理由は「家族」と「広州恒大」、カンナバーロ監督が中国代表監督をわずか2試合で辞任

2019.04.29 15:05 Mon
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中国代表の指揮官であるファビオ・カンナバーロ監督(45)が、辞任することを発表した。自身のインスタグラム(fabiocannavaroofficial)で発表している。

カンナバーロ監督は、現役時代はパリマやインテル、ユベントス、レアル・マドリーで活躍。イタリア代表としても活躍し、2006年のドイツ・ワールドカップで優勝。同年のバロンドールも受賞していた。

引退後は指導者の道を歩み、アジアのクラブで指揮。2014年11月に広州恒大で監督キャリアをスタートさせると、アル・ナスル(サウジアラビア)、天津天海(当時は天津権健)で指揮をとり、2017年11月から広州恒大の監督に復帰している。
2019年3月には、恩師でもあるマルチェロ・リッピ監督の後任として中国代表の監督に就任。しかし、3月に行われたタイ代表戦、ウズベキスタン代表戦(いずれも0-1で敗戦)のわずか2試合での辞任となった。

カンナバーロ監督は今回の辞任発表に関して、「家族」を理由に挙げつつ、広州恒大、そして中国サッカー協会への感謝を綴った。
「何年もの間、私を支えてきてくれた国に感謝し、私は中国代表チームの監督の地位を離れることを伝えなければならない」

「私は、この国における2つの重要なチームの監督として考えてくれた、広州恒大、そして中国サッカー協会に感謝します。しかし、兼任するということは私を家族から遠ざけることとなった」

「1カ月ほど前、広州恒大だけを指導し続けることで、情熱とプロ意識を持って日々プレーしている若い中国の選手たちの成長に、貢献できること、そしてそれを望むことをチームと選手に伝えた。そして、毎日、情熱とプロ意識を持って働いた」

「2022年のカタール・ワールドカップ予選を迎える中国代表へ幸運を。そして、改べ全てに感謝します」

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日本が4ゴールで中国撃破! U-17女子W杯へあと1つ、準決勝は韓国と対戦【U-17女子アジアカップ】

13日、AFC U17女子アジアカップ2024の第3節がインドネシアで行われ、U-17日本女子代表はU-17中国女子代表と対戦し、4-0で勝利。3連勝を収めた。 上位3カ国はドミニカ共和国で今年行われU17女子ワールドカップの出場権を獲得できる今大会。日本はタイ、オーストラリアに連勝を収め、すでに準決勝進出を決めている。 日本はオーストラリア戦から6名を変更。[4-3-3]のシステムで、GKには福田真央、最終ラインは右から菅原千嘉、太田美月、朝生珠実、鈴木温子、中盤はアンカーに榊愛花、インサイドハーフにキャプテンの眞城美春、平川陽菜、3トップは右に木下日菜子、左に福島望愛、中央に佐藤ももサロワンウエキと並んだ。なお、DF青木夕菜、FW津田愛乃音、MF本多桃華、FW花城恵唯、FW松浦芽育子はメンバー外となっている。 3連勝で準決勝に勢いを持って行きたい日本。すると9分、右サイドから菅原がクロスを上げると、中央に飛び込んだ佐藤がダイレクトでシュート。しかし、これは左ポストに嫌われるが、こぼれ球を福島がしっかりと押し込み、日本が早々に先制する。 中国はこの失点が今大会初失点に。日本は前からプレスを掛けていく戦いに。対する中国はロングボールでスペースを狙いながらも、ポゼッションしてボールを運んでいく戦いを見せていく。 22分には日本がボックス手前で平川が倒されてFKを獲得。これを眞城が直接狙ったが、シュートは枠を越えて行く。 35分にも日本がチャンス。ボックス右からの福島のグラウンダーのクロスから木下がボックス内でダイレクトシュートも、GKの正面を突いてしまう。 日本は42分に右サイドバックの菅原を下げて、菊地花奈を投入。前半での交代となった。その菊地は前半の少ない時間でも積極的に攻撃に絡みシュートを放つなどリズムを作っていく。 日本はリードした中で後半の頭は中国が圧力をかけていく展開に。立ち上がりに日本はピンチを迎えるが、なんとか凌いでいく。 後半はなかなか決定機を作れない日本。70分には木下と佐藤を下げ、古田麻子、根津里莉日を起用する。 すると74分、自陣から眞城が浮き球のパス。これに抜けた菊地がドリブルで持ち出すと、ボックス内でGKとの一対一となった中、狭いニアサイドに上手く左足で転がして待望の追加点を奪う。 リードを広げた日本は、その後もしっかりと主導権を握って試合を進めていく。すると86分、敵陣でプレスをかけた菊地が相手からボールを奪うと、そのままドリブルで独走。最後はGKとの一対一でしっかり決め、3点目を奪う。 効果的に得点を重ねた日本は、87分に眞城、朝生を下げ、辻あみる、牧口優花を投入する。すると後半アディショナルタイムには右CKからのクロスを根津がヘッド。これが決まり、ダメ押しの4点目。その直後にタイムアップとなり、4-0で日本が勝利を収めた。 3連勝でグループステージを首位通過した日本。準決勝ではグループA2位のU-17韓国女子代表と16日に対戦。敗れた中国は2位通過となり、グループAを圧倒的な22得点0失点の3連勝で突破したU-17北朝鮮女子代表と対戦する。 U-17日本女子代表 4-0 U-17中国女子代表 【得点者】 1-0:9分 福島望愛(日本) 2-0:74分 菊地花奈(日本) 3-0:86分 菊地花奈(日本) 4-0:90分+5 根津里莉日(日本) 【出場メンバー】 GK 21.福田真央(JFAアカデミー福島) DF 4.太田美月(大商学園高校) 6.鈴木温子(日テレ・東京ヴェルディメニーナ) 13.菅原千嘉(マイナビ仙台レディースユース) →42分 7.菊地花奈(マイナビ仙台レディースユース) 17.朝生珠実(日テレ・東京ヴェルディメニーナ) →87分 3.牧口優花(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18) MF 5.榊愛花(JFAアカデミー福島) 14.眞城美春(日テレ・東京ヴェルディメニーナ) →87分 19.辻あみる(三菱重工浦和レッズレディースユース) 22.平川陽菜(三菱重工浦和レッズレディースユース) FW 8.木下日菜子(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18) →70分 10.古田麻子(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18) 9.佐藤ももサロワンウエキ(大商学園高校) →70分 11.根津里莉日(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18) 16.福島望愛(JFAアカデミー福島) 2024.05.13 19:01 Mon
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中国も諦めない! イニエスタ巡り日本との争奪戦へ

▽ヴィッセル神戸への移籍が報じられたバルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(33)。しかし、今でも中国クラブとの交渉は途切れていないようだ。スペイン『アス』が中国『タイタン・スポーツ』の情報を基に報じた。 ▽神戸以前に有力な移籍先として伝えられていた中国スーパーリーグの重慶力帆は、現在もイニエスタ獲得を諦めておらず。同クラブは契約を結ばないという旨の公式声明をリリースしていたが、『タイタン・スポーツ』によるとイニエスタ側との会談を続けており、給与面で折り合いをつけるのに難航している段階だという。 ▽『アス』の見解では、イニエスタは中国よりも日本移籍に接近しているとのこと。しかし、同選手は6月のワールドカップ前に結論を出す意向であり、それほどは急いでいないという。日本と中国による“イニエスタ争奪戦”は、まだまだ続きそうだ。 2018.05.09 17:45 Wed
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山田楓喜の芸術クロスから松木玖生が開始8分の先制点! 西尾隆矢の一発退場で防戦もU-23日本代表が1点リードで試合折り返す【AFC U-23アジアカップ】

U-23日本代表は16日、AFC U23アジアカップのグループB第1節でU-23中国代表と対戦し、前半を1-0で終えた。 3.5枠のパリ・オリンピック出場権を懸けたアジア最終予選となる今大会。グループ上位2カ国が準々決勝に進むこととなる。 8大会連続8度目のオリンピック出場を目指す日本は、その重要な初戦となった中国戦に向けて[4-3-3]の布陣を採用。GKに小久保玲央ブライアン、4バックは右から関根大輝、西尾隆矢、内野貴史。中盤はアンカーにキャプテンの藤田譲瑠チマ、インサイドハーフに山本理仁、松木玖生。3トップは右から山田楓喜、細谷真大、平河悠が並んだ。 立ち上がりからボールを握って押し込む日本。開始4分にはボックス右角から山田が上げたクロスをファーの松木が胸トラップから左足アウトで叩くシュートを記録した。 すると、このプレーが伏線となって早い時間帯に先制点が生まれた。8分、右サイドで押し込んでポケットを取った関根からマイナスのパスを受けた山田が先ほどと似たような位置から、より速い左足のピンポイントクロスを供給。これをタイミング良くゴール前に飛び込んだ松木が左足ダイレクトで流し込んだ。 東京VとFC東京で活躍するレフティーコンビの見事なコンビネーションで幸先よくリードを手にした日本は、以降も冷静にゲームをコントロール。だが、15分過ぎに思わぬアクシデントが発生。 ボールのないところでジア・フェイファンに後ろから身体をぶつけられた西尾が思わず左腕を振ると、肘か腕が顔面か喉元付近を捉えてピッチに倒れ込む。一度プレーは流されたが、オンフィールド・レビューの結果、レッドカードが掲示された。 軽率な西尾の退場によって数的不利を背負った中、大岩剛監督は山本を下げて木村誠二を投入。これで松木と藤田がボランチで並ぶ[4-4-1]の布陣に変更した。 ここから数的不利の戦いとなった日本は、よりセーフティーなプレーを心掛けながらリードを維持しつつ、カウンターを起点に追加点を狙う形に。 30分を過ぎた辺りから相手に押し込まれる場面が増えると、38分にはタオ・チャンロンにボックス手前から強烈なミドルシュートを打たれるが、ここはクロスバーを叩く。さらに、こぼれに詰めたシュートもGK小久保が冷静にキャッチした。 何とか失点を回避したものの、以降も苦しい展開を強いられる日本。42分にはヤン・ツーハオの左クロスにゴール前で合わせたベイヘラムのヘディングシュート、7分のアディショナルタイムにはセットプレー流れからジュ・ユエに枠の左を捉えたミドルシュートを打たれるが、いずれもGK小久保のファインセーブによって事なきを得た。 松木のゴールで早々にリードを得る理想の入りとなったものの、西尾の退場をきっかけに苦しい戦いを強いられた中、何とか前半を1点リードで終えた。 U-23日本代表 1-0 U-23中国代表 【日本】 松木玖生(前8) ◆U-23日本代表出場メンバー GK 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) DF 関根大輝(柏レイソル) 西尾隆矢(セレッソ大阪) 高井幸大(川崎フロンターレ) 内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ) MF 山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) →22分 木村誠二(サガン鳥栖) 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 松木玖生(FC東京) FW 山田楓喜(東京ヴェルディ) 細谷真大(柏レイソル) 平河悠(FC町田ゼルビア) <span class="paragraph-title">【動画】山田楓喜のクロスを松木玖生が鮮やかダイレクトボレー!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="FV92D6V87DM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.16 22:56 Tue

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