イカルディのドッピエッタとブロゾビッチのミドル弾でインテルがラツィオに敵地で完勝! リーグ戦6連勝《セリエA》

2018.10.30 06:28 Tue
Getty Images
▽セリエA第10節、ラツィオvsインテルが29日に行われ、0-3でインテルが完勝した。

▽前節パルマ戦をインモービレの1ゴール1アシストで辛勝して2連勝とした4位ラツィオ(勝ち点18)は、直近のヨーロッパリーグ(EL)のマルセイユ戦を3-1と勝利した。そのマルセイユ戦のスタメンから3選手を変更。カセレス、ワラセ、負傷したルーカス・レイバに代えてマルシッチ、バデリ、ルイス・フェリペを起用した。

▽一方、前節ミランとのダービーを終了間際のイカルディ弾で制してリーグ戦5連勝とした3位インテル(勝ち点19)は、直近のチャンピオンズリーグ・バルセロナ戦を0-2と完敗した。そのバルセロナ戦のスタメンから3選手を変更。カンドレーバ、ボルハ・バレロ、ダンブロージオに代えてポリターノ、ヴルサリコ、今季初先発のJ・マリオを起用した。古巣対決のデ・フライはベンチスタートとなった。
▽大雨で開催が危ぶまれた一戦。試合前に雨が止み、ピッチ状態も問題なく迎えたキックオフ。インテルがポゼッションする立ち上がりとなると、4分にヴェシーノが、9分にペリシッチが際どいシュートを浴びせていく。

▽インテルが押し込む中、劣勢のラツィオは16分に決定機。ロングボールに抜け出したインモービレがボックス右に侵入。しかし、シュートは何とか戻ったミランダの対応もあって枠に飛ばせなかった。
▽ひやりとしたインテルは22分、カウンターからペリシッチが際どいシュートを浴びせて牽制すると、28分に先制した。ポリターノの浮き球フィードをボックス左のペリシッチが胸で落とすと、ヴェシーノが押し込みにかかる。DFに当たったルーズボールがゴール前にこぼれ、最後はイカルディが押し込んだ。

▽失点したラツィオはバデリが太ももを負傷するアクシデントに見舞われてカタルディを投入した中、インテルが36分に追加点のチャンス。右サイドからのFKにヴェシーノがヘディングで合わせたシュートが枠を捉えたが、GKストラコシャの好セーブに阻まれた。

▽雨が強く振り出してきた中、40分にもインテルに決定機。イカルディのポストプレーからボックス右に走り込んだヴェシーノがシュート。だが、ここもGKストラコシャにセーブされた。しかし、41分にインテルが追加点を奪いきる。CKのルーズボールをボックス手前中央で拾ったブロゾビッチが左足を振り抜くと、正確なシュートがゴール左下に決まった。

▽2点ビハインドで迎えた後半序盤、ラツィオはカタルディの直接FKとカイセドのヘディングシュートでゴールに迫る。

▽後半に入ってやや受ける展開となっていたインテルは、57分にジョアン・マリオに代えてボルハ・バレロを投入した。

▽ラツィオの圧力を受け止めたインテルは、67分のマルシッチの強烈なシュートをGKハンダノビッチが止めると、70分に勝負を決定付けた。ボルハ・バレロのスルーパスをボックス右で受けたイカルディがルリッチを深い切り返しで交わして左足でゴール右へ流し込んだ。

▽意地を見せたいラツィオは終盤の82分、インモービレがルーズボールを拾ってボックス左に抜け出し、GKハンダノビッチと一対一となるもシュートを止められて0-3のまま完敗。完勝したインテルがリーグ戦6連勝としている。

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