白熱のクラシコはレアル・マドリーがAG獲得も譲らずドロー! 《コパ・デル・レイ》

2019.02.07 06:55 Thu
Getty Images
コパ・デル・レイ準決勝1stレグ、バルセロナvsレアル・マドリーが6日に行われ、1-1で引き分けた。
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準々決勝ではセビージャに2ndレグでの大勝劇により逆転で勝ち上がった4連覇中のバルセロナと、ジローナを下したレアル・マドリーによる決勝進出を懸けたクラシコ。バルセロナは負傷により出場が危ぶまれたメッシがベンチスタートとなったものの、現状のほぼベストメンバーを送り込んだ。
対するレアル・マドリーはカゼミロやベイル、GKクルトワをベンチスタートとした以外は主力を起用した。

慎重な入りとなった中、まずは5分にレアル・マドリーがクロースのミドルシュートでGKテア・シュテーゲンを強襲する。するとその1分後にレアル・マドリーが先制した。ヴィニシウスの左クロスをファーサイドで受けたベンゼマが見事なトラップから中に折り返すと、最後はニアサイドのL・バスケスが流し込んだ。
良い入りを見せたレアル・マドリーがその後も主導権を握ると、18分にショートカウンターからヴィニウスがシュートに持ち込んでバルセロナを牽制した。

レアル・マドリーの勢いに押される形となっていたバルセロナは20分に大チャンス。コウチーニョのスルーパスに抜け出したマウコムがGKと一対一に。しかし、シュートコースが甘くケイロル・ナバスに阻まれた。

ひやりとしたレアル・マドリーが左ウイングのヴィニシウスを起点に攻撃を仕掛けるのに対し、バルセロナはFKから同点弾に迫っていく。まずは27分、マウコムのFKからピケが際どいヘディングシュートを浴びせると、続く32分にもマウコムのFKからラキティッチの放ったヘディングシュートがバーを直撃した。

さらに35分、スアレスのコントロールシュートが枠を捉えたが、GKケイロル・ナバスのファインセーブに阻まれた。ハーフタイムにかけてはバルセロナの圧力が強まったが、レアル・マドリーが1点をリードしたまま前半を終えた。

迎えた後半も高い集中力を保ってバルセロナの攻撃を受け止めるレアル・マドリーが主導権を渡さない。

しかし57分、バルセロナが同点に追いつく。ジョルディ・アルバがロングボールに抜け出したプレーを起点に、スアレスがシュートに持ち込むと、ボールは左ポストを直撃。ルーズボールをボックス右のマウコムが拾ってGK不在のゴールマウスにシュートを流し込んだ。

クラシコが期待通りの白熱した展開となる中64分、バルセロナはコウチーニョに代えてメッシを投入。対するレアル・マドリーはヴィニシウスに代えてベイルを投入した。

終盤にかけてはメッシを投入したバルセロナの攻勢が強まったが、レアル・マドリーも集中した守備で応戦し、チャンスを許さない。結局、試合は1-1で終了。決着はサンティアゴ・ベルナベウで27日に行われる2ndレグに持ち越されることとなった。

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