リークされた欧州スーパーリーグ構想に待った! FIFA会長が選手を締め出す可能性を示唆

2018.11.08 13:40 Thu
Getty Images
▽選ばれしビッグクラブが集結し、リーグ戦を行う構想が出ている欧州スーパーリーグ。暴露サイト『フットボール・リークス』がその内容を報じたが、これに国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が警鐘を鳴らした。イギリス『FourFourTwo』が伝えている。

▽先日、2021年の欧州スーパーリーグ開始を見据えて、主要16クラブが既に合意を得ていると報道。これにより、チャンピオンズリーグ(CL)の終了も予測されている。

▽合意済みのクラブとしては、CLを3連覇中のレアル・マドリーや、ライバルのバルセロナ、アトレティコ・マドリー、プレミアリーグからは、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナル、リバプール、セリエAからはユベントス、ミラン、インテル、ローマ、ブンデスリーガからはバイエルン、ドルトムント、リーグ・アンからはパリ・サンジェルマン、マルセイユの16クラブが挙げられていた。
▽しかし、このリーグはFIFAはもちろんのこと、欧州サッカー連盟(UEFA)とも関係ない所で構想されており、それを受けてインファンティーノ会長が警鐘を鳴らし、仮に創設された場合は出場した選手はFIFAの大会から締め出される可能性があるとコメントした。

「(組織の)中にいるか、出ていくかということだ」
「組織化されたサッカーの中でプレーしていないならば、彼らはその組織でサッカーをすることはない。国内リーグ、代表チームの大会、ユーロやワールドカップだ」

「クラブ・ワールドカップは、リーグを離脱しようとする考えに対する答えだ」

「クラブ・ワールドカップに参加するクラブには、適切な収入をもたらすことが対価だ。こんなことを許すのであれば、何も持っていないハイチや、スタジアムが2つしか無く、3つのタイムゾーンを持つモンゴルに100万ドルを与えたたいと思う」

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