ライプツィヒがホームでゼニトに先勝! ラツィオはホームで痛恨ドロー《EL》

2018.03.09 07:20 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16の1stレグが8日に各地で行われた。

▽それぞれラウンド32でナポリとセルティックという難敵を退けたRBライプツィヒゼニトが対峙した一戦はホームのライプツィヒが2-1で先勝した。試合は立ち上がりから強豪対決らしい一進一退の攻防が続く。しかし、互いに最後の場面で精度を欠き、ゴールをこじ開けられない。35分にはホームのライプツィヒに絶好の先制機。ボックス手前やや左で得たFKの場面でキッカーのフォルスベリが右足で直接狙うと、このシュートが左ポストを叩いた。

▽迎えた後半、フォルスベリ、ウパメカーノと立ち上がりに続けて相手ゴールに迫ったライプツィヒが56分に先制点を奪う。ヴェルナーからの短いスルーパスに抜け出したボックス左のブルマが巧みなボールコントロールでシュートコースを作り、右足のコントロールシュートをゴール右上隅に突き刺した。
▽一方、追いつきたいゼニトは56分、ザボロトニーを下げてより個で打開できるドリウッシを投入。ここから攻勢を強めていくが、セットプレーの流れから波状攻撃を仕掛けるもココリンらのシュートがことごとくシュートブロックに阻まれる。すると、77分には中央をドリブルで持ち上がったナビ・ケイタのスルーパスに抜け出したヴェルナーに冷静なチップキックで2点目を許した。

▽それでも、諦めないゼニトは86分、ボックス手前の好位置でFKを獲得すると、これをキッカーのクリーシトが見事な左足のシュートでゴール左上隅を射抜き貴重なアウェイゴールを奪った。結局、試合はライプツィヒの2-1でタイムアップを迎えたものの、ゼニトがホームでの2ndレグに望みを繋いだ。
▽また、今大会屈指の攻撃力を誇るラツィオがディナモ・キエフをホームで迎え撃った一戦は2-2のドローに終わった。試合はラツィオが主導権を握っていく展開もディナモ・キエフの粘り強い守備を崩し切れず、ゴールレスのまま後半へと突入する。

▽すると52分、ラツィオの緩い守備の隙を突いたディナモ・キエフがツィハンコフの技ありのヒールシュートで値千金のアウェイゴールを挙げる。しかし、慌てないラツィオは54分にインモービレ、62分にフェリペ・アンデルソンが続けてゴールネットを揺らし、あっさりと逆転に成功した。

▽しかし、逆転されてからも闘志を失わないアウェイチームは79分、ペナルティアーク付近でパスを受けたジュニオール・モラエスの見事な反転からのミドルシュートで同点に追いつく。その後、一気に攻勢を強めるラツィオが勝ち越しを目指すも、試合終了間際にインモービレが放った決定的なシュートが右ポストに阻まれ、試合は2-2のままタイムアップを迎えた。

▽その他の試合ではCL敗退組のスポルティング・リスボンがチェコの伏兵ビクトリア・プルゼニをホームに迎え、モンテーロの2ゴールの活躍で2-0の快勝。また、CSKAモスクワvsリヨンは、アウェイのリヨンがデパイの左CKからマルセロが決めたゴールを最後まで守り切って敵地で1-0の勝利を収めている。

▽なお、ベスト8進出を懸けた運命の2ndレグは15日に行われる。8日に行われたヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16の1stレグ結果は以下のとおり。

◆ELラウンド16・1stレグ結果
▽3/8(木)
ミラン 0-2 アーセナル
ドルトムント 1-2 ザルツブルク
CSKAモスクワ 0-1 リヨン
アトレティコ・マドリー 3-0 ロコモティフ・モスクワ

マルセイユ 3-1 ビルバオ
ライプツィヒ 2-1 ゼニト
ラツィオ 2-2 ディナモ・キエフ
スポルティング・リスボン 2-0 ビクトリア・プルゼニ

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