メッシの“セビージャ・キラー”が炸裂! 圧巻のハットトリックで2度のビハインドから勝利に導く《リーガエスパニョーラ》
2019.02.24 02:20 Sun
リーガエスパニョーラ第25節、セビージャvsバルセロナが23日に行われ、4-2でバルセロナが逆転勝利した。
4位セビージャ(勝ち点37)と首位バルセロナ(勝ち点54)が激突した今節屈指の好カード。前節、ビジャレアルに完敗し、リーグ戦3試合勝利から遠ざかっているセビージャは、直近のヨーロッパリーグでは強敵ラツィオを2戦合計3-0で下しベスト16に勝ち進んだ。前回対戦ではアウェイで2-4で敗れているバルセロナに対し、イェデルとプロメスに2トップを組ませた。そのほか、今冬にナポリからレンタル加入したログがリーグ戦初出場を果たしている。
対するバルセロナは、リーグ戦では第12節以降負けなしで首位を快走中。しかし、ここ最近は国王杯のセビージャ戦の大勝を最後に失速気味。公式戦5試合で1勝のみとなっており、得点もわずかに「4」。とりわけ、スアレスはここ1カ月で1得点しか記録しておらず、この試合で爆発できるかがカギとなってくる。先発にはその他、負傷明けのユムティティが第13節以来の出場となった。
普段とは違う[4-4-1-1]の布陣を採用したセビージャは1分にカウンターを仕掛けた。左サイドのウーバーに展開し、アーリークロスにプロメスが合わせたがここはオフサイド。それでもホームチームが良い入りを見せた。
一方、バルセロナは10分に敵陣で相手のミスパスをメッシが奪い攻撃のスイッチを入れる。右に流れたスアレスへ預け、再びクロスを受けたメッシがシュートに持ち込む。ケアーのブロックに捕まったものの、たった二人でシュートに繋げた場面だった。
ここまでポゼッションで勝るのはバルセロナだが、思い通りに進めているのはセビージャ。対バルセロナ用に用意した布陣が功を奏し、何度もカウンターを発動させていく。すると22分、ここで必殺のカウンターが牙をむく。自陣でボールを奪ったセビージャはイェデルがピッチ中央をドリブルで持ち上がり、相手を引き付けてボックス右のヘスス・ナバスへラストパス。ヘスス・ナバスはスライディングブロックに来たピケの股の下を抜くシュートを突き刺し、キャプテンのリーガ300試合目のメモリアルゴールでホームチームが先制点を奪った。
凄まじすぎるゴラッソで流れがバルセロナに傾き始めると、32分にはカウンターからピケにチャンス。単独でボックス右に侵攻したピケは何度かキックフェイントをかけてマークを外しにかかるも、ここは古巣対決のセルジ・ゴメスに軍配が上がった。
だが迎えた42分、攻撃に転じたセビージャは相手のクリアボールを拾って畳み掛ける。ネガティブトランジションが遅れたバルセロナ守備陣を尻目に、ボックス右を突いたサラビアのマイナスの折り返しをメルカドがダイレクトシュート。するとこれがゴール左隅に決まり、前半はセビージャがリードを得る展開に。
後半に入り、バルセロナはビダルとセメドを下げてデンベレとセルジ・ロベルトを投入。これに伴いフォーメーションにもテコ入れ。3トップはデンベレ、スアレス、コウチーニョとなり、メッシはトップ下に入った。一方、セビージャも51分に1ゴールのメルカドを下げてフランコ・バスケスを投入した。
そのデンベレは53分にカウンターからチャンスに。スアレスの折り返しに合わせようとゴール前に飛び込んだが、相手の守備もあり上手くミート出来なかった。61分には、味方のパスで相手と入れ替わったスアレスがボックスに侵入するも、ケアーに体をぶつけられシュートを打てなかった。
序盤に3バックに変更したセビージャが紙一重で耐える後半戦。しかし、そう長くは持たなかった。67分、攻め込まれたセビージャはクリアせずGKバシリクは味方に繋げようと長めのパスを送る。しかしこれがラキティッチに渡ってしまい、ショートカウンターの餌食に。右サイドのデンベレからボックス手前のメッシに送られると、メッシはワントラップから右足シュート。これがゴール右上に決まり、バルセロナが再び同点に追いついた。
その後もメッシに脅かされるセビージャ。71分と78分に同じような形のシュートを許すがGKバシリクの好セーブもありなんとか凌ぐ。しかし、メッシは運までも味方に付ける。85分、途中出場のアレーニャがボックスの外からシュートを放つと、これがケアーに当たってボールはメッシの目の前に。慌てて飛び出してきたGKバシリクを嘲笑うかのように、冷静にチップキックでゴールイン。メッシのハットトリックでバルセロナは遂に逆転に成功した。
後半アディショナルタイムには、メッシのアシストからスアレスに待望のゴールが生まれ決着。サンチェス・ピスファンで行われた試合は、セビージャが2度先行する試合展開となるものの、メッシの神がかり的な活躍によりバルセロナが逆転勝利を演じる好勝負となった。
4位セビージャ(勝ち点37)と首位バルセロナ(勝ち点54)が激突した今節屈指の好カード。前節、ビジャレアルに完敗し、リーグ戦3試合勝利から遠ざかっているセビージャは、直近のヨーロッパリーグでは強敵ラツィオを2戦合計3-0で下しベスト16に勝ち進んだ。前回対戦ではアウェイで2-4で敗れているバルセロナに対し、イェデルとプロメスに2トップを組ませた。そのほか、今冬にナポリからレンタル加入したログがリーグ戦初出場を果たしている。
対するバルセロナは、リーグ戦では第12節以降負けなしで首位を快走中。しかし、ここ最近は国王杯のセビージャ戦の大勝を最後に失速気味。公式戦5試合で1勝のみとなっており、得点もわずかに「4」。とりわけ、スアレスはここ1カ月で1得点しか記録しておらず、この試合で爆発できるかがカギとなってくる。先発にはその他、負傷明けのユムティティが第13節以来の出場となった。
一方、バルセロナは10分に敵陣で相手のミスパスをメッシが奪い攻撃のスイッチを入れる。右に流れたスアレスへ預け、再びクロスを受けたメッシがシュートに持ち込む。ケアーのブロックに捕まったものの、たった二人でシュートに繋げた場面だった。
ここまでポゼッションで勝るのはバルセロナだが、思い通りに進めているのはセビージャ。対バルセロナ用に用意した布陣が功を奏し、何度もカウンターを発動させていく。すると22分、ここで必殺のカウンターが牙をむく。自陣でボールを奪ったセビージャはイェデルがピッチ中央をドリブルで持ち上がり、相手を引き付けてボックス右のヘスス・ナバスへラストパス。ヘスス・ナバスはスライディングブロックに来たピケの股の下を抜くシュートを突き刺し、キャプテンのリーガ300試合目のメモリアルゴールでホームチームが先制点を奪った。
先制ゴールに沸くサンチェス・ピスファン。しかし、“セビージャ・キラー”のあの男が沈黙に誘う。失点から4分後の26分、バルセロナは左に流れたラキティッチに展開。ラキティッチが逆足の左足でクロスを上げると、ボックス中央でフリーとなっていたメッシが驚愕のボレーシュートを鎮めて試合を振り出しに戻した。
凄まじすぎるゴラッソで流れがバルセロナに傾き始めると、32分にはカウンターからピケにチャンス。単独でボックス右に侵攻したピケは何度かキックフェイントをかけてマークを外しにかかるも、ここは古巣対決のセルジ・ゴメスに軍配が上がった。
だが迎えた42分、攻撃に転じたセビージャは相手のクリアボールを拾って畳み掛ける。ネガティブトランジションが遅れたバルセロナ守備陣を尻目に、ボックス右を突いたサラビアのマイナスの折り返しをメルカドがダイレクトシュート。するとこれがゴール左隅に決まり、前半はセビージャがリードを得る展開に。
後半に入り、バルセロナはビダルとセメドを下げてデンベレとセルジ・ロベルトを投入。これに伴いフォーメーションにもテコ入れ。3トップはデンベレ、スアレス、コウチーニョとなり、メッシはトップ下に入った。一方、セビージャも51分に1ゴールのメルカドを下げてフランコ・バスケスを投入した。
そのデンベレは53分にカウンターからチャンスに。スアレスの折り返しに合わせようとゴール前に飛び込んだが、相手の守備もあり上手くミート出来なかった。61分には、味方のパスで相手と入れ替わったスアレスがボックスに侵入するも、ケアーに体をぶつけられシュートを打てなかった。
序盤に3バックに変更したセビージャが紙一重で耐える後半戦。しかし、そう長くは持たなかった。67分、攻め込まれたセビージャはクリアせずGKバシリクは味方に繋げようと長めのパスを送る。しかしこれがラキティッチに渡ってしまい、ショートカウンターの餌食に。右サイドのデンベレからボックス手前のメッシに送られると、メッシはワントラップから右足シュート。これがゴール右上に決まり、バルセロナが再び同点に追いついた。
その後もメッシに脅かされるセビージャ。71分と78分に同じような形のシュートを許すがGKバシリクの好セーブもありなんとか凌ぐ。しかし、メッシは運までも味方に付ける。85分、途中出場のアレーニャがボックスの外からシュートを放つと、これがケアーに当たってボールはメッシの目の前に。慌てて飛び出してきたGKバシリクを嘲笑うかのように、冷静にチップキックでゴールイン。メッシのハットトリックでバルセロナは遂に逆転に成功した。
後半アディショナルタイムには、メッシのアシストからスアレスに待望のゴールが生まれ決着。サンチェス・ピスファンで行われた試合は、セビージャが2度先行する試合展開となるものの、メッシの神がかり的な活躍によりバルセロナが逆転勝利を演じる好勝負となった。
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