世界に衝撃を与えたアイスランド代表を率いたハルグリムソン監督が退任
2018.07.17 21:12 Tue
▽アイスランドサッカー協会(KSI)は17日、ヘイミル・ハルグリムソン監督(51)の退任を発表した。
▽ハルグリムソン監督は、2012年1月にラーシュ・ラーゲルベック監督のアシスタントコーチとして入閣。2013年からは共同監督として指揮を執ると、2016年には史上初となるユーロの出場権を獲得した。
▽初出場となったユーロでは、アイスランドフィーバーが起こり、チームはベスト8と好成績を収め、世界中に衝撃を与えた。
▽ユーロ終了後はラーゲルベック監督が退任し、1人でチームを率いることに。すると、ユーロの活躍がブラフではなかったことを証明し、欧州予選ではクロアチア代表を抑えて首位でワールドカップ出場権を獲得していた。
▽ユーロに続き初出場となったロシア・ワールドカップでは、アルゼンチン代表との初戦で1-1のドロー。しかし、ナイジェリア代表戦、クロアチア代表戦と勝利を挙げることはできず、グループステージで敗退していた。
「アイスランドサッカー協会で7年を過ごし、私はA代表チームの監督を続けないことを決断しました。私は、このグループが最初から大切にしてきた強力なチームスピリットに協力してくれたことを、心から感謝しています」
「将来の世代に道を歩み、歴史の中で初めて多くのことを成し遂げたグループの一員でした。今日この時点で、プロジェクトから離れることは特別な思いがあります」
「選手たちはキャリアでピークにあり、グループは多くの経験をしてきました。フレームワークやプレー環境、そしてワークフロー。今後の数年間は、良い結果が得られるでしょう」
「成功とパフォーマンスは、アイスランドのサッカーを尊重してきました。選手たちが賞賛され、成功の最大の要因であった一方で、チームスタッフがもたらす要素はとても貴重なものでした」
「この先のプロジェクトはとても大きく、エキサイティングなものです。できるだけ早く、私はスタッフ、全てのチームメイト、選手、サポーターに感謝します。そして、今後の成功を願っています。なぜなら、この旅は正しいものです」
▽ハルグリムソン監督は、2012年1月にラーシュ・ラーゲルベック監督のアシスタントコーチとして入閣。2013年からは共同監督として指揮を執ると、2016年には史上初となるユーロの出場権を獲得した。
▽初出場となったユーロでは、アイスランドフィーバーが起こり、チームはベスト8と好成績を収め、世界中に衝撃を与えた。
▽ユーロに続き初出場となったロシア・ワールドカップでは、アルゼンチン代表との初戦で1-1のドロー。しかし、ナイジェリア代表戦、クロアチア代表戦と勝利を挙げることはできず、グループステージで敗退していた。
▽ハルグリムソン監督はKSIを通じてコメント。この7年間の成功体験を振り返りながら、チームやサポーター、協会への感謝を述べるとともに、将来への希望を語った。
「アイスランドサッカー協会で7年を過ごし、私はA代表チームの監督を続けないことを決断しました。私は、このグループが最初から大切にしてきた強力なチームスピリットに協力してくれたことを、心から感謝しています」
「将来の世代に道を歩み、歴史の中で初めて多くのことを成し遂げたグループの一員でした。今日この時点で、プロジェクトから離れることは特別な思いがあります」
「選手たちはキャリアでピークにあり、グループは多くの経験をしてきました。フレームワークやプレー環境、そしてワークフロー。今後の数年間は、良い結果が得られるでしょう」
「成功とパフォーマンスは、アイスランドのサッカーを尊重してきました。選手たちが賞賛され、成功の最大の要因であった一方で、チームスタッフがもたらす要素はとても貴重なものでした」
「この先のプロジェクトはとても大きく、エキサイティングなものです。できるだけ早く、私はスタッフ、全てのチームメイト、選手、サポーターに感謝します。そして、今後の成功を願っています。なぜなら、この旅は正しいものです」
ヘイミル・ハルグリムソンの関連記事
アイスランドの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
|
ヘイミル・ハルグリムソンの人気記事ランキング
1
グリーンウッドがジャマイカ代表に? 3年前にイングランド代表デビューも規律違反で追放
レイプ疑惑が晴れたものの、マンチェスター・ユナイテッドに居場所がなく、ヘタフェへとレンタル移籍に出たFWメイソン・グリーンウッド(22)だが、代表活動をめぐる仰天プランがあるようだ。『The Athletic』が伝えた。 グリーンウッドは、2022年1月にレイプ未遂疑惑で逮捕。クラブはすぐに活動停止の処分を下し、グリーンウッドは自身んが契約するナイキからも契約を解除されるなど、窮地に追い込まれた。 警察の捜査などが進んだ中、グリーンウッドは2023年2月に英国王立検察局(CPS)が「もはや有罪判決の現実的な見込みは無い」と結論付け。訴訟が取り下げられ、以降はユナイテッドの内部調査の対象に。6カ月にわたる内部調査の結果、クラブに残ることができないこととなり、ヘタフェへのレンタル移籍が決定していた。 先日は移籍後初ゴールを記録するなど、徐々にパフォーマンスを取り戻しつつある中、代表活動にも兆しが見られるという。 グリーンウッドは2020年9月にイングランド代表に初招集されると、UEFAネーションズリーグのアイスランド代表戦でデビュー。しかし、コロナ禍の活動であった中でイングランド代表MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)とともにガイドライン違反が発覚し、イングランド代表を追放されていた。 その後はイングランド代表から声が掛かることなく過ごしていたグリーンウッド。無罪放免となった中でもレイプ疑惑によりイングランド代表復帰の可能性は厳しい状況にある中で、ジャマイカ代表に変更する可能性が浮上している。 国際サッカー連盟(FIFA)は規則を改定しており、代表チーム変更の条件としては、21歳までに1カ国でのA代表の出場が3試合未満であり、その後3年間代表チームでプレーしていない選手に限っては変更が認められることとなる。 前述の通り、グリーンウッドは1試合に出場しているものの、プレーしないまま3年が経過。さらに、グリーンウッドの父はジャマイカ国籍を持っており、ジャマイカ代表を選択できる権利を持っている。 ジャマイカ代表のヘイミル・ハルグリムソン監督もグリーンウッドを歓迎。グリーウッドに対し「我々はチームに最高の人材を迎えたい。もし彼が以前のフィットネスとレベルを取り戻せば、そのレベルはジャマイカを助けることができるだろう」とコメントしていた。 イングランドに活路を見出すことができないグリーンウッド本人も代表チーム変更へ乗り気とのこと。ヘタフェでのパフォーマンスが重要となるが、新たなジャージを着たグリーンウッドが見られる日も近いかもしれない。 2023.10.12 09:05 Thuアイスランドの人気記事ランキング
1
謎に包まれたキャリア中断から2年…シグルドソンが853日ぶりに公式戦復帰へ
元アイスランド代表MFギルフィ・シグルドソン(33)が853日ぶりに公式戦復帰する。イギリス『サン』が伝えている。 小国アイスランドの大躍進を支えたシグルドソン。ユーロ2016のイングランド代表撃破とベスト8進出、さらにロシア・ワールドカップ(W杯)出場の立役者となった司令塔は、クラブキャリアでは2017-18シーズンからエバートンに所属していた。 しかし、選手キャリアは2021年7月にストップ。当時、「プレミアリーグでプレーする31歳に未成年者への性的暴行嫌疑がかけられている」との情報が流れ、時を同じくしてエバートンが個人名を避けつつ、自クラブの選手が当局の捜査対象になっていると公表した。 これがシグルドソンであると断定できる材料は一切なく、逮捕・起訴されたという情報もなし。ただ、それ以来、2年以上にわたって表舞台から姿を消し、2021-22シーズン終了後にはエバートン退団が発表された。 今夏まで行方不明状態が続いていたわけだが、先月31日、デンマーク・スーペルリーガのリンビーBKがシグルドソンとの1年契約締結を発表。加入に際し、「シグルドソンはここ数年サッカーをしていない。コンディション回復をゆっくり待つ方針だ」と声明を発表している。 エバートン時代に最後にプレーしたのは2021年5月のマンチェスター・シティ戦。リンビーでは現在までに出場がないものの、23日に行われるスーペルリーガ第9節のヴェイレBK戦でデビューする見通しだという。 シグルドソンの同胞であり、リンビーを率いるフレイヤー・アレクサンダーソン監督は地元メディアの取材に対し、「23日の試合で間違いなく出場する。とてもコンディションが良い」と初のメンバー入り・起用を明言。エバートン時代以来、853日ぶりの公式戦復帰が確実となっている。 2023.09.19 16:13 Tue2
雪国の過酷な環境で育ったグズムンドソン、セリエAで注目度高まるエレガント・ドリブルの原点を明かす「雪だらけでも道端でも…」
ジェノアのアイスランド代表MFアルベルト・グズムンドソン(26)がスペインメディアのインタビューに応じた。 ジェノアのグズムンドソン。この名前にピンとくる人はあまりいないだろう。AZ時代は日本代表DF菅原由勢とチームメイトだったが、2021-22シーズン途中にジェノアへ移籍し、昨季はセリエBでプレー。今季からセリエAに戻ってきた。 ただ、今季の活躍はにわかに注目を集めており、ここまでセリエA全9試合出場で3ゴール。アルベルト・ジラルディーノ監督率いるチームで2トップの一角を担い、自由なボールの受け方やエレガントなドリブル、切れ味鋭いシュートなどなど、対戦相手を悩ます非常に怖い存在となっている。 この活躍はイタリアを超えてスペインまで届いているようで、スペイン『Relevo』がグズムンドソンへのインタビューを実施。アイスランド産のドリブラーは、自身のプレースタイルは少年時代に磨かれたものと明かしている。 「欧州全体がどうとかは言えないけど、子どもたちが路上でサッカーをしている姿を最近ほとんど見かけないんだ。僕はアイスランドしか知らないけど、近年はアイスランドでも学校や街中に人工芝のピッチがたくさん作られ始めた。そもそも雪国ゆえにストリートサッカーが難しいっていうのはあるけどね」 「ストリート、人工芝、天然芝…どんな環境でサッカーをしたって成長につながることは間違いない。僕は子どものころに道端でボールを蹴ってたし、学校へ行けばコンクリートの上でサッカーをした。雪だらけでボールがどこへ飛ぶか予測できないピッチでも1人で練習した。雪が積もり過ぎれば今度は屋内でフットサルさ」 雪国アイスランドの出身でありながら、南米の選手かと思わせるような回答をしたグズムンドソン。やはり、好きな選手も南米出身のドリブラーが多い。 「リオネル・メッシはどの瞬間も異次元のレベル。ネイマールもね。そう、僕はネイマールを心から愛してるんだ。子どもたちは皆ネイマールのような選手が好きだろ? 今なら…そうだな、レアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールだね。彼のドリブルはとっても上手で、観るのが楽しい」 生粋のドリブラー・グズムンドソン。26歳と決して若手ではないが、現在の活躍が続けば、来年の今頃はビッグクラブにいるかもしれない。 2023.10.24 18:40 Tue3
