チェルシー、今夏ラキティッチ強襲か 当人はバルサ愛強調

2019.01.29 15:55 Tue
Getty Images
チェルシーが、今年夏の移籍市場でバルセロナに所属するクロアチア代表MFイバン・ラキティッチ(30)を狙っているようだ。スペインのカタルーニャ地元紙『ムンド・デポルティボ』の情報を基に、イギリス『メトロ』が報じた。

チェルシーは、今冬の移籍市場でMFセスク・ファブレガスをモナコに売却。これによりマウリツィオ・サッリ監督のスタイルにおいてMFジョルジーニョと競合する選手がいなくなり、後釜の確保に迫られている。

さらに、チェルシーが後釜に据えようとしていたカリアリMFニコロ・バレッラの移籍話は下火になっており、ゼニトMFレアンドロ・パレデスに関してもパリ・サンジェルマン(PSG)との争奪戦に敗北。今冬の穴埋めは難しい状況に追い込まれた。
そして今では、チェルシーは夏のターゲットとしてラキティッチを勧誘。同じタイミングでアヤックスからMFフレンキー・デ・ヨングがバルセロナに到着するため、ラキティッチの序列が脅かされかねない点に交渉の余地があると『メトロ』は報じている。

その一方で、ラキティッチは「僕はここに居たい。契約延長できればもっと長く居たいし、何も言うことはないよ」と残留希望を明言。また、「F・デ・ヨングの到着により押し出されるのでは? 」という質問には、「いい質問だ。僕は30歳で、今がキャリアで最高だよ。フットボールを楽しみ、バルサを楽しみたいんだ」と返していた。
今シーズンもここまでの公式戦30試合に出場して3ゴール6アシストを記録しているロシア・ワールドカップ(W杯)ファイナリストは、良い時を過ごしているクラブへの愛情を隠さずに表現している。

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