母国ロシアのベスト8進出に貢献した英雄イグナシェビッチが現役引退! 歴代最多127キャップ
2018.07.08 17:24 Sun
▽CSKAモスクワに所属するロシア代表DFセルゲイ・イグナシェビッチ(38)が7日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝のクロアチア戦敗退後に自身のSNSで現役引退を発表した。
▽今大会開幕前には歴代最弱の開催国と揶揄されたロシアだが、エジプト代表、サウジアラビア代表を退けてグループリーグを突破すると、ラウンド16では優勝候補スペイン代表をPK戦の末に破るジャイアントキリングを達成。さらに、7日のクロアチア戦でも延長後半の土壇場の同点弾で2-2に追いつき、PK戦で敗れたものの堂々とした戦いぶりで勇敢に今大会を終えることになった。
▽その中で今大会の躍進を支えたのが、ユーロ2016後に一度は代表引退を発表したものの、直前に主力DFに故障者が続出したことを受けて、2年ぶりに代表復帰した重鎮DFイグナシェビッチだった。同選手は今大会の5試合全てに出場し、抜群の存在感で最終ラインを統率。さらに、2度のPK戦ではいずれもキッカーを務めて成功していた。
▽そして、クロアチア戦での敗退をもって重責から解放されたイグナシェビッチは同試合後、今大会をもって現役を引退することを表明した。
「今日の試合は僕の最後のワールドカップ、最後の大会、そしてサッカーキャリアにおける最後の試合になった。それがもしワールドカップのためでなければ、もう少し早く現役をやめていたかもしれない」
「素晴らしい形でキャリアの幕を引くことができたから、今は嬉しく平穏な気持ちでいるよ。ワールドカップでプレーし、準々決勝を戦ったんだ。同時に素晴らしい監督やスタッフ、プレーヤーと共に素晴らしいチームとして全力を尽くした」
▽また、PK戦の末に敗れたクロアチア戦に関しては、「サッカーではどんなことも起きる。だけど、僕たちはピッチの上でもロッカールームでも誰もが不満を持っていなかった」と振り返っている。
▽さらに、現役引退後のプランに関しては、「今年の12月にコーチングライセンスを受け取る予定だ。僕は監督になりたいんだ。それも良い監督にね」と、今後は指導者としてサッカー界に関わっていきたいと語った。
▽1998年にスパルタク=オレホヴォでキャリアをスタートしたイグナシェビッチは、クリリヤ・ソヴェトフ、ロコモティフ・モスクワを経て2004年からCSKAモスクワでプレー。同クラブでは盟友のGKイゴール・アキンフェエフやヴァシリ、アレクセイのベレズツキ兄弟と共に守備陣の主力を担い、4度のリーグ優勝や2005年のUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)制覇などに貢献した。
▽また、2002年にデビューを飾ったロシアのフル代表では歴代最多となる127試合に出場し、9ゴールを記録していた。
▽今大会開幕前には歴代最弱の開催国と揶揄されたロシアだが、エジプト代表、サウジアラビア代表を退けてグループリーグを突破すると、ラウンド16では優勝候補スペイン代表をPK戦の末に破るジャイアントキリングを達成。さらに、7日のクロアチア戦でも延長後半の土壇場の同点弾で2-2に追いつき、PK戦で敗れたものの堂々とした戦いぶりで勇敢に今大会を終えることになった。
▽その中で今大会の躍進を支えたのが、ユーロ2016後に一度は代表引退を発表したものの、直前に主力DFに故障者が続出したことを受けて、2年ぶりに代表復帰した重鎮DFイグナシェビッチだった。同選手は今大会の5試合全てに出場し、抜群の存在感で最終ラインを統率。さらに、2度のPK戦ではいずれもキッカーを務めて成功していた。
「今日の試合は僕の最後のワールドカップ、最後の大会、そしてサッカーキャリアにおける最後の試合になった。それがもしワールドカップのためでなければ、もう少し早く現役をやめていたかもしれない」
「ワールドカップは僕にとってとても強いモチベーションになった」
「素晴らしい形でキャリアの幕を引くことができたから、今は嬉しく平穏な気持ちでいるよ。ワールドカップでプレーし、準々決勝を戦ったんだ。同時に素晴らしい監督やスタッフ、プレーヤーと共に素晴らしいチームとして全力を尽くした」
▽また、PK戦の末に敗れたクロアチア戦に関しては、「サッカーではどんなことも起きる。だけど、僕たちはピッチの上でもロッカールームでも誰もが不満を持っていなかった」と振り返っている。
▽さらに、現役引退後のプランに関しては、「今年の12月にコーチングライセンスを受け取る予定だ。僕は監督になりたいんだ。それも良い監督にね」と、今後は指導者としてサッカー界に関わっていきたいと語った。
▽1998年にスパルタク=オレホヴォでキャリアをスタートしたイグナシェビッチは、クリリヤ・ソヴェトフ、ロコモティフ・モスクワを経て2004年からCSKAモスクワでプレー。同クラブでは盟友のGKイゴール・アキンフェエフやヴァシリ、アレクセイのベレズツキ兄弟と共に守備陣の主力を担い、4度のリーグ優勝や2005年のUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)制覇などに貢献した。
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cb4kETyKJs6/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Проект СЛУга Футбола(@sluga_football)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2022.04.15 07:45 Fri4
ロシアがAFCへ? イスラエル転籍の歴史/六川亨の日本サッカーの歩み
去る2月1日、バーレーンのマナマで第33回AFC(アジアサッカー連盟)コングレス2023が開催され、JFA(日本サッカー協会)の田嶋幸三会長がアジア選出のFIFAカウンシル(理事会)メンバーに再選された。 任期は2027年までの4年間で、3選は元JFA会長の小倉純二氏の2選を抜いて最多。2016年にJFA会長に就任した田嶋氏は、来年で4期8年の任期を終え、その後は名誉会長に就任予定だが、FIFAカウンシルのメンバーとしての公式活動は今後4年間続くことになる。 アジア選出のFIFA理事選には定員5名に対し7名が立候補した。満票は45票で、過半数を取らないと理事として認められない。田嶋会長は39票を獲得して7人中2番目で当選した。他にはカタール、サウジアラビア、フィリピン、マレーシアの4人が理事に選出され、中国と韓国の2人は過半数に届かず落選した。 このAFCコングレスには、UEFA(欧州サッカー連盟)からAFCへの転籍が噂されるロシアサッカー協会の会長も出席したことを田嶋会長は明らかにした。その上で「まだ最終的な議論をするまでには至っていません。かつてイスラエルの例もあったが、同じにしていいとは思わない。スポーツと政治は分けて考えるべきだと思う」と私見を述べた。 そのイスラエル、現在はUEFAに所属しているが、かつてはAFCに属していた。 アジアのチームがW杯に出場したのは54年スイス大会の韓国が初めてだった(38年フランス大会のオランダ領東インド=現在のインドネシアは除く)。次が66年イングランド大会の北朝鮮で、グループリーグでイタリアを倒してベスト8に進出したのは長らくアジアの最高成績だった。 そして3番目にW杯に出場したのがイスラエルで、70年メキシコ大会ではイタリアと0-0、スウェーデンと1-1で引き分ける健闘を見せたがグループリーグで敗退した。 そのイスラエルと日本は73年の西ドイツW杯予選で初めて対戦。ソウルでの集中開催だったが、組分け予選で1-2と負けたものの南ベトナムに4-0で勝って準決勝に進出。しかしイスラエルとの再戦となった準決勝では延長戦の末0-1で敗れた。アジア予選を勝ち抜いたのは韓国だったが、オセアニアとの最終予選でオーストラリアに敗れてW杯出場はならなかった。 このイスラエル、本来なら中東のグループに所属するはずだった。しかし67年の第三次中東戦争でイスラエル軍がパレスチナ自治区を占領したことで起こったパレスチナ問題やその後の中東戦争などにより周辺のアラブ諸国との関係が悪化。アラブ諸国はもちろん北朝鮮や中国、イスラム教徒の多いインドネシアなどもイスラエルとの対戦を拒否したため、消去法から予選は東アジアと対戦することになった。 彼らは64年に自国開催のアジアカップで初優勝を飾ったが、72年のタイ大会から出場辞退を余儀なくされ、74年にはクウェートの主導による投票の結果、賛成17、反対13、棄権6によりAFCから除名され、地域連盟に未加盟の状態が続いた。 それでも76年3月のモントリオール五輪予選、77年3月のアルゼンチンW杯予選で日本はイスラエルと対戦。いずれも韓国との3か国によるホーム・アンド・アウェーの対戦だったが、日本はイスラエルの来日に際して安全を保証できないとの理由から、モントリオール五輪予選のホーム・ゲームはソウル(0-3、1-4)で、W杯アルゼンチン予選は2試合ともテルアビブ(0-2、0-2)で開催され、完敗を喫したのだった(通算対戦成績は7戦7敗)。 その後、“さまよえる"イスラエルは一時期UEFA(82年スペインW杯予選)やOFC(オセアニアサッカー連盟)の暫定メンバーとなり、86年メキシコW杯と90年イタリアW杯の予選はオセアニアで戦った。90年大会ではオセアニア代表としてコロンビアとのプレーオフに臨んだものの2試合合計0-1で敗れてオセアニア代表としてのW杯出場はかなわなかった。 そんなイスラエルが長年望んでいたのが、距離的にも近いUEFAに加盟することだった。ようやく92年にUEFAに受け入れられると、94年からは正式なメンバーとして昨年のカタールW杯まで8度の欧州予選に参加。EUROにも96年イングランド大会から参加しているものの、いずれも予選で敗退している。 果たしてウクライナ侵攻によりヨーロッパで孤立しているロシアのサッカーがアジアに転籍してくるのか。パリ五輪の参加資格も含めて注視したい。そして3月24日に国立競技場で開催されるキリンチャレンジカップ2023の対戦相手はウルグアイに決まったが、日本代表のレベルアップのためには日本がUEFAに転籍することも一考ではないだろうか。 2023.02.13 23:00 Mon5
