中島が移籍後初ゴール! ホームで6発圧勝のアル・ドゥハイルが首位アル・サッドを追走《カタール・スターズリーグ》

2019.03.01 01:57 Fri
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日本代表MF中島翔哉の所属するアル・ドゥハイルは2月28日、カタール・スターズリーグ第18節でアル・アハリ・ドーハと対戦し6-0で圧勝した。

リーグ戦2試合ぶりの勝利を目指す2位のアル・ドゥハイルが、ホームに5位アル・アハリ・ドーハを迎えた一戦。中島はトップ下で3試合連続の先発出場となった。

試合が動いたのは20分、アル・ドゥハイルは右サイドでFKを獲得するとムラード・ナージー・フセインのクロスをベナティアが右足ボレーで流し込み、先制に成功した。このゴールで攻勢を強めたアル・ドゥハイルは、38分にもモハメド・ムンタリがゴールネットを揺らし、2点のリードで前半を終えた。
後半に入っても主導権を握るアル・ドゥハイルは52分、ムンタリとのパス交換でボックス右に侵入した中島が角度のない位置から右足を一閃。豪快なシュートがゴール左隅に突き刺し、3点目を奪う。

攻撃の手を緩めないアル・ドゥハイルは、69分にムラード・ナージー・フセインがゴールネットを揺らすと、80分と88分にエル・アラビが得点を挙げ、6-0と勝利。
中島の移籍後初ゴールなどで圧勝したアル・ドゥハイルが、首位アル・サッドを追走している。

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監督批判で干された男が恩師の誘いを排除…ツィエクが土壇場で心変わり、UAE移籍確実から急転直下カタールへ

UAE1部のアル・ナスルSCへ移籍すると伝えられたモロッコ代表MFハキム・ツィエク(31)だが、急転直下カタールへ向かった。オランダ『Voetbal International』が伝える。 チェルシーからの放出により、23-24シーズンよりガラタサライ所属のツィエク。しかし昨秋、唐突な監督批判におよび、士気ゼロで干された結果、今冬の契約解除が確実となった。 ここ数日で伝えられた行き先は、UAE1部のアル・ナスル。トゥベンテやアヤックスで関係性を深めたアルフレッド・シュロイダー監督のもとへ向かうものとみられていた。 しかし、土壇場でドバイ行きの飛行機をキャンセルしたことが明らかに。 どうやらカタール1部のアル・ドゥハイルが突如としてツィエク陣営に連絡。詳細不明も相当な好条件を提示したとみて間違いなさそうで、ツィエクが心変わりしたとのことだ。 ガラタサライ側はツィエクを完全に見放していることから、無条件で契約解除に協力。そんななか、ツィエクは恩師の誘いにそっぽを向き、よりによってUAEの隣国カタールへ向かう。 アル・ナスルはツィエクと契約合意に達し、「あとは契約書を交わすだけ」だったそうだ。 2025.01.29 19:57 Wed
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ガラタサライ退団のツィエクがアル・ドゥハイルに完全移籍! 29日に契約解除が発表

カタールのアル・ドゥハイルは30日、モロッコ代表MFハキム・ツィエク(31)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「97」を着用する。 ツィエクはヘーレンフェーンの下部組織出身で、2012年7月にファーストチームに昇格。トゥベンテ、アヤックスでプレーしたのち、2020年7月にチェルシーに完全移籍で加入する。 チェルシーではアタッカーとしての活躍が期待された中、公式戦107試合で14ゴール13アシスト。期待通りの活躍とはいかず、ガラタサライへレンタル移籍。買い取り義務により、今シーズンから完全移籍に切り替わっていた。 ガラタサライでは公式戦34試合で8ゴール5アシスト。しかし、オカン・ブルク監督との関係悪化もあり、今シーズンスュペル・リグで5試合1アシスト、ヨーロッパリーグで3試合と出番が激減。契約解除となり、フリーでアル・ドゥハイルに加入となった。 <span class="paragraph-title">【動画】アル・ドゥハイルが魔法使いを獲得</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ar" dir="rtl"> <a href="https://twitter.com/DuhailSC/status/1884954053198692401?ref_src=twsrc%5Etfw">January 30, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.30 23:30 Thu
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ヴェッラッティがカタール国内で移籍か? 元柏のオルンガも在籍の首位チーム

元イタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティ(32)がカタール国内での移籍を検討しているようだ。フランス『フットメルカート』が報じている。 2023年9月にパリ・サンジェルマン(PSG)を離れてカタールのアル・アラビに完全移籍したヴェッラッティ。 その新天地では是移籍1年半で公式戦38試合4ゴール12アシストを記録。リーグレベルはあるものの、加入直後からテクニック、戦術眼の部分で別格の存在感を示し、リーグ屈指のMFとの評価を確立。その一方で、チームのパフォーマンスはいまひとつで、契約が終了する今シーズン限りでの退団が既定路線とみられる。 今回の報道によれば、カタール・スターズリーグで首位に位置する強豪アル・ドゥハイルが、来シーズンに向けた目玉補強の1人として元イタリア代表MFをリストアップ。すでに獲得に向けた動きを見せているという。 現在、チームを率いるクリストフ・ガルティエ監督はPSG時代にヴェッラッティを指導した経験があるが、来季に向けて去就は不透明となっており、元アルジェリア代表指揮官のジャメル・ベルマディ氏が後任に据えられる可能性もあるが、いずれにせよクラブが同選手の獲得を目指すことに変わりはないようだ。 なお、現在のアル・ドゥハイルは元ラツィオMFルイス・アルベルトに加え、元ブラジル代表DFルーカス・ヴェリッシモ、元柏レイソルのFWマイケル・オルンガが在籍。今冬にはガラタサライからMFハキム・ツィエクも加わっており、ここにヴェッラッティが加入となれば、中東屈指の強豪クラブとなるはずだ。 2025.03.26 18:00 Wed

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