズン、暫定監督を務めた際は、公式戦6試合4勝2分け。失っていた勝利の感覚を取り戻させた業績があるだけに期待は大きい。初戦の相手は勢いに乗る2位・川崎F。開幕前のゼロックス杯では敗れており、現在の立場や状況を踏まえても、苦戦は必至だ。しかし、今のチームに失うものはなく、逆に勝利すれば自信を取り戻す絶好機とも言える。“組長”大槻毅監督の第2章。そのスタートは逆襲への一歩となるか。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
©CWS Brains, LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:マギーニョ、ジェジエウ、谷口彰悟、登里享平
MF:守田英正、大島僚太
MF:家長昭博、脇坂泰斗、長谷川竜也
FW:レアンドロ・ダミアン
監督:鬼木達
負傷者も復帰中で入れ替わる可能性もあるが、前節と同様のメンバーを予想。前節に移籍後初ゴールを決めたDFマギーニョは2試合連続で先発出場か。
◆浦和レッズ[3-5-2]
©CWS Brains, LTD.
GK:西川周作DF:鈴木大輔、マウリシオ、槙野智章
MF:森脇良太、青木拓矢、山中亮輔、エヴェルトン、長澤和輝
FW:武藤雄樹、興梠慎三
監督:大槻毅
大槻監督就任後の練習は全日非公開。布陣、メンバーも全く読めない。第12節に負傷から復帰したFWファブリシオは、昨シーズンの川崎F戦で1ゴール。5月28日に行われた上武大学との練習試合で復帰後初のフル出場と共に4ゴールと調子を上げている。
【注目選手】
MF守田英正(川崎フロンターレ)
©CWS Brains, LTD.
10戦無敗へMF守田英正の活躍に期待したい。昨シーズンは、プロ1年目ながらレギュラーを掴み、連覇に貢献。日本代表デビューも飾った。しかし、今シーズンは2年目のジンクスか。多くのタスクをこなそうとし、昨シーズンには見られなかった持ちすぎる場面やミスが目立つ。それでもキリンチャレンジカップに臨む日本代表メンバーに選出。前回の代表活動では負傷で離脱しているだけに、意気込みは強い。その直前の一戦。モチベーションの高い浦和を翻弄し、勝利に導けるか。FW興梠慎三(浦和レッズ)
©J.LEAGUE PHOTOS
一方、浦和のキープレーヤーは、FW興梠慎三だ。昨シーズンの得点ランキングで、日本人トップタイとなる15ゴールを記録したストライカーは、ここまでリーグ戦4ゴール。しかし、出場したリーグ戦直近3試合でノーゴールと停滞し、チームは4連敗を喫している。今節は監督が変わり、再出発を図る一戦。自身は昨シーズン、川崎F相手に3ゴールと良いイメージを持っているだけに、嫌な雰囲気を払しょくするゴールを奪うことができるか。◆9戦無敗と4連敗…浦和を救うデータは?
首位追走を目指す川崎Fと、再起を目指す浦和。リーグ戦での状況は、前者は9戦無敗中、後者は4連敗と対照的だ。この状況からも川崎Fに分があることは間違いない。ただ、川崎は今シーズン、ホームでの7試合で挙げた勝利はわずか「2」(4分け1敗)。一方、浦和はアウェイで4勝1分け1敗だ。最低限、連敗をストップさせたいだけに浦和にとっては前向きなデータと言えそうだ。
川崎Fの10戦無敗か、浦和の5試合ぶり白星か。1日、19時にキックオフを迎える。
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