ジェコのドッピエッタなどでローマが連勝! 西村デビューのCSKAモスクワは完敗で3位転落…《CL》
2018.10.24 06:13 Wed
▽チャンピオンズリーグ(CL)グループG第3節、ローマvsCSKAモスクワが23日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-0で快勝した。なお、CSKAモスクワのFW西村拓真は90分に途中出場しCLデビューを飾った。
▽立ち上がりから相手を押し込んでいくローマだが、先に決定機を作ったのはアウェイチーム。3分、右サイドのハーフスペースでボールを引き出したヴラシッチのお膳立てからチャロフがボックス手前から強烈なシュートを放つが、これはGKオルセンが圧巻のワンハンドセーブで阻止。さらに11分にも右サイドからの崩しからヴラシッチが左足のミドルシュートを狙うが、これもスウェーデン代表GKの好守に阻まれる。
▽ボールを支配しながらもなかなか攻め切れないローマだが、23分にジェンギズ・ユンデルの右CKからデ・ロッシが最初の決定機を作ると、徐々に相手陣内の深い位置を攻略していく。すると30分、ボックス手前で仕掛けたペッレグリーニがボックス中央のエル・シャーラウィとのパス交換でゴール左に抜け出して右足アウトサイドで絶妙な折り返し。これをドフリーのジェコが右足で丁寧に押し込み、エースのCL2試合連続ゴールで先制に成功した。
▽ジェコのドッピエッタによって2点リードで試合を折り返したローマは後半も相手を押し込んでいく。すると、立ち上がりの50分にはフロレンツィからのフィードをボックス内のジェコが頭でマイナスに落とすと、これをフリーのジェンギズが左足のハーフボレーで蹴り込んで試合を決定づける3点目を奪った。
▽その後、ローマが週末のナポリ戦を睨んでペースダウンしたことでここからCSKAモスクワが押し返す展開に。だが、マノラスやGKオルセンを中心とするローマ守備陣を最後のところで崩し切れない。
▽一方、ローマはペッレグリーニ、ジェンギズ、デ・ロッシを下げて負傷明けのコラロフとシックらを試運転させつつ効果的なカウンターからエル・シャーラウィやフロレンツィが4点目に迫るも決め切れない。
▽試合の大勢が決した90分にはチャロフに代わって西村が投入されてCLデビューを飾るもさしたるアピールを見せられないまま、試合はこのままローマの3-0でタイムアップ。ジェコの2試合連続ゴールなどで完勝のローマが2連勝で2位に浮上した。
PR
▽1勝1敗で3位のローマと1勝1分けで首位のCSKAモスクワによるグループG注目の一戦。3週間前に行われたビクトリア・プルゼニ戦をジェコのハットトリックで快勝したローマだが、直近のリーグ戦では格下SPAL相手にホームで0-2の敗戦。公式戦の連勝が「4」でストップした。その一戦からのバウンスバックが求められる今回のCSKAモスクワ戦に向けては先発3人を変更。ルカ・ペッレグリーニとクリスタンテ、マルカーノに代わってマノラス、デ・ロッシ、サントンが起用された。▽一方、前節ホームで3連覇中の王者レアル・マドリー相手に大金星を収めたCSKAモスクワは国内リーグでも2位と好調を継続。今回のローマ戦に向けてはマドリーで退場した守護神アキンフェエフに代わってCL初先発のポマズンが起用された以外は現状のベストメンバーが並び、西村はベンチからCLデビューを目指した。▽ボールを支配しながらもなかなか攻め切れないローマだが、23分にジェンギズ・ユンデルの右CKからデ・ロッシが最初の決定機を作ると、徐々に相手陣内の深い位置を攻略していく。すると30分、ボックス手前で仕掛けたペッレグリーニがボックス中央のエル・シャーラウィとのパス交換でゴール左に抜け出して右足アウトサイドで絶妙な折り返し。これをドフリーのジェコが右足で丁寧に押し込み、エースのCL2試合連続ゴールで先制に成功した。
▽その後、39分にヴラシッチの決定的なシュートをGKオルセンのビッグセーブで凌いだローマは前半終了間際に追加点を奪う。43分、中盤でボールを持ったデ・ロッシが右サイドのハーフスペースで一瞬フリーとなったジェンギズに絶妙なグラウンダーの縦パスを通す。ここで中央にドリブルで切り込んだトルコ代表MFからボールを引き取ったエル・シャーラウィの丁寧なラストパスをボックス右のジェコが冷静にゴール左へ蹴り込んだ。
▽ジェコのドッピエッタによって2点リードで試合を折り返したローマは後半も相手を押し込んでいく。すると、立ち上がりの50分にはフロレンツィからのフィードをボックス内のジェコが頭でマイナスに落とすと、これをフリーのジェンギズが左足のハーフボレーで蹴り込んで試合を決定づける3点目を奪った。
▽その後、ローマが週末のナポリ戦を睨んでペースダウンしたことでここからCSKAモスクワが押し返す展開に。だが、マノラスやGKオルセンを中心とするローマ守備陣を最後のところで崩し切れない。
▽一方、ローマはペッレグリーニ、ジェンギズ、デ・ロッシを下げて負傷明けのコラロフとシックらを試運転させつつ効果的なカウンターからエル・シャーラウィやフロレンツィが4点目に迫るも決め切れない。
▽試合の大勢が決した90分にはチャロフに代わって西村が投入されてCLデビューを飾るもさしたるアピールを見せられないまま、試合はこのままローマの3-0でタイムアップ。ジェコの2試合連続ゴールなどで完勝のローマが2連勝で2位に浮上した。
PR
CSKAモスクワの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
CSKAモスクワの人気記事ランキング
1
CSKAモスクワの重鎮DFマリオ・フェルナンデスがゼニトへ移籍
ゼニトは17日、元ロシア代表DFマリオ・フェルナンデス(32)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2024年6月30日までの1年となるが、1年の延長オプションが付帯している。 母国ブラジルのグレミオで台頭したフェルナンデスは、2012年にCSKAモスクワに完全移籍。以降はロシア屈指の名門で長らく右サイドバックの主力を担い、ここまで公式戦328試合10ゴール46アシストという数字を記録。3度のロシア・プレミアリーグ制覇など6つのタイトル獲得に貢献した。 さらに、2016年にはロシア国籍を取得し、ロシア代表としても通算33試合に出場していた。 昨年には心身に渡る蓄積疲労からの回復、生まれ故郷のブラジルで家族との時間を過ごすことを目的に、キャリアの一時中断を決断。その後、今年1月にCSKAモスクワからインテルナシオナウへの1年間のレンタル移籍の形でキャリアを再開していた。 当初は古巣帰還が既定路線と見られていたが、ゼニトでロシアでのキャリアを再開することになった。 2023.07.17 19:51 Mon2
世界的な女子走高跳選手が王者マドリー撃破の立役者となった弟の活躍に歓喜
▽世界的な活躍を見せたクロアチア人女子走高跳選手のブランカ・ヴラシッチ(34)が王者レアル・マドリー撃破の立役者となった実弟の活躍に歓喜した。スペイン『マルカ』が伝えている。 ▽193cmの長身を武器に2008年北京五輪で銀メダル、2016年リオ五輪で銅メダルを獲得し、世界陸上でも2度の金メダルを獲得した実績を持つ世界的なハイジャンパーのブランカ・ヴラシッチ。 ▽元十種競技選手の父ヨシュコ、バスケットボールやクロスカントリースキー選手として活躍した母ヴェネラの元に生まれたスポーツエリート一家のブランカの14個下の弟にはクロアチア代表FWニコラ・ヴラシッチがいる。 ▽そのニコラは2日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループG第2節で3連覇中の絶対的王者相手の一戦にCSKAモスクワの一員として先発出場すると、開始2分に2試合連続となるゴールを記録。そして、同選手のゴールを最後まで守り切ったCSKAモスクワは王者相手に大金星を挙げた。 ▽この実弟の活躍にブランカは自身のSNSを通じて喜びを爆発させた。 「私の弟がレアル・マドリー相手に決勝点を決めたわ。姉として誇りに思うわ」 「弟はちょうど2日後(10月4日)が誕生日なの。自分自身に最高のプレゼントね。そのことをより誇りに思うわ」 ▽これまではブランカの弟という立ち位置のニコラだが、今回の活躍を足掛かりにいつの日かブランカがニコラの姉と認知されるようなプレーヤーに成長してほしいものだ。 2018.10.04 00:53 Thu3
美しいチップパス!CSKA時代の本田圭佑が決めた繊細な浮き球アシスト【ベスト・アシスト】
サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴らしいアシストを紹介していく。 今回はボタフォゴのMF本田圭佑がCSKAモスクワ時代に記録したアシストだ。 <div id="cws_ad">◆本田が決めた美しいチップパス<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiI4TGg4SjRqQiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 名古屋グランパスでプロキャリアをスタートさせた本田は2008年1月にVVVフェンロへ移籍し、海外挑戦。その後2010年1月にロシアの強豪CSKAモスクワに加入した。 4年を過ごしたCSKAでは公式戦127試合28ゴール29アシストを記録している本田だが、2012年9月22日に行われたロシア・プレミアリーグ第9節のヴォルガ・ニジニ・ノヴゴロド戦では、美しいアシストを記録している。 前半に2点のリードを許しながらも後半に追いつき、2-2として迎えた86分、相手陣内中央でボールを持った本田はドリブルでボールを前線に運ぶと、裏へ抜けだすFWアーメド・ムサに向けて絶妙のタイミングでチップパスを送る。浮き球のパスは美しい弧を描いてムサにピンポイントで入ると、ムサがこれをダイレクトでゴールに沈め、見事な逆転ゴールとなった。 終盤についに2点差をひっくり返し、逆転に成功したCSKAがそのまま3-2で勝利している。 2020.10.10 22:00 Sat4
バーゼルがロシア代表FWチャロフをレンタル! 今冬流出の主砲カブラウの穴埋め
バーゼルは1日、CSKAモスクワからロシア代表FWフェドル・チャロフ(23)を今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 チャロフは、CSKAモスクワの下部組織出身で、2017年1月にトップチーム昇格。高い身体能力と得点感覚を武器に、ここまで公式戦179試合に出場し、49ゴール33アシストを記録している。 2018-19シーズンにはロシア・プレミアリーグで30試合15ゴール7アシストの数字を残し、自身初の得点王のタイトルを獲得。この活躍を受け、過去にはアーセナルやモナコ、セビージャといったクラブの関心を集めていた。 ただ、直近2シーズンはリーグ戦での2桁ゴールを逃すなど、やや成長速度が鈍化。今シーズンここまではリーグ戦16試合3ゴール2アシストの数字に留まっていた。 なお、バーゼルでは今冬の移籍市場でブラジル代表FWアルトゥール・カブラウがフィオレンティーナに引き抜かれており、スイスの地で再覚醒を目指すチャロフがその後釜を担うことになる。 2022.02.02 23:10 Wed5