ムリエル&アンヘルが共に2戦連発! 柴崎先発のヘタフェが土壇場弾で追いつきセビージャ相手に価値あるドロー《リーガエスパニョーラ》
2018.01.29 04:29 Mon
▽リーガエスパニョーラ第21節、セビージャvsヘタフェが28日にサンチェス・ピスファンで行われ、1-1のドローに終わった。なお、ヘタフェのMF柴崎岳は先発出場し60分までプレーした。
▽前節、アスレティック・ビルバオと引き分けた9位のヘタフェは今節、サンチェス・ピスファンで6位のセビージャと激突。前節、モンテッラ新体制でのリーガ初勝利に加え、コパ・デル・レイでもアトレティコ・マドリーを破って勢いに乗るホームチームに対して、日程面のアドバンテージを生かしたいヘタフェは、去就問題でベンチを外れていた守護神グアイタが4試合ぶりに復帰したほか、柴崎は引き続きトップ下で先発した。
▽立ち上がりからボールを保持するセビージャ、堅守速攻で応戦するヘタフェという構図の下で拮抗した展開が続く。互いにカウンターに可能性をうかがわせる中、24分には柴崎を起点としたロングカウンターからボックス左で足元にクロスを受けたアマスが反転シュートもこれはDFにわずかに触られて枠の左に外れる。
▽一方、イェデルが何度かよい抜け出しを見せるものの、全体の押し上げが間に合わず、やや単発な攻撃に終わる場面が目立つセビージャ。30分にはカウンターから右サイド深くに侵攻したヘスス・ナバスのクロスをファーでフリーのサラビアが頭で合わすが、これは相手DFのブロックに阻まれた。
▽互いに攻め切れないゴールレスのまま試合は後半へと突入。前半同様に拮抗した展開が続く中、連戦のセビージャは56分にイェデルを下げてムリエルを投入。そのムリエルは投入直後にボックス左から正確なクロスでチャンスを演出も、ここはサラビアがヘディングシュートを枠に飛ばせない。
▽その後、フランコ・バスケスを下げてノリートを投入し前がかりになるホームチームは72分に均衡を破る。中央でボールを受けたノリートがボックス右のサラビアに展開し、そこから精度の高いグラウンダーの折り返しがゴール前へ。これに反応したムリエルが泥臭く右足で流し込み、2試合連続ゴールを達成した。
▽その後、互いに戦況に合わせた選手交代を行った中、85分にはセビージャに試合を決めるチャンス。左サイドからドリブルでボックス内に切り込んだバネガがニアを狙った右足のシュートを放つが、これは惜しくも左ポストを叩く。
▽すると、試合終盤に劇的な展開が待っていた。4分が与えられた後半アディショナルタイムにヘタフェは長身センターバックのカラを最前線に上げてパワープレーを敢行。そして、93分にはアントゥネスの入れたロングボールに対してカラとGKセルヒオ・リコが交錯すると、こぼれ球がアンヘルの足元へ。これをアンヘルがすかさず蹴り込み、対戦相手のムリエルと同様にこちらも2試合連続ゴールを達成。なお、カラとGKセルヒオ・リコの接触はキーパーチャージを取られてもおかしくない微妙なものだったが、主審はカラの競り合いを正当なものだったと判断しセビージャ側の抗議を受け付けず。
▽結局、試合はこのまま1-1のドローに終わり、難所サンチェス・ピスファンから土壇場で勝ち点1を持ち帰ったヘタフェは3戦負けなしとなった。
▽前節、アスレティック・ビルバオと引き分けた9位のヘタフェは今節、サンチェス・ピスファンで6位のセビージャと激突。前節、モンテッラ新体制でのリーガ初勝利に加え、コパ・デル・レイでもアトレティコ・マドリーを破って勢いに乗るホームチームに対して、日程面のアドバンテージを生かしたいヘタフェは、去就問題でベンチを外れていた守護神グアイタが4試合ぶりに復帰したほか、柴崎は引き続きトップ下で先発した。
▽立ち上がりからボールを保持するセビージャ、堅守速攻で応戦するヘタフェという構図の下で拮抗した展開が続く。互いにカウンターに可能性をうかがわせる中、24分には柴崎を起点としたロングカウンターからボックス左で足元にクロスを受けたアマスが反転シュートもこれはDFにわずかに触られて枠の左に外れる。
▽互いに攻め切れないゴールレスのまま試合は後半へと突入。前半同様に拮抗した展開が続く中、連戦のセビージャは56分にイェデルを下げてムリエルを投入。そのムリエルは投入直後にボックス左から正確なクロスでチャンスを演出も、ここはサラビアがヘディングシュートを枠に飛ばせない。
▽一方、後半に入って守勢が続くヘタフェは60分、カウンターの起点となっていた柴崎を下げてより個で打開できるファイルを投入した。
▽その後、フランコ・バスケスを下げてノリートを投入し前がかりになるホームチームは72分に均衡を破る。中央でボールを受けたノリートがボックス右のサラビアに展開し、そこから精度の高いグラウンダーの折り返しがゴール前へ。これに反応したムリエルが泥臭く右足で流し込み、2試合連続ゴールを達成した。
▽その後、互いに戦況に合わせた選手交代を行った中、85分にはセビージャに試合を決めるチャンス。左サイドからドリブルでボックス内に切り込んだバネガがニアを狙った右足のシュートを放つが、これは惜しくも左ポストを叩く。
▽すると、試合終盤に劇的な展開が待っていた。4分が与えられた後半アディショナルタイムにヘタフェは長身センターバックのカラを最前線に上げてパワープレーを敢行。そして、93分にはアントゥネスの入れたロングボールに対してカラとGKセルヒオ・リコが交錯すると、こぼれ球がアンヘルの足元へ。これをアンヘルがすかさず蹴り込み、対戦相手のムリエルと同様にこちらも2試合連続ゴールを達成。なお、カラとGKセルヒオ・リコの接触はキーパーチャージを取られてもおかしくない微妙なものだったが、主審はカラの競り合いを正当なものだったと判断しセビージャ側の抗議を受け付けず。
▽結局、試合はこのまま1-1のドローに終わり、難所サンチェス・ピスファンから土壇場で勝ち点1を持ち帰ったヘタフェは3戦負けなしとなった。
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