ファルカオ弾で先制のコロンビア、痛恨2失点でパラグアイの意地に屈する《ロシアW杯南米予選》
2017.10.06 11:03 Fri
▽5日にロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選第17節のコロンビアvsパラグアイが行われ、2-1でパラグアイが勝利した。
▽残り2試合となった南米予選。7勝5分け4敗で勝ち点28を積み重ねているコロンビアが、6勝3分け7敗の勝ち点20となっているパラグアイをホームに迎えた。両チームともにW杯出場の可能性を残しており負けられない一戦は、お互いに[4-4-2]のフォーメーションを選択して試合に入った。
▽立ち上がりからお互いにアタッキングサードまでボールを運びながらも、球際に厳しい守備を見せて決定機を作らせず。それでも15分を過ぎるころからは、コロンビアがポゼッションを握ってパラグアイ陣内に攻め込んでいく場面が増える。しかし最初の決定機はパラグアイが作り出した。自陣でボールを奪ってカウンターに持ち込んパラグアイは、左サイドのサムディオがマイナスのクロスを入れると、中央でフリーとなっていたデルリス・ゴンサレスが右足のアウトサイドにかけてシュート。しかしボールは右のポストを直撃し、得点とはならなかった。
▽一方のコロンビアは、ボールを持つ時間こそ長いものの、攻撃の起点となるハメス・ロドリゲスや前線のファルカオに良い形でボールが入らず。それでも31分に右サイドからコロンビアが崩しにかかり、クアドラードのクロスをファルカオがフリック。最後は後方のカルドソが右足で狙ったがGKA・シルバに阻まれる。この流れで獲得した左CKから左サイドで、巧みなステップからマークを外したハメス・ロドリゲスがカルドソへ繋ぐ。カルドソは、すぐさまゴール前に鋭いグラウンダーのクロスを入れると、D・サンチェスがヒールで流し込みにかかるが、上手くボールを押し込めず。コロンビアは立て続けの決定機を決めきれない。
▽迎えた38分にはコロンビアにアクシデント。V・カセレスがどこかを負傷したようで、交代を要求。R・ピリスとの交代を余儀なくされた。ハーフタイムにかけてはさらにコロンビアが相手陣内でプレーを続けていくが、前半に得点は生まれず後半へと突入した。
▽一方のコロンビアもカウンターからチャンスをうかがうと、66分には左サイドを突破したサムディオのクロスボールに、味方選手がニアサイドで合わせるが決めきれず。お互いにゴールを割れないまま試合は終盤へと突入する。
▽迎えた79分、ややパラグアイが押し気味に試合を進めていた時間帯で、コロンビアはハーフウェイライン付近からのロングボールにファルカオが抜け出す。GKA・シルバの飛び出しが一瞬遅れ、先にボールに触ったファルカオはループシュートを狙うと、これがネットを揺らしてついにコロンビアが試合の均衡を破った。
▽後がなくなったパラグアイは89分、ハーフウェイライン付近の自陣でFKを獲得。GKA・ゴメスがこのキッカーを務めて相手陣内にボールを蹴り込むと、このボールはGKオスピナがパンチングでクリア。しかしクリアが短くなると、サナブリアが拾ってシュートを放つ。これがゴールマウスには飛ばなかったものの、カルドーソの下にこぼれる。カルドーソは反転からシュートを狙うと、これが決まって試合は土壇場で同点となった。
▽追いつかれたコロンビアは、一気に前線の圧力を強めていく。しかし迎えた後半アディショナルタイム2分、カウンターでボールを運んだパラグアイは、右サイドからデルリス・ゴンサレスがクロスを配給。これをGKオスピナが弾いたところにカルド―ソが詰めてネットを揺らす。パラグアイが逆転に成功すると、直後に試合終了のホイッスルが吹かれ、逆転で勝ち点3を重ねたパラグアイがW杯出場に望みをつないだ。一方の敗れたコロンビアは、W杯出場が最終節へと持ち越し。その最終節ではコロンビアがペルーと対戦し、パラグアイはベネズエラと激突する。
◆南米予選順位表
(勝ち点/得失点)
1.ブラジル (38/27)
2.ウルグアイ (28/10)
3.チリ (26/2)※総得点26
4.コロンビア (26/2)※総得点20
―――――――――――――――
5.ペルー (25/1)※総得点26 PO圏
―――――――――――――――
6.アルゼンチン (25/1)※総得点16
7.パラグアイ (24/-5)
8.エクアドル(20/-1)
9.ボリビア(14/-20)
10.ベネズエラ(9/-17)
▽残り2試合となった南米予選。7勝5分け4敗で勝ち点28を積み重ねているコロンビアが、6勝3分け7敗の勝ち点20となっているパラグアイをホームに迎えた。両チームともにW杯出場の可能性を残しており負けられない一戦は、お互いに[4-4-2]のフォーメーションを選択して試合に入った。
▽立ち上がりからお互いにアタッキングサードまでボールを運びながらも、球際に厳しい守備を見せて決定機を作らせず。それでも15分を過ぎるころからは、コロンビアがポゼッションを握ってパラグアイ陣内に攻め込んでいく場面が増える。しかし最初の決定機はパラグアイが作り出した。自陣でボールを奪ってカウンターに持ち込んパラグアイは、左サイドのサムディオがマイナスのクロスを入れると、中央でフリーとなっていたデルリス・ゴンサレスが右足のアウトサイドにかけてシュート。しかしボールは右のポストを直撃し、得点とはならなかった。
▽迎えた38分にはコロンビアにアクシデント。V・カセレスがどこかを負傷したようで、交代を要求。R・ピリスとの交代を余儀なくされた。ハーフタイムにかけてはさらにコロンビアが相手陣内でプレーを続けていくが、前半に得点は生まれず後半へと突入した。
▽すると後半もコロンビアが主導権を握り、48分には右CKからファーサイドでフリーとなったファルカオが頭で合わせる。ボールはゴールマウスに飛ぶも、GKA・シルバが片手でボールをはじき出して得点とはならない。61分には自陣からのロングボールにファルカオが抜け出し、ボックス右でキープ。そこからマイナスのボールをグラウンダーで入れるとアギラールがダイレクトで合わせたが、再びGKA・シルバの好セーブに阻まれてしまった。
▽一方のコロンビアもカウンターからチャンスをうかがうと、66分には左サイドを突破したサムディオのクロスボールに、味方選手がニアサイドで合わせるが決めきれず。お互いにゴールを割れないまま試合は終盤へと突入する。
▽迎えた79分、ややパラグアイが押し気味に試合を進めていた時間帯で、コロンビアはハーフウェイライン付近からのロングボールにファルカオが抜け出す。GKA・シルバの飛び出しが一瞬遅れ、先にボールに触ったファルカオはループシュートを狙うと、これがネットを揺らしてついにコロンビアが試合の均衡を破った。
▽後がなくなったパラグアイは89分、ハーフウェイライン付近の自陣でFKを獲得。GKA・ゴメスがこのキッカーを務めて相手陣内にボールを蹴り込むと、このボールはGKオスピナがパンチングでクリア。しかしクリアが短くなると、サナブリアが拾ってシュートを放つ。これがゴールマウスには飛ばなかったものの、カルドーソの下にこぼれる。カルドーソは反転からシュートを狙うと、これが決まって試合は土壇場で同点となった。
▽追いつかれたコロンビアは、一気に前線の圧力を強めていく。しかし迎えた後半アディショナルタイム2分、カウンターでボールを運んだパラグアイは、右サイドからデルリス・ゴンサレスがクロスを配給。これをGKオスピナが弾いたところにカルド―ソが詰めてネットを揺らす。パラグアイが逆転に成功すると、直後に試合終了のホイッスルが吹かれ、逆転で勝ち点3を重ねたパラグアイがW杯出場に望みをつないだ。一方の敗れたコロンビアは、W杯出場が最終節へと持ち越し。その最終節ではコロンビアがペルーと対戦し、パラグアイはベネズエラと激突する。
◆南米予選順位表
(勝ち点/得失点)
1.ブラジル (38/27)
2.ウルグアイ (28/10)
3.チリ (26/2)※総得点26
4.コロンビア (26/2)※総得点20
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5.ペルー (25/1)※総得点26 PO圏
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6.アルゼンチン (25/1)※総得点16
7.パラグアイ (24/-5)
8.エクアドル(20/-1)
9.ボリビア(14/-20)
10.ベネズエラ(9/-17)
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