終盤のスアレス&メッシ弾のバルサがD・コスタ愚行退場のアトレティコを撃破し連覇へ大前進!《リーガエスパニョーラ》

2019.04.07 05:49 Sun
Getty Images
リーガエスパニョーラ第31節、バルセロナvsアトレティコ・マドリーが6日に行われ、2-0でバルセロナが勝利した。
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4日前に行われた前節ビジャレアル戦をラストプレー弾で辛くも4-4に持ち込み、勝ち点1をもぎ取った首位バルセロナ(勝ち点70)は、4日後にチャンピオンズリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦を控える中、ビジャレアル戦のスタメンから3選手を変更。メッシ、ピケ、ラキティッチの主力3選手がスタメンに戻った。一方、前節ジローナ戦を終盤の2ゴールで勝利した2位アトレティコ(勝ち点62)は、バルセロナとのポイント差を8に縮めた中、ジローナ戦のスタメンから負傷したモラタがベンチスタートとなり、ジエゴ・コスタが先発となった。
立ち上がりから戦前の予想通りにバルセロナがボールを持つ展開で推移していった中、14分に最初の決定機。メッシのフィードでボックス左に侵入したジョルディ・アルバが左ポスト直撃のシュートを放った。

続く20分にもカウンターからメッシのラストパスを受けたスアレスが際どいシュートを浴びせたバルセロナに対し、アトレティコは直後にグリーズマンが枠内シュートを浴びせた。
引き続き押し込むバルセロナは27分にも決定機。スアレスのダイレクトヒールパスを受けたコウチーニョがボックス中央に侵入してシュートに持ち込んだが、GKオブラクのファインセーブに阻まれた。

バルセロナの攻勢が続いていた中28分、アトレティコは10人となってしまう。ファウルを取ってもらえなかったジエゴ・コスタが主審に暴言を吐いたとみられ、一発レッドカードが提示された。10人となったアトレティコはアリアスに代えてコレアを2トップの一角に投入。右サイドバックにトーマスを回した。

ハーフタイムにかけてもバルセロナがハーフコートゲームを続けたが、ゴールは割れず前半を終えた。

後半からコレアを中盤の右サイドに下げたアトレティコに対し、バルセロナは56分にメッシがミドルシュートでオンターゲットを記録。

攻め手を欠くアトレティコは58分、フィリペ・ルイスに代えてモラタを投入し、サウールを左サイドバックに回した。

シメオネ監督の強き采配が続く中、63分にアルトゥールに代えてマウコムを右ウイングに投入したバルセロナは直後にメッシがミドルシュートでGKオブラクを強襲。さらに69分、スアレスの落としに反応したメッシが枠内シュートを浴びせていった。

対するアトレティコは75分、左サイドからのFKにホセ・ヒメネスが際どいヘディングシュートを浴びせるも、終盤の85分にバルセロナが均衡を破った。

ジョルディ・アルバのパスをボックス手前左で受けたスアレスが巻いたシュートでゴール右隅に蹴り込んだ。スアレスのリーガ今季20ゴール目で先制したバルセロナはさらに1分後、ラキティッチのスルーパスを受けたメッシがボックス右に侵入。DF2枚を外して難なくシュートを蹴り込み、決定的な2点目を挙げた。

このまま2-0で勝利したバルセロナがアトレティコとの勝ち点差を11に広げ、リーガ2連覇へ大前進している。




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