途中出場のエンジエ&パイエ弾でマルセイユが3連勝!《リーグ・アン》

2018.01.17 05:10 Wed
Getty Images
マルセイユは16日、リーグ・アン第21節でストラスブールと対戦し、2-0で勝利した。日本代表DF酒井宏樹はフル出場した。

▽中2日での過密日程となるマルセイユは、3-0と完勝した前節のレンヌ戦から先発を2人変更。パイエとロランドに代えてアンギッサとアブデヌールを先発で起用。酒井宏は前節同様に左サイドバックで先発出場した。

▽試合は地力に勝るマルセイユが立ち上がりからボールを支配する。しかし、ストラスブール守備陣の集中した守りで枠内にシュートを飛ばすことができない。前半最大のチャンスはアディショナルタイム1分、左サイドを突破したトヴァンがボックス左深くまで切り込み、クロスを供給。これをゴール前のオカンポスが頭で合わせたが、シュートは枠の上に外れた。
▽結局、ゴールレスで折り返した試合は、後半に入っても一進一退の攻防が続く。そこでマルセイユは56分、オカンポスを下げてパイエを投入。しかし67分、サンソンがプレー中に右ヒザを痛めるアクシデントが発生。プレー続行不可能となったサンソンはメディカルスタッフに肩を借り、そのままピッチを後にした。

▽嫌な雰囲気流れる中、マルセイユは直後の69分に決定機を迎える。B・サールのパスをボックス右で受けたトヴァンが縦に切り込みクロス。これをジェルマンが右足で流し込むも、GKウキジャのファインセーブに阻まれた。さらに71分には、ボックス右から仕掛けたパイエがダ・コスタに倒されてPKを獲得。しかし、ジェルマンのPKはGKウキジャの完璧なPKストップに阻まれた。
▽絶好の先制機を逃がしたマルセイユだが79分、遂にスコアを動かす。アンギッサのパスで右サイドを抜け出したトヴァンがボックス右深くまで持ち上がりクロスを供給すると、ゴール前で受けたジェルマンがシュート。これは相手DFのブロックに阻まれるも、セカンドボールを途中出場のエンジエが押し込んだ。

▽待望の先制点で勢いづいたマルセイユは、87分にもエンジエのパスで相手DFの裏に抜け出したパイエが飛び出したGKをかわし、無人のゴールにボールを流し込んだ。結局、試合はそのまま2-0で終了。リーグ戦3連勝を飾ったマルセイユは、暫定ながら2位に浮上した。

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