延長戦で2度のビハインドを追いついたブレーメン、PK戦でドルトムント撃破しベスト8進出!《DFBポカール》

2019.02.06 07:33 Wed
Getty Images
DFBポカール3回戦、ドルトムントvsブレーメンが5日に行われ、3-3で120分を終了し、PK戦の末に2-4としたブレーメンがベスト8進出を果たした。ブレーメンのFW大迫勇也はベンチ入りしなかった。

昨年10月に行われた2回戦で延長戦の末にウニオン・ベルリンを3-2と下したドルトムントと、フレンスブルクに5-1と圧勝したブレーメンの一戦。

サンチョやピシュチェク、GKビュルキら一部主力を温存したドルトムントと、アジアカップに参戦していた大迫が引き続き欠場となったブレーメンの試合は、開始5分にブレーメンが先制する。ボックス手前右で得たFKをクルーゼが直接気味に狙ったシュート性のボールを、ゴール前のラシカがコースを変えてネットを揺らした。
早々の失点を受けて前がかるドルトムントは14分、プリシッチの右クロスをゲッツェがヒールで合わせた決定的なシュートはわずかに枠を外れる。

しかし、その後は好機を生み出せず、シャヒンを5バックの中央に据えてスペースを埋めるブレーメンの守備を攻略できずにいた。
それでも前半終了間際の追加タイム3分、ペナルティアーク中央で得たFKをロイスが直接狙うと、完璧な軌道を描いたシュートがゴール左に決まり、1-1で前半を終えた。

後半から鼠径部を痛めたロイスに代わってアルカセルを最前線に投入したドルトムントが前半同様にボールを持つ流れとなるも、後半最初のチャンスはブレーメン。54分にクルーゼのミドルシュートが枠を捉えたが、GKエルシュレーゲルに防がれた。

その後もドルトムントがボールを握るも、全くシュートチャンスを生み出せない。膠着状態が続く中、終盤の89分にブレーメンに絶好機。ボックス手前右で得たFKをクルーゼが直接狙うと、壁に当たってコースの変わったシュートが枠へ。しかし、GKエルシュレーゲルにビッグセーブで阻まれた。

ひやりとしたドルトムントは追加タイム1分、左CKからデラネイの放ったヘディングシュートがバーを直撃し、90分で決着つかず。延長戦にもつれ込んだ。

迎えた延長戦、ドルトムントはゲッツェとラファエウ・ゲレイロに代えてフィリップとラーセンを投入し、ブレーメンはバルクフレーデに代えてピサーロを投入した。

その延長戦、ブレーメンがポゼッションを高める時間を増やしていたが、同前半15分にドルトムントがゴールをこじ開けた。プリシッチが中央をドリブルで打開し、ゲッツェへパス。ゲッツェのリターンパスをボックス中央で受けたプリシッチがGKとの一対一を冷静に制した。

しかし、延長後半3分、ブレーメンが大ベテランのゴールで同点に追いつく。ボックス右に侵入したモフワルドが折り返したクロスをゴールエリア右で受けたピサーロが絶妙なトラップから巧みにシュートを流し込んだ。

直後、ラーセンのシュートで勝ち越しゴールに迫ったドルトムントだったが、GKパブレンカのセーブに阻まれる。それでも、アルカセルの直接FKでゴールに迫ると、同8分にロングカウンターから勝ち越す。右サイドでフィリップが突破に成功し、ボックス右ゴールライン際から折り返したクロスをアクラフが押し込んだ。

だが、まだ勝負は終わらない。同14分、右CKからファーサイドのハルニクがヘッドで叩くと、GKの手を弾いてネットに吸い込まれ、ブレーメンが土壇場で追いついて見せた。

そして3-3で迎えたPK戦、ドルトムントの1番手キッカーを務めたアルカセルと2番手キッカーを務めたフィリップのシュートをGKパブレンカが止めたブレーメンが4-2で制し、ベスト8進出を決めている。

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