エース金崎が決勝点! 鹿島がホーム開幕戦で今季初白星、G大阪は開幕2連敗《J1》

2018.03.03 17:55 Sat
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▽3日に県立カシマサッカースタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第2節の鹿島アントラーズvsガンバ大阪は、ホームの鹿島が1-0で勝利した。

▽先の清水エスパルス戦で勝ち点1にとどまったホーム開幕戦の鹿島は、内田が欠場となり、小笠原が昨年8月以来のリーグ戦先発。一方、名古屋グランパスに打ち負けたG大阪は、オ・ジェソクに代わって米倉を右サイドバックに置き、浦和レッズから新加入の矢島をスターティングメンバーに抜擢した。
▽立ち上がり、ポゼッションサッカーを志向するG大阪がボールの主導権を握り、鹿島を攻め立てる展開となる。だが、我慢の時間を過ごした鹿島は、15分に金崎の個人技からゴールに迫るなど、徐々に応戦。互いに攻め合う一進一退の攻防戦が繰り広げられていく。

▽その中で、G大阪は24分、遠藤康が負傷交代のアクシデントに見舞われた鹿島を尻目に先制のチャンス。矢島の絶妙なスルーパスから倉田が鹿島の最終ラインを抜けてシュートに持ち込むが、素早く間合いを詰めたGKクォン・スンテの正面を突き、先制機を不意にした。

▽すると、反撃に出た鹿島も34分、ボックス右のペドロ・ジュニオールからのグラウンダーのパスにファーサイドでフリーの金崎が合わせるが、オフサイドの判定でノーゴール。その後も、土居やペドロ・ジュニオールがシュートを浴びせるが、GK東口の牙城を打ち破れない。
▽ゴールレスで迎えた後半の頭から矢島に代えて中村敬斗を投入したG大阪だが、その立ち上がりから鹿島の攻勢に悪戦苦闘。なかなか攻撃の形を見いだせずにいると、レヴィー・クルピ監督は2枚目の交代枠でファン・ウィジョを諦めて福田をピッチに送り込んだ。

▽そうした中、60分には、不揃いなバックラインの背後で金崎の浮き球パスを受けた土居がゴール前でフリーのペドロ・ジュニオールにボールを供給。ペドロ・ジュニオールが左足でシュートを放つが、GK東口のファインセーブに阻まれ、チャンスを生かし切れない。

▽苦しい戦いが続くG大阪は、66分に遠藤の縦パスから中村敬斗が長沢とのワンツーで鹿島の最終ラインを突破。GKクォン・スンテとの一対一を迎え、左下のコースを狙い澄ましてシュートを放つが、惜しくも左ポストに嫌われ、こちらもチャンスをモノにできない。

▽鈴木をピッチに入れて攻勢を強めた鹿島が遂に均衡を破る。G大阪が井出の投入を試みようとした78分、鈴木がドリブルでボックス右深くをえぐり、低い弾道のクロスをゴール前に供給。ニアサイドに侵攻した金崎がこれを押し込み、鹿島が先取点を手にした。

▽結局、最後の交代枠で永木をピッチに送り込んだ鹿島がG大阪の攻勢を耐え凌ぎ、ホーム開幕戦で1-0の完封勝利。敗れたG大阪は開幕2連敗スタートとなっている。
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