ミランの呪われた10番…本田以下のチャルハノールに母国トルコ移籍の噂
2017.12.27 09:24 Wed
▽ミランのトルコ代表MFハカン・チャルハノール(23)が、母国に戻る可能性が浮上した。『フットボール・イタリア』が報じている。
▽SVヴァルトホーフ・マンハイムのユースチームからカールスルーエでプロキャリアを歩み始めたチャルハノール。その後はハンブルガーSVを挟んでレバークーゼンに加入すると才能が開花し、世界トップクラスともいわれるプレースキッカーにまで成長した。
▽この活躍が認められ、今シーズンから4年契約でミランに加入。前シーズンまで日本代表MF本田圭佑が着用していた背番号10を付けるが、公式戦20試合2ゴールと本来の輝きを放てず。先日、イタリアメディアは「過去にあれほど批判されたケイスケ・ホンダより優れていることをこれまで証明できていない」と、厳しい評価を下している。
▽そんなチャルハノールに対して、トルコのフェネルバフチェとガラタサライが獲得に興味を持っているようで、1月の移籍市場での獲得に動いているという。移籍金は明かされていないものの、ミランは獲得に費やした2200万ユーロ(約29億5200万円)程度を求めることが予想される。これまでトルコで一度もプレーしたことがないチャルハノールだが、来冬の移籍市場で母国へ復帰することとなるのだろうか。
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