メキシコ、ギグス率いるウェールズにゴールレスドロー《国際親善試合》

▽日本時間29日に国際親善試合のメキシコ代表vsウェールズ代表が行われ、ゴールレスドローで終わった。

▽6月に開幕するロシア・ワールドカップ出場を決めたメキシコは、ドイツ代表、韓国代表、スウェーデン代表が組み込まれたグループFに所属。この一戦に向けては、エリック・グティエレス、エルナンデスらを起用した。

▽一方、あと一歩のところで60年ぶりのW杯出場を逃し、同国の英雄ライアン・ギグス氏を監督に招へいして新たなスタートを切ったウェールズ代表。B・デイビスやラムジーらを起用した。
▽試合はメキシコが開始6分、J・コロナがボックス右手前から巧みなタッチで切れ込んでミドルシュート。わずかにゴール左外へと外れたが、いきなりウェールズを脅かした。

▽対するウェールズは25分、ボックス右外でパスを受けたウィルソンがカットイン。ボックス右から左足を振りぬくも、シュートはゴール左外へと逸れた。▽互いにボックス内への侵攻を許さない展開が続く。メキシコは40分、相手のクリアボールをボックス手前で拾ったH・エレーラが右足で強烈なミドルシュートを放ったが、GKヘネシーに弾かれてボールは、ゴールの上を通過。ゴールレスで試合を折り返した。

▽後半に入ると、徐々にウェールズを押し込み始めたメキシコにチャンスが訪れる。56分、味方のスルーパスに反応したH・エレーラがボックス左でGKと一対一に。しかし左足で放ったシュートは、GKヘネシーに右足でブロックされてしまい、先制点とはならない。

▽その後もメキシコは攻勢を続けたが、ウェールズの粘り強いディフェンスに苦戦。最後までゴールを決めることができず、ゴールレスドローで終わった。W杯に出場するメキシコは2日のスコットランド代表戦、9日のデンマーク代表戦を経て本大会を迎える。