酒井宏樹先発出場のマルセイユ、サンソンの劇的同点弾でボルドーとドロー《リーグ・アン》

2017.11.20 06:53 Mon
Getty Images
▽リーグ・アン第13節、ボルドーvsマルセイユが19日に行われ、1-1で引き分けた。マルセイユの酒井宏樹は80分までプレーしている。

▽現在4位につけるマルセイユ(勝ち点24)と、9位のボルドー(勝ち点16)の一戦。ボルドーの適地に乗り込んだマルセイユは、酒井宏樹が右サイドバックで先発した他、トヴァンやオカンポスらも先発に名を連ねた。

▽試合は意外な形から早々に動く。3分、距離感の目測を誤ったのか、自陣中央でアンギッサの横パスをドゥ・プルヴィルに奪われてしまう。慌ててDFもドゥ・プルヴィルに詰めるが、そのままゴール右に流し込まれ、マルセイユは試合に入る間もないまま1点のビハインドを負うことになってしまった。
▽対するマルセイユは40分、サンソンが相手からボールを奪うと、ドリブルで持ち上がりゴール前にアーリークロス。ミトログルが頭で合わせるが枠を捉えられなかった。

▽迎えた後半、1点を追うマルセイユは50分に、左サイドのクロスをゴール前ファーサイドでトヴァンが合わせるが枠を外れてしまう。さらに54分には左サイド深くをえぐったサンソンのクロスにミトログルが頭で合わせチャンスを立て続けに演出。
▽そんな中、マルセイユは80分に酒井を下げてB・サールを投入。より攻撃的な選手を入れて攻撃の姿勢を見せる。だが、直後に途中交代のA・メンディにボックス左を突破されると、マウコムと繋いで最後はサンカレに左ポストを掠めるシュートを放たれヒヤリとする場面に。

▽このまま終わるかに思われた後半アディショナルタイムの94分、劇的な展開が待っていた。最終ラインからゴール前に大きく入れられたロングボール。見方が頭で繫ぐと、最後は目の前にこぼれてきたサンソンが左足で豪快に決めて土壇場で同点に戻した。

▽ゴールと同時に試合終了。ラストプレーでマルセイユが同点に追いつくという劇的な幕切れとなった。

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