スパーズがボーンマスに痛恨の敗戦…ソン・フンミン&フォイス退場で40分以上9人で戦い土壇場被弾…
2019.05.04 22:30 Sat
プレミアリーグ第37節、ボーンマスvsトッテナムが4日にヴァイタリティ・スタジアムで行われ、ホームのボーンマスが1-0で勝利した。
前節、ウェストハムとのダービーで新スタジアムでの初失点、初黒星を喫した3位のトッテナム。さらに、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグではホームでアヤックスに0-1で先勝を許す、苦しい結果を強いられた。
8日に敵地での2ndレグを控える中、勝利で自力でのトップ4フィニッシュを決められる14位ボーンマスとのアウェイゲームに向けてはアヤックス戦から先発3人を変更。アヤックス戦で負傷交代したヴェルトンゲン、ジョレンテとワニャマに代わってCLでは出場停止だったソン・フンミン、ムサ・シソコ、ダイアーが起用された。
19歳GKトラバーズをプレミアデビューさせたボーンマスに対して、ルーカス・モウラを最前線に置き2列目にエリクセン、デレ・アリ、ソン・フンミンを並べた[4-2-3-1]の布陣で臨んだトッテナム。
立ち上がりは相手の激しいプレスに苦戦を強いられた中、8分には中盤でレルマからボールを奪ったルーカスが相手GKの前目のポジション取りを見てすかさずロングシュートを狙うが、これはわずかに枠の左へ外れた。
前半半ば以降、完全に試合の流れを掴んだトッテナムだったが、序盤のビッグセーブでノッテしまった相手GKトラバーズの攻略に手を焼く。33分にはローズの左クロスをゴール前のデレ・アリが頭で合わすが、ややコースは甘かったもののトラバーズが見事なレスポンスではじき出す。
チャンスは作りながらもなかなかゴールを奪えず、徐々に相手のカウンターから自陣深い位置まで侵攻を許し始めたトッテナムは1枚カードをもらっていたダイアーがあわや2枚目というリスキーな対応を見せるなど、嫌な空気が漂い始める。すると、前半終了間際の43分にはフレイザーとの接触プレー直後にレルマに突っかかれたソン・フンミンが激昂し思わず突き飛ばしてしまうと、これが暴力行為と判断されてレッドカードが掲示される。
韓国代表FWの愚行によって10人で残り45分の戦いに臨むことになったトッテナムは、ハーフタイム明けにアルデルヴァイレルト、ダイアーとカードをもらっていた2選手を下げてフォイス、ワニャマを同時投入する。だが、この選手交代がチームを更なる窮地に追い込む。48分、果敢にボールを持ち上がったフォイスがコントロールを失ったままシンプソンと交錯。悪意はなかったもののスパイクの裏が見えた状態で脛を蹴ってしまったため、ラフプレーでフォイスにレッドカードが掲示された。
これ以上の退場者を避ける意図で投入したフォイスの愚行で9人での戦いを強いられたトッテナムは、ワニャマをセンターバックに下げてルーカスを最前線に残した[4-3-1]の布陣で残り40分近くを戦うことに。
ここから防戦一方の展開が予想されたものの、ボーンマスの拙攻やルーカス、デレ・アリらの個人技で攻め返す場面を作るなど拮抗した展開に持ち込んでいくトッテナム。73分にはアイブに強烈な枠内シュートを浴びるが、ここはGKロリスがビッグセーブで防いだ。
その後、シソコに代えてベン・デイビスを最後のカードとして投入したトッテナムは、押し込まれながらも何とか時計を進めて後半アディショナルタイムまで0-0の状態を継続する。しかし、91分には左CKの場面でキッカーのフレイザーが滞空時間の長いボールを入れると、大外からニアに飛び込んできたアケを捕まえ切れずにヘディングシュートを決められ、先制点を許す。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ソン・フンミン、フォイスの退場が響いたトッテナムは公式戦3試合連続の0-1の敗戦。大きな疲労とショックを引きずる形で8日のCLアヤックス戦、12日のリーグ最終節エバートン戦に臨むことになった。
前節、ウェストハムとのダービーで新スタジアムでの初失点、初黒星を喫した3位のトッテナム。さらに、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグではホームでアヤックスに0-1で先勝を許す、苦しい結果を強いられた。
8日に敵地での2ndレグを控える中、勝利で自力でのトップ4フィニッシュを決められる14位ボーンマスとのアウェイゲームに向けてはアヤックス戦から先発3人を変更。アヤックス戦で負傷交代したヴェルトンゲン、ジョレンテとワニャマに代わってCLでは出場停止だったソン・フンミン、ムサ・シソコ、ダイアーが起用された。
立ち上がりは相手の激しいプレスに苦戦を強いられた中、8分には中盤でレルマからボールを奪ったルーカスが相手GKの前目のポジション取りを見てすかさずロングシュートを狙うが、これはわずかに枠の左へ外れた。
続く14分にはボックス手前で巧みなボール捌きから前を向いたデレ・アリが強烈なミドルシュートを枠の左隅に飛ばすが、これはGKトラバーズの好守に遭う。19分にもGKからのリスタートから右サイドでトリッピアー、シソコと繋いで中央のルーカスにグラウンダーのクロスが通るが、ルーカスのシュートは再びトラバーズが阻止。さらに25分にはローズのフィードでオフサイドラインを破ったルーカスがGKと一対一の決定機も、三度トラバーズの好守に阻まれた。
前半半ば以降、完全に試合の流れを掴んだトッテナムだったが、序盤のビッグセーブでノッテしまった相手GKトラバーズの攻略に手を焼く。33分にはローズの左クロスをゴール前のデレ・アリが頭で合わすが、ややコースは甘かったもののトラバーズが見事なレスポンスではじき出す。
チャンスは作りながらもなかなかゴールを奪えず、徐々に相手のカウンターから自陣深い位置まで侵攻を許し始めたトッテナムは1枚カードをもらっていたダイアーがあわや2枚目というリスキーな対応を見せるなど、嫌な空気が漂い始める。すると、前半終了間際の43分にはフレイザーとの接触プレー直後にレルマに突っかかれたソン・フンミンが激昂し思わず突き飛ばしてしまうと、これが暴力行為と判断されてレッドカードが掲示される。
韓国代表FWの愚行によって10人で残り45分の戦いに臨むことになったトッテナムは、ハーフタイム明けにアルデルヴァイレルト、ダイアーとカードをもらっていた2選手を下げてフォイス、ワニャマを同時投入する。だが、この選手交代がチームを更なる窮地に追い込む。48分、果敢にボールを持ち上がったフォイスがコントロールを失ったままシンプソンと交錯。悪意はなかったもののスパイクの裏が見えた状態で脛を蹴ってしまったため、ラフプレーでフォイスにレッドカードが掲示された。
これ以上の退場者を避ける意図で投入したフォイスの愚行で9人での戦いを強いられたトッテナムは、ワニャマをセンターバックに下げてルーカスを最前線に残した[4-3-1]の布陣で残り40分近くを戦うことに。
ここから防戦一方の展開が予想されたものの、ボーンマスの拙攻やルーカス、デレ・アリらの個人技で攻め返す場面を作るなど拮抗した展開に持ち込んでいくトッテナム。73分にはアイブに強烈な枠内シュートを浴びるが、ここはGKロリスがビッグセーブで防いだ。
その後、シソコに代えてベン・デイビスを最後のカードとして投入したトッテナムは、押し込まれながらも何とか時計を進めて後半アディショナルタイムまで0-0の状態を継続する。しかし、91分には左CKの場面でキッカーのフレイザーが滞空時間の長いボールを入れると、大外からニアに飛び込んできたアケを捕まえ切れずにヘディングシュートを決められ、先制点を許す。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ソン・フンミン、フォイスの退場が響いたトッテナムは公式戦3試合連続の0-1の敗戦。大きな疲労とショックを引きずる形で8日のCLアヤックス戦、12日のリーグ最終節エバートン戦に臨むことになった。
トッテナムの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
トッテナムの人気記事ランキング
1
ケインが大英帝国勲章授与式に出席「自分と家族にとって非常に誇らしい日」
トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケイン(25)が、28日にイギリスのバッキンガム宮殿で行われた大英帝国勲章授与式に出席した。 ケインは、昨年6月に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)でイングランド代表キャプテンとしてチームを引っ張りベスト4進出に貢献。また、個人でも6ゴールを挙げて大会得点王を獲得。イングランド代表では、1986年大会のギャリー・リネカー氏以来32年ぶりの快挙となった。 この功績が認められた昨年12月に大英帝国勲章第5位にあたるMBEを受勲したケインは、今回バッキンガム宮殿で行われた大英帝国勲章授与式に出席した。 授与式後、ケインは自身のツイッターで「自分自身と僕の家族にとって非常に誇らしい日となった。イングランド代表のチームメイトとコーチングスタッフには本当に感謝している」と、受勲の喜びを語った。 また、ロシアW杯でイングランド代表を28年ぶりのベスト4へ導いたガレス・サウスゲート監督(48)も、大英帝国勲章の第4位にあたるOBEを受勲している。 2019.03.29 01:20 Fri2
バイエルンとトッテナムが2年連続プレマッチで対戦! 今年はアリアンツ・アレーナで
バイエルンとトッテナムは16日、プレシーズンマッチでバイエルンと対戦することを発表した。 バイエルンは昨シーズン逃したブンデスリーガの優勝を今シーズンは達成。対するトッテナムは、今シーズンのプレミアリーグで大苦戦。残り2節で17位と低迷している一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出し、マンチェスター・ユナイテッドと王者を争うこととなる。 両チームは、8月7日にアリアンツ・アレーナで対戦することが決定した。 2024-25シーズンに向けてもプレシーズンで対戦している両者は、韓国で1度目の対戦。2度目はトッテナム・ホットスパースタジアムで3-2とバイエルンが勝利を収めていた。 2025.05.16 19:30 Fri3
ディバラのスパーズ行きが急浮上! 約83億円でクラブ間合意に
ユベントスに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(25)がトッテナムに移籍する可能性がここに来て急上昇しているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 昨シーズン、ユベントスでの序列を下げたディバラ。最近までマンチェスター・ユナイテッドに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクとのトレード案が、ディバラの合意を残すのみというところまで迫るも、同選手側の高額な給与と代理人への手数料が要求されたことで破談に終わった。 その後も引き続き去就について注目が集まるディバラだが、急展開。今夏、同選手の獲得に興味を示していたトッテナムが移籍金6440万ポンド(約83億2000万円)でクラブ間合意に達したようだ。残すは、トッテナムとディバラによる個人条件の交渉のみだという。 プレミアリーグの移籍市場が閉幕まで残り2日。果たしてトッテナムは、ディバラ獲得を取り付けることができるだろうか。 2019.08.07 08:40 Wed4
10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】
20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed5