「ユベントスにライバルはいない。CL優勝も狙える」ヤクインタ氏が古巣に太鼓判

2018.10.07 17:20 Sun
元イタリア代表FWヴィンチェンツォ・ヤクインタ氏が、5日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、古巣のユベントスについて語った。

2006年ドイツワールドカップの覇者であるヤクインタ氏は、今夏、FWクリスティアーノ・ロナウドをレアル・マドリーから獲得し、悲願のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を目指す古巣のユベントスに太鼓判を押す。「今のユーベならCLで優勝できる。すでにヨーロッパの4強の一角だったチームがC・ロナウドを獲得した。彼は重要な試合において違いを見せることのできる選手だ。まさに今年はトロフィーを再び手にできる良いチャンスであると言える」と述べた。

続いて元イタリア代表FWは、セリエAにおいて、8連覇を狙うユベントスに敵はいないと考えている。「ユーベのライバルはいないように見える。他のチームは2位の座を懸けての戦いになるだろう。ナポリが少しリードしていると思う」との見解を示した。

■「代えがきかない」と絶賛するのは?ただユベントスにおいて、C・ロナウドとFWパウロ・ディバラの共存が課題となっている。ヤクインタ氏は持論を展開した。

「一緒にプレーしても良いと思う。パウロはポルトガル人選手よりも後ろに下がってボールを受けるべきだ。ディバラには変化に富んだ自由なプレーを許すべきだ。個人的には、2トップの後ろでプレーさせるのが最善だと思う。彼はラインの間でプレーすることで、対戦相手の脅威になれる」

またC・ロナウドの理想のパートナーとされているクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチについても、自身の考えを述べた。

「マリオは信じられないような仕事をする。C・ロナウドにスペースを作り、重要な仕事をしている。守備でも貢献して4人分くらい走っているし、今年はエリア内でも継続性を見せている。彼は代えの利かない選手であり、(マッシミリアーノ)アッレグリも彼のおかげで複数のシステムを採用することができる。彼がいるからこそ、ディバラ、C・ロナウドとのトリデンテも可能になる」


提供:goal.com

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