豪州、ホンジュラスと敵地でゴールレスドロー…運命の2ndレグは15日《ロシアW杯大陸間プレーオフ》

2017.11.11 09:02 Sat
Getty Images
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)大陸間プレーオフ1stレグ、ホンジュラス代表vsオーストラリア代表がホンジュラスのホームで11日に行われ、0-0で引き分けに終わった。

▽緊迫のアウェイ戦に向けて、オーストラリアは[3-4-2-1]のような形を採用。GKにライアン、3バックにライト、セインズベリー、ジャーマンを並べ、中盤にベヒッチ、ルオンゴ、ジェディナク、リズドン、2列目にはムーイとアーバインが入り、最前線をユリッチが務めた。

▽この試合でもボールを繋いで攻撃の構築を試みるオーストラリアに対し、ホンジュラスはショートカウンターで縦に素早い攻めを敢行。ややホンジュラス寄りのペースとなるものの、オーストラリアは身体を張った守備でチャンスを作らせない。序盤から、お互いに決定的場面の少ない展開が続いていく。
▽29分には、ボックス内やや左でベヒッチの折り返しに反応したアーバインがダイレクトシュートを放ったが、これは枠を外れた。スピーディーな展開に、攻撃の厚みを持たせられないオーストラリアは、素早く最前線のユリッチに当てて打開を試みるも、なかなか収まらない。

▽さらに34分、中盤での競り合いのこぼれ球を拾ったユリッチが、巧みなボールコントロールでディフェンダーをかわしてGKとの一対一まで持ち込んだものの、これもわずかに枠を捉えられない。得点には至らないが、オーストラリアは徐々にチャンスを増やしていく。
▽ゴールレスで試合を折り返すと、オーストラリアが攻勢を強める。すると、ボックス右深い位置まで切れ込んだ味方がGKを引きつけて中央に折り返す。しかし、走り込んだユリッチがわずかに届かず決めきることができない。

▽対するホンジュラスは終盤にチャンスを迎える。82分、中盤でボールを持ったクロラスが相手最終ラインへ浮き球のスルーパス。抜け出したコストリーがボックス左へ侵攻してシュートを放つが、ここはGKライアンにパンチングで逃げられる。

▽その後、互いに敵陣へと攻め入るもゴールを脅かすことができずそのまま試合終了。ゴールレスドローで第1戦を終えた。両者は15日にオーストラリアのホームで2ndレグを戦う。

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