【ACLプレビュー】昨季未勝利のリベンジへJ王者・川崎Fが中国王者に挑む《上海上港vs川崎フロンターレ》
2019.03.06 14:35 Wed
6日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019の第1節が開催。Jリーグ王者である川崎フロンターレは、アウェイで中国王者の上海上港と対戦する。
◆未勝利敗退のリベンジを
2017シーズンに続き、2018シーズンも明治安田生命J1リーグを制した川崎F。リーグ3連覇を目指して戦う今シーズンだが、その前にやるべきことが残されている。それは、ACLでのリベンジだ。
Jリーグ王者として初めて参戦した2018シーズンのACLでは、不甲斐ない戦いを見せ3分け3敗の未勝利。グループ最下位で敗退となってしまった。
さらに、昨シーズンのグループステージで同居した上海上港、蔚山現代は今シーズンもグループステージで同居。川崎Fにとってはこの上ない巡り合わせがやってきたと言える。
◆あと一歩足りない王者
今シーズンはゼロックス・スーパーカップで浦和レッズを下し、タイトル獲得と好スタートを切ったかに思われたが、リーグ戦は2戦連続ドロー。第2節の鹿島アントラーズ戦では、MF中村憲剛の素晴らしいFKで先制したものの、追いつかれてのドローとなった。
川崎Fの勝ちきれていない要因の1つは、新加入のFWレアンドロ・ダミアンだろう。まだまだチームにフィットしているとは言えない状況だが、本人のパフォーマンスも去ることながら、周りの選手もまだ迷いを感じる部分が多い。フィットまでの時間を待つことはあまりできないが、まずは結果を残して自信をつけたいところだ。
また、2018シーズンまで在籍したDFエウシーニョ(清水エスパルス)の不在も大きい。サイド攻撃の活性化が行えていない現状は、中央からの攻撃が比率として増えている。中村に始まり、MF大島僚太、MF家長昭博と能力の高い選手が揃っているだけに、中央からの攻撃でも崩せてはいるが、ゴールに繋がっていないのが現状。得点力のある上海上港との対戦となるため、攻撃陣の奮起が求められる。
◆上海上港が誇る破壊力ある攻撃陣
2017シーズンはベスト4、2018シーズンはベスト16とACLでも一定の結果を残してきた上海上港。2018シーズンは中国スーパーリーグを初制覇し、広州恒大の連覇をストップ。チーム力をアップさせていることが伺える。
かつては“爆買い”に走っていたクラブだったが、今オフは大型補強なし。それでも、元ブラジル代表MFオスカル、FWフッキがチームを牽引する。
今シーズンは2018シーズンの中国FAカップ王者である北京国安との中国スーパーカップを2-0で制すると、中国スーパーリーグのかいまk戦である上海申花戦では0-4と快勝。フッキ不在の中での快勝劇はチーム力の向上を意味する。
堅守からの速攻をスタイルとする上海上港にとって、川崎Fの戦い方はやりやすい相手。ホームでどのような戦いを見せるかに注目だ。
◆川崎フロンターレ予想スタメン
GK:チョン・ソンリョン
DF:馬渡和彰、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:守田英正、大島僚太
MF:小林悠、家長昭博、阿部浩之
FW:知念慶
監督:鬼木達
前節の鹿島アントラーズ戦とほぼ同じメンバーが先発すると予想。変更点があるとすれば、MF中村憲剛がピッチにいないことか。2018シーズンのACLでは、アウェイゲームは全て帯同しなかったものの、今回の上海遠征はメンバー入り。先発は避けるとみられるが、有事には登場するだろう。また、2試合途中出場のFW知念慶が先発と予想。フィットしきれていないレアンドロ・ダミアンは、ベンチスタートと見る。
◆注目選手
MF家長昭博(32)
川崎Fの注目選手はMF家長昭博だ。中村が不在となれば、チームの攻撃を牽引する役割を担うことは間違いない。Jリーグ屈指の実力を誇る家長に懸かる期待は、必然的に大きくなるだろう。
この試合では、左サイドではなくトップ下になることが予想され、よりゴールに近い位置でプレーする可能性もある。家長のチャンスメイクだけでなく、ゴールにも期待したいところ。しかし、ACLでのゴールはガンバ大阪時代の2006年にあげた1つのみ。アジアでのタイトル獲得に向けて、家長の活躍は不可欠だ。自身のゴールでチームを勝利に導けるかに注目。
◆未勝利敗退のリベンジを
Jリーグ王者として初めて参戦した2018シーズンのACLでは、不甲斐ない戦いを見せ3分け3敗の未勝利。グループ最下位で敗退となってしまった。
さらに、昨シーズンのグループステージで同居した上海上港、蔚山現代は今シーズンもグループステージで同居。川崎Fにとってはこの上ない巡り合わせがやってきたと言える。
クラブが目標に掲げるアジアタイトルへ、まずはその一歩を踏み出したい。
◆あと一歩足りない王者
今シーズンはゼロックス・スーパーカップで浦和レッズを下し、タイトル獲得と好スタートを切ったかに思われたが、リーグ戦は2戦連続ドロー。第2節の鹿島アントラーズ戦では、MF中村憲剛の素晴らしいFKで先制したものの、追いつかれてのドローとなった。
川崎Fの勝ちきれていない要因の1つは、新加入のFWレアンドロ・ダミアンだろう。まだまだチームにフィットしているとは言えない状況だが、本人のパフォーマンスも去ることながら、周りの選手もまだ迷いを感じる部分が多い。フィットまでの時間を待つことはあまりできないが、まずは結果を残して自信をつけたいところだ。
また、2018シーズンまで在籍したDFエウシーニョ(清水エスパルス)の不在も大きい。サイド攻撃の活性化が行えていない現状は、中央からの攻撃が比率として増えている。中村に始まり、MF大島僚太、MF家長昭博と能力の高い選手が揃っているだけに、中央からの攻撃でも崩せてはいるが、ゴールに繋がっていないのが現状。得点力のある上海上港との対戦となるため、攻撃陣の奮起が求められる。
◆上海上港が誇る破壊力ある攻撃陣
2017シーズンはベスト4、2018シーズンはベスト16とACLでも一定の結果を残してきた上海上港。2018シーズンは中国スーパーリーグを初制覇し、広州恒大の連覇をストップ。チーム力をアップさせていることが伺える。
かつては“爆買い”に走っていたクラブだったが、今オフは大型補強なし。それでも、元ブラジル代表MFオスカル、FWフッキがチームを牽引する。
今シーズンは2018シーズンの中国FAカップ王者である北京国安との中国スーパーカップを2-0で制すると、中国スーパーリーグのかいまk戦である上海申花戦では0-4と快勝。フッキ不在の中での快勝劇はチーム力の向上を意味する。
堅守からの速攻をスタイルとする上海上港にとって、川崎Fの戦い方はやりやすい相手。ホームでどのような戦いを見せるかに注目だ。
◆川崎フロンターレ予想スタメン
GK:チョン・ソンリョン
DF:馬渡和彰、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:守田英正、大島僚太
MF:小林悠、家長昭博、阿部浩之
FW:知念慶
監督:鬼木達
前節の鹿島アントラーズ戦とほぼ同じメンバーが先発すると予想。変更点があるとすれば、MF中村憲剛がピッチにいないことか。2018シーズンのACLでは、アウェイゲームは全て帯同しなかったものの、今回の上海遠征はメンバー入り。先発は避けるとみられるが、有事には登場するだろう。また、2試合途中出場のFW知念慶が先発と予想。フィットしきれていないレアンドロ・ダミアンは、ベンチスタートと見る。
◆注目選手
MF家長昭博(32)
(C)CWS Brains,LTD.
川崎Fの注目選手はMF家長昭博だ。中村が不在となれば、チームの攻撃を牽引する役割を担うことは間違いない。Jリーグ屈指の実力を誇る家長に懸かる期待は、必然的に大きくなるだろう。
この試合では、左サイドではなくトップ下になることが予想され、よりゴールに近い位置でプレーする可能性もある。家長のチャンスメイクだけでなく、ゴールにも期待したいところ。しかし、ACLでのゴールはガンバ大阪時代の2006年にあげた1つのみ。アジアでのタイトル獲得に向けて、家長の活躍は不可欠だ。自身のゴールでチームを勝利に導けるかに注目。
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