フィオレンティーナがアストーリ死去後4連勝《セリエA》

▽セリエA第27節延期分、ウディネーゼvsフィオレンティーナが3日に行われ、0-2でフィオレンティーナが勝利した。

▽主将アストーリの急逝を受けて延期となっていた一戦。アストーリの死去後、3連勝中の8位フィオレンティーナ(勝ち点44)が、12位ウディネーゼ(勝ち点33)のホームに乗り込んだ試合。

▽[4-3-3]の右ウイングに入ったキエーザを起点に立ち上がりから攻勢に出たフィオレンティーナは、7分にキエーザがボックス右から左足でシュート。際どかったが、わずかに枠の左上に外れた。続く10分にもキエーザのシュートでゴールに迫ったフィオレンティーナが主導権を握る中、アストーリが背負っていた背番号13にちなんで13分が過ぎた際にはスタジアムに駆け付けたファンから1分ほど拍手が送られた。
▽その後、19分にペリカにGKスポルティエッロを強襲されたフィオレンティーナだったが、28分にPKを獲得する。ファルシネッリのヒールパスをボックス右で受けたキエーザがペッゼッラに倒された。これをヴェレトゥが決め、フィオレンティーナが先制する。

▽フィオレンティーナが1点をリードして迎えた後半、2枚替えを敢行してきたウディネーゼに開始2分、ヤンクトのコントロールされたミドルシュートでゴールを脅かされたが、GKスポルティエッロがファインセーブで阻止。▽ピンチを凌いだフィオレンティーナは62分にダボがヘディングシュートで追加点に迫ると71分、4分前に投入されていたシメオネが追加点を奪う。キエーザのクサビのパスを受けたシメオネがDFに対応されながらも前を向いてボックス中央へ侵入。シュートをゴール左に流し込んだ。

▽82分には相手DFのミスパスをカットしたベナッシがGKとの一対一を決めきれなかったフィオレンティーナだったが、2-0のまま勝利。アストーリ死去後4連勝としている。