酒井高徳と伊藤達哉所属のハンブルガーSVが監督交代 新監督はヘッキング監督

2019.05.29 21:40 Wed
Getty Images
ハンブルガーSVは29日、ディーター・ヘッキング監督(54)を新監督に迎えたことを発表した。

昨季のブンデスリーガ1部で17位に終わり、今季から2部で戦っていたハンブルガーSV。チームは4位に終わり、1年での1部復帰を果たすことはできなかった。

シーズン終了前の17日に、同クラブは昨年10月から指揮を執っていたハネス・ ヴォルフ監督の退任を発表。そして、後任として迎えられたのが、今季までボルシアMGを率いていたヘッキング監督だ。
ヘッキング監督は2016年12月にボルシアMGの監督に就任。過去2シーズンは9位でフィニッシュし、今季は好調なシーズンを送り、前半戦終了時には2位に付けていたが終盤に失速。クラブは先月2日に今季限りで同監督と袂を分かつ決断を下した。

ボルシアMGは最終的に5位で終え、ギリギリでチャンピオンズリーグ出場権を逃す結果となっていた。
ヘッキング監督はこれまでハノーファーやニュルンベルク、ヴォルフスブルクなどを指揮。ヴォルフスブルク時代の2014-15シーズンにはDFBポカールを獲得していた。

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