バルセロナが2年連続26度目の戴冠! メッシ弾で今季1冠目を手にしてCLリバプール戦へ!《リーガエスパニョーラ》

2019.04.28 05:55 Sun
Getty Images
リーガエスパニョーラ第35節、バルセロナvsレバンテが27日にカンプ・ノウで行われ、1-0で勝利したバルセロナが3節を残して2年連続26度目のリーグ優勝を決めた。

来週ミッドウィークにリバプールとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝初戦を控える中、連覇に王手をかけたバルセロナ(勝ち点80)は、15位レバンテをホームで迎え撃った。アレーニャ、スアレスの2ゴールで勝利したアラベス戦からは先発4人を変更。ラキティッチ、ラングレ、ジョルディ・アルバ、アルトゥールが先発復帰も、ブスケッツと共にメッシが再びベンチスタートとなった。

ホームでの優勝に向けて高いモチベーションで臨んだバルセロナが立ち上がりから相手を押し込んでいく。開始直後にスアレス、コウチーニョと決定的なシュートを放つと、5分にはコウチーニョの左CKにラングレが飛び込むが、ここはヘディングシュートを枠に飛ばせない。
開始早々の先制点とはならなかったものの、その後も相手守備のギャップを突きながら再三フィニッシュのシーンを作り出す。25分過ぎにはアルトゥールのスルーパスに抜け出したボックス左のコウチーニョが右足のシュート。直後には左サイド深くをえぐったアルバからの浮き球クロスをゴール前フリーのコウチーニョがヘディングシュートも、いずれのゴールチャンスも相手GKアイトールに阻止される。

相手守護神の再三の好守に手を焼くバルセロナは前半終了間際の41分にもボックス手前左の好位置で得たFKをコウチーニョが直接右足で狙うが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
結局、前半をゴールレスで終えたバルセロナはハーフタイム明けにコウチーニョを下げて温存していたメッシを投入する。そのメッシは立ち上がりの50分に早速シュートを放つと、60分過ぎには期待された役目をきっちり果たす。

62分、デンベレの鋭い中央突破を起点に波状攻撃を仕掛けると、スアレスのクロスのこぼれ球に反応したビダルがボックス右のメッシにヘディングでパスを繋ぐ。ここで2人のDFを切り返しで外したメッシはすかさず左足のシュートをゴール左隅に流し込んだ。

頼れるエースのゴールで先制に成功したバルセロナだが、64分にはホセ・モラレスのスルーパスに抜け出したマジョラルに決定機を許すが、ここは果敢に飛び出したGKテア・シュテーゲンの好守で凌ぐ。さらに直後の68分にはホセ・モラレスにボックス内へ抜け出されるが、ここは相手のシュートミスに救われる。

その後、アルトゥール、デンベレを下げてブスケッツ、セルジ・ロベルトの投入で[4-4-2]に布陣を変更したバルセロナは逃げ切り態勢に入る。前がかりな相手に対してカウンターから追加点に迫るが、ビダルやスアレスがゴールチャンスをモノにできない。

それでも、試合終了間際の89分にバルディに与えた決定機が右ポストを叩くなどツキにも恵まれたバルセロナはこのまま1-0で試合をクローズ。頼れるエースのゴールと今季チームを支えた堅守という、らしい勝ち方を見せたバルセロナが2年連続26度目のリーガ制覇を達成。今季1冠目を手にしたバルベルデ監督率いるチームは、最高のムードの中で4日後に行われるCLリバプール戦に臨むことになった。

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