マドリーが公式戦連敗を「3」でストップ! 乏しい内容もベンゼマの3ゴールに絡む活躍でバジャドリー撃破《リーガエスパニョーラ》
2019.03.11 06:43 Mon
リーガエスパニョーラ第27節、バジャドリーvsレアル・マドリーが10日にホセ・ソリージャで行われ、アウェイのマドリーが4-1で勝利した。
バルセロナ相手のクラシコ連敗に加え、直近のチャンピオンズリーグ(CL)のアヤックス戦ではサンティアゴ・ベルナベウでの1-4という屈辱的な大敗でCL4連覇の夢が絶たれたマドリー。ソラーリ監督の更迭が濃厚となった中、リーガ3位以内キープを新たな目標とする傷だらけのエル・ブランコは、16位のバジャドリーとのアウェイゲームで公式戦連敗ストップを目指した。
ヴィニシウス、ルーカス・バスケス、カルバハルと3人の主力が長期離脱を強いられた中、ソラーリ監督はその代役にオドリオソラ、アセンシオ、ダニ・セバージョスを起用した。
ここ最近の不振を引きずるような覇気のないプレーぶりが目立つマドリーは、12分にいきなりピンチを招く。裏へ抜け出したオスカル・プラノをDFオドリオソラがボックス内で後方から倒してしまい、痛恨のPKを献上。だが、ここはキッカーのアルカラスがクロスバーの大きく上に外す信じ難いミスに助けられる。
この幸運を反撃に繋げられないアウェイチームは、15分にも左サイドを崩されてケコの鋭いクロスをファーサイドのグアルディオラにワンタッチで流し込まれるが、ここはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、オフサイドの判定に。直後の18分には相手セットプレーからグアルディオラにヘディングでネットを揺らされるが、これもオフサイドの判定に救われる。
立ち上がりからの出来を考えれば、当然のような失点でビハインドを負ったマドリーだったが、相手のミスを生かしてすぐさま追いつく。34分、クロースの右CKの流れからルーズボールをナチョと競ったGKマシプがクリアし損ねると、これをヴァランが冷静に押し込んだ。これで振り出しに戻った試合は一進一退の攻防を見せるが、アヌアル、カゼミロの際どい枠内シュートはいずれも両守護神のセーブに遭い、前半は1-1で終了した。
迎えた後半もホームのバジャドリーが押し込む入りを見せた中、試合を通して守備の穴となっていたオドリオソラが意地を見せる。51分、ボックス内に抜け出すとオスカル・プラノに足をかけられてPKを獲得。これをキッカーのベンゼマが冷静に決め切って逆転に成功した。
この逆転ゴールでようやく落ち着きを取り戻したマドリーは直後の57分にもセバージョスのボレーシュートでゴールに迫ると、59分にはクロースの滞空時間の長い左CKをベンゼマが頭で合わせ、ドブレーテを記録した。
その後、クロースに代えてバルベルデを投入するなど逃げ切り態勢に入ったアウェイチームだったが、80分に2枚目の警告を受けたカゼミロが退場処分となるアクシデントが発生。後半もバタバタした印象を拭えないが、85分には左サイドでのベンゼマとの連係からボックス内に侵入したモドリッチが冷静なフィニッシュで4点目を奪取。そして、ベンゼマ、レギロンに代えてバジェホ、マルセロの2枚替えで今度こそ試合をクローズ。
乏しい内容ながらもベンゼマの3ゴールに絡む活躍などによって4-1で勝ち切ったマドリーが公式戦の連敗を「3」でストップ。ひとまず仕切り直しに成功した。
バルセロナ相手のクラシコ連敗に加え、直近のチャンピオンズリーグ(CL)のアヤックス戦ではサンティアゴ・ベルナベウでの1-4という屈辱的な大敗でCL4連覇の夢が絶たれたマドリー。ソラーリ監督の更迭が濃厚となった中、リーガ3位以内キープを新たな目標とする傷だらけのエル・ブランコは、16位のバジャドリーとのアウェイゲームで公式戦連敗ストップを目指した。
ヴィニシウス、ルーカス・バスケス、カルバハルと3人の主力が長期離脱を強いられた中、ソラーリ監督はその代役にオドリオソラ、アセンシオ、ダニ・セバージョスを起用した。
この幸運を反撃に繋げられないアウェイチームは、15分にも左サイドを崩されてケコの鋭いクロスをファーサイドのグアルディオラにワンタッチで流し込まれるが、ここはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、オフサイドの判定に。直後の18分には相手セットプレーからグアルディオラにヘディングでネットを揺らされるが、これもオフサイドの判定に救われる。
相手のミスとVARに救われて何とか均衡を保つマドリーだったが、さすがに4度目のピンチは逃れられない。29分、右サイドからのアーリークロスをファーサイドのグアルディオラがスライディングで中に折り返すと、これをゴール前のアヌアルがワンタッチで流し込んだ。
立ち上がりからの出来を考えれば、当然のような失点でビハインドを負ったマドリーだったが、相手のミスを生かしてすぐさま追いつく。34分、クロースの右CKの流れからルーズボールをナチョと競ったGKマシプがクリアし損ねると、これをヴァランが冷静に押し込んだ。これで振り出しに戻った試合は一進一退の攻防を見せるが、アヌアル、カゼミロの際どい枠内シュートはいずれも両守護神のセーブに遭い、前半は1-1で終了した。
迎えた後半もホームのバジャドリーが押し込む入りを見せた中、試合を通して守備の穴となっていたオドリオソラが意地を見せる。51分、ボックス内に抜け出すとオスカル・プラノに足をかけられてPKを獲得。これをキッカーのベンゼマが冷静に決め切って逆転に成功した。
この逆転ゴールでようやく落ち着きを取り戻したマドリーは直後の57分にもセバージョスのボレーシュートでゴールに迫ると、59分にはクロースの滞空時間の長い左CKをベンゼマが頭で合わせ、ドブレーテを記録した。
その後、クロースに代えてバルベルデを投入するなど逃げ切り態勢に入ったアウェイチームだったが、80分に2枚目の警告を受けたカゼミロが退場処分となるアクシデントが発生。後半もバタバタした印象を拭えないが、85分には左サイドでのベンゼマとの連係からボックス内に侵入したモドリッチが冷静なフィニッシュで4点目を奪取。そして、ベンゼマ、レギロンに代えてバジェホ、マルセロの2枚替えで今度こそ試合をクローズ。
乏しい内容ながらもベンゼマの3ゴールに絡む活躍などによって4-1で勝ち切ったマドリーが公式戦の連敗を「3」でストップ。ひとまず仕切り直しに成功した。
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