飛行機とともに行方不明のサラ、日没のため捜索は一旦中断
2019.01.23 09:55 Wed
小型飛行機とともに消息が不明となっているアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラ(28)だが、飛行機の捜索は一旦中断されたようだ。イギリス『BBC』が報じている。
サラは、今冬の移籍市場で、ナントからカーディフへと完全移籍。カーディフ史上最高額での獲得となり、後半戦に向けて大きな期待が寄せられていた。
ガーンジー警察は、カーディフ行きのフライトに関して、「痕跡はなかった」と発表し、22日夜の捜索を一旦中断。日の出から再開するとしている。
捜索結果については「船上からはそういった兆候が見出せなかった」とし、飛行機が海に着陸、または墜落した可能性が見当たらないと発表。一方で、「もし彼らが水上に着陸したのであれば、残念ながら現時点での生存の可能性は低いだろう」としている。
捜索チームの最高責任者であるジョン・フィッツジェラルド氏は「海の温度と海の状況によって、誰かが生存しているとわかる可能性は常に減って行く」とコメント。「海水温は非常に冷たく、水中の人間の体温を急速に低下させる」とし、海に投げ出されている場合の生存の低さを語った。
19日にカーディフと契約し、一旦ナントに戻ったサラは、チームメイトに挨拶を済ませカーディフへと空路で移動。しかし、英国海峡に浮かぶチャンネル諸島付近で消息を絶ったとされ、捜索が行なわれていた。
なお、小型飛行機は、5000フィート付近を飛行中にジャージー航空管制にエマージェンシーを送り、着陸を要求。その後、2300フィートまでの間に連絡が絶たれたとされている。行方不明になった場所は、多くの難破船が生まれる場所として、船乗りの間では悪名高い場所だった。
サラは、今冬の移籍市場で、ナントからカーディフへと完全移籍。カーディフ史上最高額での獲得となり、後半戦に向けて大きな期待が寄せられていた。
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サラは、前日本代表指揮官であるヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下、今シーズンはリーグ・アンで躍動。前半戦だけでキャリア最多タイの12ゴールを記録する活躍を見せていた。
19日にカーディフと契約し、一旦ナントに戻ったサラは、チームメイトに挨拶を済ませカーディフへと空路で移動。しかし、英国海峡に浮かぶチャンネル諸島付近で消息を絶ったとされ、捜索が行なわれていた。
なお、小型飛行機は、5000フィート付近を飛行中にジャージー航空管制にエマージェンシーを送り、着陸を要求。その後、2300フィートまでの間に連絡が絶たれたとされている。行方不明になった場所は、多くの難破船が生まれる場所として、船乗りの間では悪名高い場所だった。
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