【プレビュー】プライド懸けた今季2度目の“マドリード・ダービー”!《レアル・マドリーvsアトレティコ・マドリー》
2018.04.08 13:00 Sun
▽リーガエスパニョーラ第31節、レアル・マドリーvsアトレティコ・マドリーによる“マドリード・ダービー”が日本時間8日23:15にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。首位のバルセロナ(勝ち点76)に独走を許した3位のレアル・マドリー(勝ち点64)と、2位のアトレティコ(勝ち点67)がプライドを懸けて激突する、今季2度目の首都ダービーだ。
▽昨季、ジダン体制2年目でシーズン2冠を達成し、今季はシーズン3冠も期待されたレアル・マドリー。しかし、今季はリーガでシーズン序盤から不調に陥ると、昨年12月の“エル・クラシコ”で早々にバルセロナに引導を渡された。さらに、コパ・デル・レイでも格下レガネス相手に敗退を強いられる、泥沼の状況を味わった。
▽それでも、3連覇を目指すチャンピオンズリーグ(CL)ではラウンド16のパリ・サンジェルマン戦に続き、直近の準々決勝1stレグでは敵地で昨季ファイナルで激突したユベントス相手に絶好調のエースFWクリスティアーノ・ロナウドの圧巻の2ゴール1アシストの活躍で3-0の快勝を収め、ベスト4進出に王手をかけた。唯一獲得可能なCLに全力を注ぐ中、ほぼトップ4圏内が確定しているリーガでのプライオリティーは決して高くないが、今季リーガで屈辱を味わったマドリディスタのためにも残されたダービーとクラシコで勝利を得たいところだ。
▽一方、新本拠地ワンダ・メトロポリターノでの輝かしい未来が期待されたものの、FIFAからの補強禁止処分(登録禁止処分)の影響が大きく、CLグループステージ敗退、コパ・デル・レイ敗退と苦難のシーズンを過ごしてきたアトレティコ。リーガでは一時バルセロナと勝ち点5差に迫るも直接対決に敗れて逆転優勝の可能性は絶望的な状況だ。それでも、ヨーロッパリーグ(EL)ではラウンド32からコペンハーゲン、ロコモティフ・モスクワ相手に全勝し、直近の準々決勝1stレグでもスポルティング・リスボン相手にMFコケの電光石火弾とエースFWグリーズマンのゴールによってホームで2-0の先勝を収めている。宿敵同様に現在のプライオリティーは3度目のEL制覇に傾いているが、敵地でのダービー勝利でリーガ2位フィニッシュに近づきたい。
▽なお、ワンダ・メトロポリターノ初開催となった昨年11月の前回対戦では前半にアトレティコのハイプレスからのカウンター、後半にレアル・マドリーの質の高いポゼッションと互いの持ち味を見せ合ったものの、最終的にゴールレスドローとなった。そのため、今回の一戦ではダービーらしい打ち合う展開での決着を期待したい。
▽レアル・マドリー予想スタメン
DF:カルバハル、バジェホ、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:ルーカス・バスケス、カゼミロ、モドリッチ、アセンシオ
FW:クリスティアーノ・ロナウド、ベイル
負傷者:DFナチョ
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては筋肉系に問題を抱えるナチョの欠場が確定している。
▽来週ミッドウィークにホームでのCLユベントス戦を控えているが、敵地での初戦を3-0で勝利した圧倒的なアドバンテージがあるため、ジダン監督がどの程度ターンオーバーを行うか、判断しかねるところだ。その中でユベントス戦を累積警告で欠場するセルヒオ・ラモスやユベントスとの1stレグで先発を外れたベイルやアセンシオ、L・バスケスらを起用するはずだ。また、ユベントスとの2ndレグで前述のセルヒオ・ラモスの代役を担うバジェホに試合勘を与えるため、ヴァランに代わって起用する可能性もあるかもしれない。
▽アトレティコ・マドリー予想スタメン
DF:フアンフラン、サビッチ、ゴディン、リュカ
MF:サウール、ガビ、トーマス、コケ
FW:グリーズマン、ジエゴ・コスタ
負傷者:DFフィリペ・ルイス、ホセ・ヒメネス、ヴルサリコ
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関してはフィリペ・ルイスに加えて、ホセ・ヒメネス、ヴルサリコと最終ラインの2選手が欠場する見込みだ。
▽レアル・マドリー同様に来週ミッドウィークに敵地でのELスポルティング戦を控えるアトレティコだが、1stレグでのアドバンテージに加えて中3日の余裕があるため現状のベストメンバーを起用する可能性が高い。
★注目選手
◆レアル・マドリー:DFセルヒオ・ラモス
▽その一方で、CLではパリ・サンジェルマンやユベントス相手のビッグマッチで攻守に抜群の存在感を放っており、やはり大舞台では頼りになる存在だ。今回のダービーでは復帰後初対戦となるラ・ロハの同僚FWジエゴ・コスタらタフな相手攻撃陣に対して、熱く冷静な対応が求められるところ。また、相手のストロングポイントの1つにして自チームのウィークポイントであるセットプレーの守備で存在感を示したい。
◆アトレティコ・マドリー:FWジエゴ・コスタ
▽とはいえ、ダービーで求められるのはやはり試合を決めるゴール。相手の屈強なセンターバックと駆け引きしつつ、球際での勝負で優位に立てるサイドバックとのマッチアップも頭に入れながら、相棒グリーズマンと共に相手守備陣を攻略したい。
▽昨季、ジダン体制2年目でシーズン2冠を達成し、今季はシーズン3冠も期待されたレアル・マドリー。しかし、今季はリーガでシーズン序盤から不調に陥ると、昨年12月の“エル・クラシコ”で早々にバルセロナに引導を渡された。さらに、コパ・デル・レイでも格下レガネス相手に敗退を強いられる、泥沼の状況を味わった。
▽それでも、3連覇を目指すチャンピオンズリーグ(CL)ではラウンド16のパリ・サンジェルマン戦に続き、直近の準々決勝1stレグでは敵地で昨季ファイナルで激突したユベントス相手に絶好調のエースFWクリスティアーノ・ロナウドの圧巻の2ゴール1アシストの活躍で3-0の快勝を収め、ベスト4進出に王手をかけた。唯一獲得可能なCLに全力を注ぐ中、ほぼトップ4圏内が確定しているリーガでのプライオリティーは決して高くないが、今季リーガで屈辱を味わったマドリディスタのためにも残されたダービーとクラシコで勝利を得たいところだ。
▽なお、ワンダ・メトロポリターノ初開催となった昨年11月の前回対戦では前半にアトレティコのハイプレスからのカウンター、後半にレアル・マドリーの質の高いポゼッションと互いの持ち味を見せ合ったものの、最終的にゴールレスドローとなった。そのため、今回の一戦ではダービーらしい打ち合う展開での決着を期待したい。
◆レアル・マドリー◆
【4-4-2】
【4-4-2】
▽レアル・マドリー予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ケイロル・ナバスDF:カルバハル、バジェホ、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:ルーカス・バスケス、カゼミロ、モドリッチ、アセンシオ
FW:クリスティアーノ・ロナウド、ベイル
負傷者:DFナチョ
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては筋肉系に問題を抱えるナチョの欠場が確定している。
▽来週ミッドウィークにホームでのCLユベントス戦を控えているが、敵地での初戦を3-0で勝利した圧倒的なアドバンテージがあるため、ジダン監督がどの程度ターンオーバーを行うか、判断しかねるところだ。その中でユベントス戦を累積警告で欠場するセルヒオ・ラモスやユベントスとの1stレグで先発を外れたベイルやアセンシオ、L・バスケスらを起用するはずだ。また、ユベントスとの2ndレグで前述のセルヒオ・ラモスの代役を担うバジェホに試合勘を与えるため、ヴァランに代わって起用する可能性もあるかもしれない。
◆アトレティコ・マドリー◆
【4-4-2】
【4-4-2】
▽アトレティコ・マドリー予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オブラクDF:フアンフラン、サビッチ、ゴディン、リュカ
MF:サウール、ガビ、トーマス、コケ
FW:グリーズマン、ジエゴ・コスタ
負傷者:DFフィリペ・ルイス、ホセ・ヒメネス、ヴルサリコ
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関してはフィリペ・ルイスに加えて、ホセ・ヒメネス、ヴルサリコと最終ラインの2選手が欠場する見込みだ。
▽レアル・マドリー同様に来週ミッドウィークに敵地でのELスポルティング戦を控えるアトレティコだが、1stレグでのアドバンテージに加えて中3日の余裕があるため現状のベストメンバーを起用する可能性が高い。
★注目選手
◆レアル・マドリー:DFセルヒオ・ラモス

Getty Images
▽レアル・マドリーの注目プレーヤーは、今季もビッグマッチでの存在感が光るセルヒオ・ラモスだ。C・ロナウドやイスコ、モドリッチ、クロースなども注目選手に推したいところだが、ジダン監督の選手選考が読めないため、出場確実のカピタンを選んだ。今季ここまでリーグ5位の33失点と1試合平均1失点以上とピリッとしないレアル・マドリーの守備。その守備陣を統率するセルヒオ・ラモスも格下との対戦などでは無謀なプレーや集中力の欠如が散見される。▽その一方で、CLではパリ・サンジェルマンやユベントス相手のビッグマッチで攻守に抜群の存在感を放っており、やはり大舞台では頼りになる存在だ。今回のダービーでは復帰後初対戦となるラ・ロハの同僚FWジエゴ・コスタらタフな相手攻撃陣に対して、熱く冷静な対応が求められるところ。また、相手のストロングポイントの1つにして自チームのウィークポイントであるセットプレーの守備で存在感を示したい。
◆アトレティコ・マドリー:FWジエゴ・コスタ

Getty Images
▽アトレティコの注目プレーヤーは、復帰後初のダービーに挑むジエゴ・コスタだ。コンテ監督との確執をキッカケに昨夏、チェルシーから愛する古巣に3年ぶりの復帰を果たしたスペイン代表FWは、クラブがFIFAからの補強禁止処分(登録禁止処分)が明けた今年1月から戦列に戻ると、ここまで公式戦16試合で6ゴール5アシストとまずまずの数字を残している。さらに、屈強なフィジカルを生かしたボールキープやスマートなオフ・ザ・ボールの動きを生かしたスペースメークなど、これまでのチームに欠けていた前線で起点となるプレーで相棒グリーズマンや中盤の攻撃参加を促している。▽とはいえ、ダービーで求められるのはやはり試合を決めるゴール。相手の屈強なセンターバックと駆け引きしつつ、球際での勝負で優位に立てるサイドバックとのマッチアップも頭に入れながら、相棒グリーズマンと共に相手守備陣を攻略したい。
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おかげで順位も11位という安全圏を維持した彼らだったんですけど、まだ降格圏との差は勝ち点5ですからね。ホーム連戦となる日曜日のセビージャ戦でもこの調子を続けて、早いところ、残留目安の勝ち点40以上に到達してもらいたいところ。 そして土曜日の夜にはベルナベウに行ったんですが、ようやく暴風雨季が去ったのか、いつ以来でしょうかね、傘を持たずに外出できたのは。それだけでも気が楽だったんですが、この日のマドリーは相手にも恵まれました。ミッドウィークフリーだった彼らと違い、レアル・ソシエダは水曜日にコパ準決勝1stレグをアスレティックとプレーしていて、サン・マメスでの激戦を0ー1で制したものの、やはり疲労が溜まっている選手がいたんですね。マテラッツオ監督はその試合から、5人のスタメンをローテーション。 マドリーの方はエムバペが意表を突いて、ベンチスタートとなったんですが、ゴンサロは彼がピッチにいないとゴールを入れますね。開始5分にはもう、先発復帰したトレントのラストパスをカンテラーノ(RMカスティージャ出身の選手)が流し込んで、先制しているんですから、偉いじゃないですか。でもねえ、そのリードは長続きせず、20分にはハイセンがソレルのパスを追ったエレーラをエリア内で倒し、ペナルティを取られてしまったから、さあ大変。 おかげでオジャルサバルのPKで同点になった後、この日は静かだったスタンドからハイセンにブーイングが飛んでいたんですが、大丈夫。というのもその4分後にはもう、ソシエダがペナルティ返しをしてきたから。アランブルがヴィニシウスをエリア内左奥で倒して、その当人がPKを決めると、25分には再びマドリーがリード。すると31分にもカマヴィンガ、カレラスと繋いだボールを右SBから解放されたバルベルデが撃ち込んで、アディショナルタイムのゴンサロのゴール前からのシュートは外れてしまったものの、3ー1でハーフタイムに入ったとなれば、もう大船に乗った気でいていい? そして後半も再び、アランブルがヴィニシウスをエリア内で倒し、48分にはキッカーもリピートで4点目が入ったため、アルベロア監督は膝に問題のあるエムバペを「para que en Lisboa empiece desde el principio/パラ・ケ・エン・リスボア・エンピエセ・デスデ・エル・プリンシピオ(リスボンで先発できるように)」温存。さらに60分にはトレントをカルバハルに、リュディガーをアラバにと負傷から戻って来た選手の足慣らしをさせたり、バルベルデ、カマヴィンガ、チュアメニと中盤の鍵になる選手たちにもお休みを与えることができましたからね。 おまけにこの4ー1勝利のおかげで、リーガ8連勝としたマドリーは、月曜日にバルサがジローナに2ー1のビックリ敗戦をしたため、とうとう勝ち点差2とつけて首位に立つことに。まさに「Hemos hecho una gran semana de entrenamientos y se ha reflejado en el campo/エモス・エッチョー・ウナ・グラン・セマーナ・デ・エントレナミエントー・イ・セ・ア・レフレハードー・エン・エル・カンポ(ウチは素晴らしい練習の1週間を過ごし、それがピッチに反映された)」感じでしたが、さて。今はこれがベンフィカにリベンジするのにも有効なことを祈るばかりでしょうか。 そして日曜日はラージョとアトレティコの兄弟分ダービー。快晴の中、明るい時間にブタルケに行けたのはラッキーだったんですけどね。エスタディオ・バジェカスでなく、2部の弟分レガネスのホームでの開催になったのは、1節前のオビエド戦が芝を貼り替えたばかりのピッチが悪天候のせいで使いものにならず、当日延期となった後、ラ・リーガがギリギリまで待ってくれず。アトレティコ戦もバジェカスでは開催不可とされ、ブタルケを借りることになったからなんですが、これもひどい話で、アボナードー(年間指定席保有者)は土曜日限定で、スタジアムよりメトロ1号線でもっと南に行ったところにある練習場まで、チケットを引き取りに行かないといけなくてねえ。 元々、ダービーはハイリスクな試合とされ、チケットの当日販売もなく、ブカネーロス(ラージョのウルトラ集団)を始めとする大勢のファンはお昼にバジェカス地区でデモをして、試合に行かないことを選択。よってブタルケのスタンドは半分ぐらい空だったんですが、前日はやっぱり芝がボロボロの練習場でセッションができず、ヘタフェの練習場でやったという不遇なイニゴ・ペレス監督のチームはこの逆境を見事に克服したんですよ。 木曜日のメトロポリターノでは、コパ準決勝1stレグでバルサを4ー0とコテンパンにのしたアトレティコが別人だったから、もうどうしていいものか。そう、元凶はこのところ、働くのは平日だけに決めたらしいシメオネ監督がスタメンを9人もローテーションしてきたことだったんですが、でも選手たちも選手たちですよね。いくらアトレティコファンの姿がスタンドにほぼ皆無だったとしても、バルサを前にした日の喰らいついていくプレーがまったく見られず。 それどころか、前半39分にはあれだけジャマルを抑えていたルッジェーリがラティウにかわされ、エリア中央へのラストパスを許すと、フラン・ペレスがラージョの先制点をゲット。さらに45分にもレングレのパスミスでボールを奪われると、ラティウが3人もいたアトレティコ選手の間にボールを通し、イシのシュートはGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれたものの、こぼれ球に誰も詰めず、バレンティンに押し込まれているって、一体、どこまで呆けている? 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