アーセナル、清水でもプレーしたインビンシブルズの一員ユングベリがU-23チーム監督に就任

2018.06.13 05:00 Wed
Getty Images
アーセナルは12日、今年7月からクラブOBで元スウェーデン代表MFのフレドリック・ユングベリ氏(41)がU-23チームの監督に就任することを発表した。

▽1998年から2007年までアーセナルに在籍していたユングベリ氏は、サイドハーフを主戦場に中盤の複数ポジションを高いレベルでこなすユーティリティー性を武器に主力として活躍。2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を達成したインビンシブルズの一員としても知られている、アーセナル黄金時代のレジェンドの一人だ。

▽アーセナル退団後はウェストハムやアメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)、セルティックを渡り歩き、2011年8月から2012年2月までは短期間ながらJリーグの清水エスパルスでもプレー。その後、一度は現役引退を発表も、2014年にはインド・スーパーリーグのムンバイ・シティで現役復帰し短期間プレーした後に再びスパイクを脱いだ。
▽現役引退後はアーセナルのアンバサダーを務めると共にU-15チームの監督も歴任。だが、2017年2月にはアーセナルの下部組織の運営に携わっていたアンドリース・ヨンカー氏の誘いを受けてヴォルフスブルクのアシスタントコーチも務めていた。

▽再びアーセナルへの復帰が決定したユングベリ氏はクラブ公式サイトで以下のようなコメントを残している。
「このクラブに再び戻ってこれたことを嬉しく思う」

「アーセナルは私にとっていつでも特別な場所なんだ。同時にU-23チームのプレーヤーたちと共に仕事ができることにとても興奮しているよ」

「このクラブの優れた若手プレーヤーとの仕事は本当に楽しみだ。彼らの多くはよく知っている存在だし、彼らが最高のプレーヤーになるための助けとなれるように全力を注ぐつもりだ」

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