ポルトガル人指揮官が語るC・ロナウド「彼は昔から変わらない。限界を超え続ける」
2018.11.07 22:00 Wed
ポルトガル人指揮官のパウロ・ソウザが5日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて語った。
ソウザは近年、フィオレンティーナや天津権健などで指揮を執ってきたが、過去には世代別ポルトガル代表においてC・ロナウドを指導した経験を持つ。
「彼は昔から変わらない。当然、今はより成熟しているがね。彼は毎年、自分の限界を超えることを望んでいる。レアル・マドリーでは9年間プレーし、あらゆるタイトルを勝ち取った。それからユーベを選んだわけだが、ユーベなら自身の年齢も含め、限界を超え続けることができると感じたのだろう。両者の出会いは本当に最高だったと思うし、イタリアサッカーにとっても良いことだ」
ポルトガル人指揮官は現役時代、ユベントスでチャンピオンズリーグ(CL)優勝を味わった。ソウザは今シーズンの古巣の可能性について見解を示した。
「CLの優勝候補だろう。経験もあり、重要な選手もいる。それに常に若返りを図っていて若さやクオリティもある。長年にわたってCL優勝まであと一歩だったが、今年こそ良いチャンスかもしれない。世界最強の選手を獲得できたことで、近年、ユーベが探し続けてきたものが実体化し、力になるだろう」
またソウザは、今シーズンのスクデットの行方を予想。王者ユベントスの対抗馬としてインテルを挙げた。
「可能性があるとしたらインテルだと思う。トップチームの選手層は厚く、監督も経験豊かで優勝するために作られた強いチームだ。経験のある強い選手もいるので、ユーベと競争していくことは可能だろう。ただユーベは常に最強の選手を獲得している上、勝者の文化が根付いている。今シーズンは好スタートを切り、C・ロナウド効果もあった。倒すのは難しいだろう」
提供:goal.com
ソウザは近年、フィオレンティーナや天津権健などで指揮を執ってきたが、過去には世代別ポルトガル代表においてC・ロナウドを指導した経験を持つ。
「彼は昔から変わらない。当然、今はより成熟しているがね。彼は毎年、自分の限界を超えることを望んでいる。レアル・マドリーでは9年間プレーし、あらゆるタイトルを勝ち取った。それからユーベを選んだわけだが、ユーベなら自身の年齢も含め、限界を超え続けることができると感じたのだろう。両者の出会いは本当に最高だったと思うし、イタリアサッカーにとっても良いことだ」
ポルトガル人指揮官は現役時代、ユベントスでチャンピオンズリーグ(CL)優勝を味わった。ソウザは今シーズンの古巣の可能性について見解を示した。
「CLの優勝候補だろう。経験もあり、重要な選手もいる。それに常に若返りを図っていて若さやクオリティもある。長年にわたってCL優勝まであと一歩だったが、今年こそ良いチャンスかもしれない。世界最強の選手を獲得できたことで、近年、ユーベが探し続けてきたものが実体化し、力になるだろう」
またソウザは、今シーズンのスクデットの行方を予想。王者ユベントスの対抗馬としてインテルを挙げた。
「可能性があるとしたらインテルだと思う。トップチームの選手層は厚く、監督も経験豊かで優勝するために作られた強いチームだ。経験のある強い選手もいるので、ユーベと競争していくことは可能だろう。ただユーベは常に最強の選手を獲得している上、勝者の文化が根付いている。今シーズンは好スタートを切り、C・ロナウド効果もあった。倒すのは難しいだろう」
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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.8 “リッピ・ハードワークスタイル”プラティニ以来のCL制覇/ユベントス[1995-96]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.8</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1995-96シーズン/ユベントス 〜リッピ・ハードワークスタイル〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1995-96juventus.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:マルチェロ・リッピ(48) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係10:★★★★★★★★★★ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">プラティニ以来のCL制覇</div> ユベントスは、この前シーズンの1994-95シーズン、新たにクラブの指揮官に招聘されたリッピの下で、9シーズンぶりのスクデットを獲得した。そして、その1994-95シーズン、エースロベルト・バッジョのケガにより台頭したのが新進気鋭のデル・ピエロだった。迎えた新シーズンでは、ミランへ去ったロベルト・バッジョの10番を託され、チームの新エースとして輝きを放っていく。 ユベントスは、CLでドルトムントらと同居したグループリーグを首位で突破。決勝トーナメントでレアル・マドリーとナントを破って決勝へと勝ち進んだ。オランダ代表がひしめくアヤックスとの決勝ではPK戦までもつれ込む激闘となったが、GKペルッツィが2人のキックを止める活躍を見せ、1985-84シーズン以来のヨーロッパ王者に輝いた。 当シーズンのセリエAでは2位に終わったが、その後はジダン(1996年)やF・インザーギ(1997年)を獲得してセリエA2連覇を達成。CLでも3年連続で決勝に勝ち進むなど、90年代後半にミランに代わってイタリアの盟主の座に君臨した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">徹底されたプレッシング</div> 基本戦術は守備に重きを置いたスタイル。前線から積極的にプレスをかけてボールを奪うと、前線のタレントを生かした攻撃を敢行した。個々のポジションに世界的なタレントを有していたわけではないが、リッピ監督の戦術を確実に遂行する選手が揃っていた。 ディフェンスラインの4枚はいずれも派手さはないが、堅実な守備を披露し、抜群の安定感を誇る守護神のペルッツィが最後尾に控えた。中盤にもパウロ・ソウザ、デシャン、コンテ、ユーゴビッチ、ディ・リービオという“仕事人”が絶えずボールホルダーにプレッシャーをかけ、相手から自由を奪った。 また、前線には得点感覚に優れるヴィアリが不動のエースストライカーとして君臨。さらに、脇には献身的な守備と勝負強さが光るラヴァネッリと若きエースのデル・ピエロを擁した。彼らの個人スキルを生かした攻撃で相手ディフェンスを圧倒した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWアレッサンドロ・デル・ピエロ(21)</span> 彼のデビューまではロベルト・バッジョの閃きに依存した攻撃を行っていたが、リッピ監督の就任を機にユベントスの将来を担う若者にバトンが渡された。デル・ピエロは類稀なる才能を有すファンタジスタであったが、忠実に守備を行うなどチーム戦術にも呼応。エースとしてタイトル獲得に多大なる貢献をした。また、左45度から繰り出す芸術的なゴールは“デル・ピエロゾーン”と呼ばれた。 2019.04.07 12:00 Sun3
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