バルセロナが今季公式戦30戦目で初黒星…メッシPK失敗に終盤被弾でダービーで敗戦…《コパ・デル・レイ》

2018.01.18 07:11 Thu
Getty Images
バルセロナは17日、コルネジャ・エル・プラットで行われたコパ・デル・レイ準々決勝1stレグでエスパニョールとの“バルセロナ・ダービー”を戦い、0-1で敗戦した。
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▽5回戦でそれぞれセルタとレバンテのプリメーラ勢を破ったバルセロナとエスパニョールによる、“バルセロナ・ダービー”。現在、公式戦29戦無敗を継続するリーガ首位のバルセロナは、先週末に行われた
レアル・ソシエダとのリーグ戦で鬼門アノエタを8年ぶりに攻略し勢いに乗る。▽そのソシエダ戦からは先発5人を変更。負傷のイニエスタやデンベレがベンチを外れ、先発にはメッシやピケ、ブスケッツら絶対的主力と共にデニス・スアレスやアレーニャなど一部若手が起用された。
▽立ち上がりからリスクを冒してビルドアップをけん制するエスパニョールに対して、要所でプレスを剥がしながら決定機を作り出すバルセロナ。23分には右サイドからドリブルで切り込んだメッシがボックス付近で左足を振り抜くが、これはGK正面を突く。

▽その後も試合の主導権を握るバルセロナだが、右ウイングに入るアレイシ・ビダルがブレーキになる場面が目立ち、なかなか崩しきれない。それでも、30分にパウリーニョ、44分にデニス・スアレスとボックス付近で決定機を演出するが、いずれのシュートも枠を捉え切れず、前半をゴールレスで終えた。
▽迎えた後半、中盤のダルデルを下げてFWレオ・バチストンを投入して攻撃に出るエスパニョール。対するバルセロナは筋肉系の問題か、自ら交代を要求したパウリーニョに代えてラキティッチを54分に投入。続く59分にはアレーニャを下げてルイス・スアレスをピッチに送り出す。

▽すると、60分過ぎに試合が動く。ボックス内に抜け出したセルジ・ロベルトがグラネロからアフター気味にぶつかられてピッチに倒れ込む。後半立ち上がりにアーロンのあわや2枚目の警告で退場という場面を流していた主審は微妙な判定ながらバルセロナにPKを与える。しかし、キッカーのメッシが右隅を狙ったシュートはGKディエゴ・ロペスが見事な反応ではじき出し、失点を許さない。

▽メッシのPK失敗に加え、途中投入のルイス・スアレスがいまひとつ試合に入れ切れず、流れが悪いバルセロナは77分にデニス・スアレスを下げて、今冬のインテル行きも噂されるラフィーニャを3枚目の交代カードで投入。だが、83分には不用意に与えた自陣ボックス付近のFKからマルコス・ナバーロに枠を捉えた際どいシュートを許すなど、あわやというピンチも招く。

▽すると、このままゴールレスで終了と思われた試合終盤に試合が動く。88分、エスパニョールが右サイドで細かく繋ぎビクトル・サンチェスがスペースに飛び出すマルコス・ナバーロに絶妙な縦パスを通す。そして、ナバーロからのマイナスの折り返しをボックス中央に走り込んだメレンドが左隅に流し込んだ。

▽土壇場の失点によって敗色濃厚となったバルセロナはラストプレーでFKを獲得。ボックス手前右角でメッシがファーポストを直接狙うが、これはわずかに枠の左に外れた。そして、メッシのPK失敗が響きダービーに敗れたバルセロナは今季公式戦30試合目にして初黒星を喫した。

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